創基150周年記念
創基150周年を迎えて

福岡教育大学のルーツは、明治6年に開設された教員養成機関である「学科取調所」に遡ります。この学科取調所に始まり、時代の変遷とともに進化を続けながら、令和5年に創基150周年を迎えます。
このような歴史と伝統をもつ本学は、我が国の教育界を支える多くの優秀な人材を輩出してきました。そして、これからも九州・沖縄地方における教員養成の拠点大学として、生涯にわたり学び続ける有為な教育者を養成することを基本理念とし、これまで本学の発展を支えてこられた多くの方の思いをつないでいきます。
学長メッセージ

福岡教育大学の起源は、明治6年(1873年)、福岡大名町の旧・修猷館内に設置された学科取調所に由来します。爾来長い年月を経て、今年(2023年)で150年になることから、このたび、本学広報誌の特別号を発行するとともにホームページにも掲載して、教員養成に関する本学の足跡を辿りながら、創基150周年をお祝いしたいと思います。
学科取調所は、教員伝習所等を経て、明治9年(1876年)に福岡師範学校と改称され、その後も、福岡県尋常師範学校や福岡県師範学校と改称されました。また、明治22年(1889年)には大名町から荒戸町に移転しました。さらに、明治36年(1903年)に女子部が独立して福岡県女子師範学校が開校、そして明治41年(1908年)福岡県小倉師範学校の創設に伴い、福岡県福岡師範学校と改称され、昭和18年(1943年)には福岡県女子師範学校と統合し福岡第一師範学校となりました。福岡県小倉師範学校が同年に改称した福岡第二師範学校、そして県南部にあった福岡青年師範学校とともに、この3校が包括され、昭和24年(1949年)の新制・福岡学芸大学の発足となったのでした。
福岡教育大学への改称や本校及び各分校の赤間統合移転を含め、新制大学発足後の70余年については、令和元年(2019年)の創立70周年記念行事や平成28年(2016年)の統合移転50周年記念行事等で詳しく取り上げられておりますので、ここでは、明治6年(1873年)から昭和24年(1949年)までの足跡を中心にご紹介させていただいた次第です。
各師範学校や福岡学芸大学(本部、本校、第二師範男子部に小倉分校、女子部に田川分校、第一師範男子部に福岡分校、女子部に久留米分校、青年師範に分教場を設置)、そして福岡教育大学の卒業生や教職員の皆様の母校への思いを感じながら学長職を務めております。
各時代を通じて本学が一貫して取り組んできたのが教員養成であり、現在でも、福岡県を中心に九州・沖縄地方における教員養成の拠点大学として、生涯にわたり学び続ける有為な教育者を養成するという基本理念を掲げて実績を上げており、令和4年3月の卒業生のデータでは正規教員就職者数で全国第1位、教員就職率でもトップクラスを維持しています。
これからも、学部教育はもちろん、教職大学院の充実等を含めて、教員養成の高度化に取り組んで参りますので、どうぞこれまでと変わらぬご支援ご協力をお願い致します。
JOYAMA通信創基150周年記念特別号
創基150周年記念特別企画
福岡教育大学150年の歴史

福岡教育大学基金
福岡教育大学では、教育研究の更なる発展や充実を図ることを目的として、「福岡教育大学基金」を設けております。
福岡教育大学は、明治6年に「学科取調所」として設置され、令和5年に創基150周年を迎えます。創基150周年を節目とし、教育研究の更なる発展や充実を図って参りたいと考えておりますので、更なる基金へのご協力をお願い申し上げます。
<寄附に関するお問い合わせ>
福岡教育大学財務企画課
TEL:0940-35-1218
特に「修学支援事業基金」では、経済的理由により修学に困難がある学生が、希望する教育を受けられるように、皆様からいただいたご寄附を、学生のために特化して活用します。
寄附をされる際に、「修学支援事業基金」と事業を特定してください。
広く教育界、産業界、地域の皆様方に、本基金への格別のご理解とご支援を末永く賜りたく、お願いを申し上げます。
福岡教育大学は、明治6年に「学科取調所」として設置され、令和5年に創基150周年を迎えます。創基150周年を節目とし、教育研究の更なる発展や充実を図って参りたいと考えておりますので、更なる基金へのご協力をお願い申し上げます。
<寄附に関するお問い合わせ>
福岡教育大学財務企画課
TEL:0940-35-1218