技術専攻
技術が「分かる」・技能で「できる」中学校技術科・高校工業科教員に。
技術専攻は、中学校技術科・高等学校工業科の教員養成を目的とし、その養成に必 要な工学系から農学系、教育系までの各専門領域に他大学に類を見ない充実した専任教員を配置して、多彩な授業を展開しています。これらの授業では、技術 科・工業科教員としての基礎的な知識・技能を習得できるとともに、技術の本質に迫る先端的な内容を学ぶことが可能です。本専攻は比較的人数の少ない専攻で すが、実験や実習など仲間と協同して活動する機会も多く、また各学年の学生・大学院生も参加する行事・研修も多くあり、家族的な雰囲気を醸し出していま す。中学校や高校で教員として活躍するためには、専門領域の豊かな知識・技能が必要なことはもちろんですが、生徒や同じ学校の教員仲間、さらには保護者や 地域の人々とよりよく交流する能力も必要不可欠です。技術専攻では、そのような真の「教師力」をもった技術科・工業科の教員の育成を目指しています。教育 に意欲と情熱をもち、ものづくりや現代社会の技術のあり方に関心をもつ人の受験を期待します。
専攻の特色
本専攻の専門領域は、木材加工、金属加工、機械、電気、栽培、情報、技術・工業科教育の7つの専門領域から構成されています。規定の単位を修得して本専攻を卒業すると、「中学・技術」「高校・工業」の教員免許を取得できますが、これらの専門領域で開設される授業科目は、一部を除き両方の免許に共通する科目となります。なお本専攻では、いずれの専門領域においても、教育職員免許法で規定された基準(免許を取得するために必要な最低単位数)を上回る単位修得を課しています。他大学に比べ、力のある技術科・工業科教員となれる条件を整えているといえます。
カリキュラムの特色
本専攻のカリキュラムは、幅広く多彩な授業形態に特徴があります。一年次より始まる専門領域の科目には、講義だけにとどまらず、実験室・実習室・農場における様々な体験活動を配置しています。これらの実践的活動のなかで頭と手の融合を図り、技術的な思考力と技能を高めることをねらっています。カリキュラム編成の基本方針としては、技術の本質ともいうべき生産技術と社会との関係を常に重視しながら、先端的な技術も理解できるよう、授業内容をアップデートしていくように努めています。
-
主な授業科目
● 製図A・B
● 木材加工実習A・B
● 金属塑性加工/切削加工実習
● 機械基礎/教材実習
● 電気計測技術
● 栽培実習A・B
● 情報工学A・B
● 技術科教育法A・B・C・D
● 工業科教育法A・B
● 職業指導
-
卒業後の進路
●中学校教員(技術)
●高等学校教員(工業)
●小学校教員
●公務員
●一般企業
-
取得できる教員免許・資格
●中学校教諭一種免許状(技術)
●高等学校教諭一種免許状(工業)
◇また、指定された単位の取得により、下記の資格を得るための条件を満たすことができます。
●学校図書館司書教諭
●社会教育主事補