令和3年1月26日(火)、「宗像市と福岡教育大学との教育連携強化推進会議」を開催しました。本会議は、宗像市との連携協力に関する協定に基づくもので、新型コロナウイルス感染症対策のため、今回はオンライン開催となりました。
冒頭の挨拶において、髙宮史郎宗像市教育長は、「コロナ禍において、教育委員会及び地域の学校、大学との連携の重要性が益々高まっている。」と述べられました。また、川添理事は、「危機に際して、変化することが大切ではないか」と述べました。
まず、教育実習生及び学生ボランティアの受入、出前授業、共同研究等、今年度の取組実績について報告がありました。その中で、他校から本実習を断られた学生を、地域の学校が快く受け入れて、無事に卒業単位を取得した事例がありました。また、実習生を受け入れることにより、学校現場からは、「励みになった。」「教師の資質向上に繋がった。」等、前向きな意見がありました。続いて、宗像市側より、「教育実習システム」や「むなかた子ども大学構想」等、新規事業に係る提案があり、次年度以降、実施に向けて検討を重ねることとなりました。
結びに、瀧口健治宗像市教育こども部長が「宗像市の重点課題は、ギガスクールと特別支援教育ととらえている。とりわけ(令和7年度開校予定の)県立特別支援学校設置に向けて、大学の知見を借りたい」と述べられました。今後も、地域の児童生徒や本学学生にとってウインウインな関係性を築くため、教育委員会及び地域の学校、大学との連携を深化させていくことが期待されます。