本学は、同じ宗像市に所在する日本赤十字九州国際看護大学、東海大学付属福岡高等学校、福岡県立宗像高等学校及び宗像市とともに「むなかた大学のまち協議会」を組織し、「地域と大学が一体となった魅力ある大学のまち」の創造のため連携事業を実施しています。
この協議会の本年度のイベントとして「ポップアップキャンパスinむなかた」が、令和2年12月21日・22日に「大学生&高校生&地域住民の連携でSDGsにチャレンジ」をテーマに開催され、本学から3名の学生が参加しました。
12月21日の第1部・第2部は、コロナ禍のため、Zoomを使用したオンラインでの開催となりました。第1部は2大学、2高校及び地域の活動紹介が行われました。本学学生は、「力のある教員となるための教育実習と学生ボランティア活動」について発表しました。教員になるための学びの場であり、かつ、大学で学んでいることの実践と振り返りができるボランティア活動を通して、自身の成長への実感や、専門性を生かして学校・地域に役立つことができる喜びや達成感が得られていることなどを報告しました。各団体の発表を受けての第2部では、「連携によるSDGsの実現へ」をテーマに、それぞれの大学及び高校の特性を生かした地域との連携事業のアイデアについて協議しました。
翌22日に開催された第3部では、地域のコミュニティセンターを会場に、Zoomとのハイブリット形式で、学生・生徒及び地域の方による協議が行われました。新型コロナウイルス感染症対策のため、パネルやマスク越しの討論でしたが、第2部での協議で出たアイデアの実現に向けて議論を深めました。本学学生も、「模擬授業を地域の中高生に発信してコメントをもらう」「ジェンダーなどの社会問題についての協働での教材作りや勉強会を開催する」などのアイデアを出し、参加者から賛同を得ていました。
「ポップアップキャンパスinむなかた」を契機に、今後も学生の交流や活動の場が広がっていくことが期待されます。