福岡教育大学附属幼稚園において、令和2年11月4日(水)、宗像市教育委員会主催による宗像市保育所保育士、幼稚園・認定こども園教員等研修会を開催しました。
コロナ禍の研修会開催にあたり、感染症対策を徹底し人数を制限して、若手教員の研修の機会としました。
宗像市内の乳児・幼児関係の施設16所・園より経験年数3年未満の先生方22名、宗像市こども育成課より3名、教育政策課より指導主事1名を迎え、公開保育・協議会を行いました。各所・園からの参観者は、各自課題をもって、熱心に参観したり、園児とやり取りしたりする様子が見られました。
協議会では、参加者の課題を焦点化し、本園が長く取り組んでいる、幼児による遊びの振り返り「ききましょう・おはなししましょう」について、また、幼児が主体的に遊ぶ「環境の構成」や「教師の援助」についてなどの質問に担任が答えました。
最後に、本学教育学部学校教育ユニット 教授 船越美穂先生より各園の課題についての考察と本園の環境や保育についての講評をいただきました。
参加者から「(自然物など)身近な物でも子供は遊びを創り出し、イメージを膨らませている。先生方が、そのイメージをわかりやすく引き出し『楽しい』、『やってみたい』を創っているところが、とても勉強になりました」等の感想がありました。
また、全国国立大学附属学校連盟幼稚園部会が作成したリーフレット「遊びを充実させる環境構成の工夫」に附属幼稚園の「幼児期における環境教育を探る」というテーマの4歳児と5歳児の保育実践が記載されました(令和2年3月)
本園では引き続き、幼児教育の振興に寄与し、実践研究の成果を公開・発信していきたいと考えています。
宗像市保育所保育士、幼稚園・認定こども園教員等研修会の様子