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お知らせ
2023/06/27

本学におけるChatGPT等の生成系AIの利用における注意点について

令和5年6月27日
福岡教育大学 学長 飯田慎司
 

最近注目を集めているChatGPT等をはじめとする生成系AIでは、これらのツールを用いて、誰でも簡単に文章を要約したり、画像や音楽を生成したりすることなどが可能となり、様々な 場面で業務の効率化や利便性の向上に資するものとして期待されています。
その一方で、新しい技術の仕組みの理解や活用方法を誤ると、場合によっては、意図せずに情報漏洩や著作権侵害などの様々なリスクが生じることが想定されます。
現時点では、大学教育における生成系AI の利用を一律に規制することは行いませんが、学修に利用する際は、以下の点を十分に注意してください。

1.生成系AIで得た情報の検証

生成系AIには誤りが含まれていることも多いため、生成系AIで得られた情報が本当に正しい内容かどうかを信頼性の高い別の情報源をもとに確かめるなどの検証が必要です。

2.個人情報、機密情報の入力禁止

生成系AI への入力により、意図せず情報が流出する可能性があるため、自分または他者の個人情報や未公開の論文、研究内容等の秘密にするべき情報、業務上の機密情報等を入力することを禁止します。

3.AIツールの出力をそのまま成果物とすることの禁止

生成系AIの出力をそのままレポートとして提出することは、自らの学修につながりません。また、出力された文章をあたかも自らの考えとして転載し、そのままレポートとして利用した場合は、剽窃(他者の文章などの文句をまたは説を盗みとり、自分のものとして発表 する不正行為)とみなされることがあります。

4.著作権侵害に関する注意

生成系AIは、インターネット上のコンテンツをAIが学習して画像、音楽、文書を生成しているため、利用者が知らないうちに著作権侵害や剽窃とみなされるおそれがあります。
生成系AIによる出力の際は、出典を確認するようにするなど、他者の権利を侵害しないよう十分に注意してください。

今後、最新の情報に基づき、適宜注意点を見直し、お知らせします。

以上