2026/01/30
第23回特別支援教育公開セミナーの開催について
第23回特別支援教育公開セミナーを下記の通り開催いたします。今年度は、障害種ごとにテーマを分けた3つのセミナーを企画しております。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
第23回特別支援教育公開セミナー
セミナー①
「見えにくさのある重複障害児の教育支援-見え方と発達に応じた指導のあり方-」
日時
令和8年2月15日(日)10:00~11:30(受付開始 9:45)
講師
渡邉正人先生(鳥取大学地域学部地域学科人間形成コース准教授)
開催形態
ZoomによるWebセミナー
お申し込み
以下のフォームよりお申し込み下さい。
※令和8年2月6日(金)まで
※令和8年2月6日(金)まで
講演内容
重複障害児は、障害を併せ有する状態にあるため、障害の種別、程度の重なりは多様にあります。重複障害児の実態を把握する上で、姿勢・運動、認知等の発達に加え、見え方やきこえ、身体の状態等について医療情報と照らし合わせて考えていくことが重要となってきます。教育機関で見え方を判断していく際には、教育的視機能評価を実施します。重複障害児の見え方を考えた場合、眼疾患に伴う見えにくさなのか、視覚認知に困難さがあるのか、肢体不自由の原因からくる見えにくさなのか、それとも多様な原因を併せ有しているのか等、丁寧に把握していく必要があります。重度・重複障害児の見え方となるとさらに慎重な判断が必要となります。今回のセミナーでは、重複障害児の視機能評価の方法にふれながら発達的視点に基づいた実態把握の重要さを再確認し、一人一人に応じた系統的で客観的な学習内容と評価のあり方について紹介していきます。
セミナー②
「聴覚障害児の音韻意識の発達と読み書き~なぜ音韻意識が重要なのか~」
日時
令和8年3月8日(日)10:00~11:30(受付開始 9:30)
講師
渡部杏菜先生(国立特別支援教育総合研究所研究員)
開催形態
対面とZoomによるハイブリッドセミナー
※対面会場 福岡教育大学特別支援教育第一教棟特演1
お申し込み
以下のフォームよりお申し込み下さい。
※令和8年2月24日(火)まで
講演内容
読み書きの習得には「音韻意識」は不可欠といわれています。音韻意識は、言葉を構成している一つ一つの音に注意を向け、音の単位に気づき、その一つ一つの音を操作する力を指します。例えば、「さくら」という言葉があったら、「さ」と「く」と「ら」の3つの音から構成され、それらの音が「さ」→「く」→「ら」の順序で配列されることが分かるのは、音韻意識が形成されているからです。
本セミナーでは、聴覚障害児が抱える読み書きの問題について、音韻意識から考えていきます。聴覚障害児はどのように音韻意識を形成し、その過程でどのような課題が生じるのか、そして、音韻意識の形成がその後の言語発達にどのような影響を与える可能性があるのかをお話しします。その上で、聴覚障害児に対する音韻意識の形成と読み書きの習得のための教育的支援の視点についても提案します。
セミナー③
「強度行動障がいを地域で支援するために~福岡市の強度行動障がい支援事業に触れて~」
日時
令和8年3月14日(土)10:00~11:30(受付開始 9:45)
講師
倉光晃子先生(西南学院大学人間科学部社会福祉学科准教授)
開催形態
ZoomによるWebセミナー
お申し込み
以下のフォームよりお申し込み下さい。
※令和8年2月24日(火)まで
講演内容
強度行動障がいは、「チャレンジング行動」ともいわれ、自傷行動、他害行動、破壊的な行動等を示す当事者自身や関わる他者の生活の質や身体的安全を脅かすような強度、頻度等で起こる行動で、その支援や対応に困難が生じるものとされています。またチャレンジング行動は、そもそも有する障がい特性で生じる置かれた環境での生きづらさ、負担や葛藤を環境に投げかける、重要な意味を有するものでもあります。しかし、強度行動障がいに対するサービス資源は長年十分になく、家庭で支援を抱え込む状況を招き、また施設虐待の1原因にもあげられています。
近年、国の強度行動障がいに対する地域生活支援体制の方針が示されましたが、福岡市では2006年から強度行動障がいの支援事業が始まり、様々な取り組みを実施してきました。このセミナーでは、強度行動障がいの実態、強度行動障がいを理解し支援を立てる枠組みを解説します。そして、福岡市の強度行動障がいの支援事業の取り組みを取り上げ、地域で支える体制について考える時間となればと思います。
お問い合わせ先
特別支援教育センター
TEL:0940-35-1559
E-Mail:tokusice★fukuoka-edu.ac.jp
※★は@に置き換えてください。