令和７年１１月７日（金）、本学附属福岡中学校において令和７年度教育研究発表会を開催しました。

　同校では、「第４期教育振興基本計画」にて掲げられた「2040年以降の社会を見据えた持続可能な社会の創り手の育成」および「日本社会に根差したウェルビーイングの向上」の２つの柱を踏まえ、令和５～７年度における研究主題を「豊かな未来社会を切り拓く生徒の育成」と設定し研究・実践を進めております。

　本発表会は同研究主題の最終年度にあたり、副主題として「探究的なカリキュラムデザインと、自立的な学習を促す授業づくりの工夫を通して」を掲げ、これからの社会を担う生徒に求められる資質・能力に焦点を当て、学校教育における実現可能な取組について、その成果を報告することを目的として開催いたしました。

　午前中の全体会では、同校の研究報告および総合的な学習の時間として設定している「フロンティアタイム（個別テーマ探究学習）」の実践報告を行い、さらに、同校の研究推進に際しご助言いただきました国立教育政策研究所 松原 憲治 氏による基調講演も実施いたしました。午後は公開授業および教科別協議会を実施し、各教科等における自律的な学習を促す授業づくりおよび探究的な学習について活発な協議がなされました。
計２６０名の教育関係の方々にご参加いただき、参加者からは「自校に持ち帰って探究的な学習を取り入れてみたい。実際に進めていくにかかる手立てを教えてほしい。」「発表会を通して大変勉強になりました。」といった声をいただきました。
ご参会いただきました皆様に心より感謝申し上げます。

　今後とも附属福岡中学校では教育実践研究と先導的な教育モデルの開発に取り組んで参ります。

• 全体会（生徒によるFT発表）の様子
• 公開授業（総合 井上教諭）の様子
• 公開授業（理科 南教諭）の様子