海外研修をリモート実施しました
2020年度で3年目(2年目はCOVID-19 の為、出発直前に中止)となったミャンマーインターンシップ研修は、リモート実施となりました(2021年3月15~21日)。本来の派遣プログラムは主に、自分の担当クラスに参加して児童生徒とコミュニケーションをとりつつ授業見学し、担当教員と協議の上、最終的に模擬授業を実施しますが、今回はそのプロセスを全てリモートで実施しました。
「児童生徒とのコミュニケーションはとれるのか、本当に離れていて授業ができるのか」との事前の不安をかき消すように「授業はスムーズに進んだ。まるで同じ空間にいてもおかしくないほどに。4000キロ離れたところからでも、伝えることはできるし、その人を知ることができた。」(「 」内は参加生コメント)
受け入れ先のカエイインターナショナルスクール(*)はCOVID-19の影響で既に2020年度より全授業をリモート化しており、4名の参加生もそれを活用して、小学校2年生、4年生、中学校3年生を対象に英語・日本語での模擬授業等を実施しました。2月に現地で政変が勃発し、一部時間帯での通信切断がありましたが、結果的にほぼスケジュール通りに研修を進めることができました。
・COVID-19の状況下でも可能な限り海外の教育現場を体験し、視野を拡げる、・リモート授業の実施体験、・コミュニケーション力の向上、などを目的とした研修でしたが、参加生からは「参加できてよかった。この研修を通して言語を“壁”としてとらえるのではなく“人とのつながり”としてとらえられるようになった」、「有意義で、私のこれからの大学生活においてとても重要な1週間になった」、「リモートだから実現できたこと、学べたことが多くある」等のコメントがありました。
以下、参加生レポートより抜粋。
「今回の研修で感じたことは、自分が教育に携わる身として、どのような役割を担っていくべきなのかを大学4年間(あと3年間)で見つけていかなくてはならないということである。ミャンマー情勢についての新聞スクラップは続けている。今後も続けていこうと思っている。」(初等教育教員養成課程1年)
*The Khayay International School(校長:岩崎ひとみ)
ヤンゴン(ミャンマー)にあるインターナショナルスクール(幼稚園~中学校)。児童生徒、教員ともに多国籍多文化。少人数クラス、多言語学習を基本としている。
*学年は研修参加当時
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リモート授業実施中の学生
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