2024/05/07
本学学生が国立国語研究所主催の「消滅危機言語の保存研究」プロジェクトに参加しました
国語教育研究ユニット 荻野千砂子教授指導の下、本学の中等教育教員養成課程国語専攻の学生2名が国立国語研究所の「消滅危機言語の保存研究」プロジェクトの方言調査チュートリアルに参加しました。
この企画は、3月16日(土)~3月20日(水)に国立国語研究所 共同研究プロジェクト「消滅危機言語の保存研究」が消滅の危機を迎えている貴重な方言を残していくための取り組みとして企画し、実施されたものです。
学生たちは、方言調査を行う際のチュートリアルや合同研究発表会、静岡県井川地域での方言の実地調査などに参加しました。
【参加した学生の感想】
「方言を後世に残すために私が今何をすべきか、常に考えさせられるような調査でした。方言はまさに生きた文化です。方言の消滅は文化の喪失を意味します。今回この井川という地に学び、途絶えつつある方言・文化や、そこに暮らす方言話者の方々と向き合わせていただいたことで、今後はいっそう方言の記録・継承に積極的であろうと改めて決意することができました。
私の属する国語教育の領域では、「方言の尊重」という課題が特に意識されます。指導要領に明記のある、共通語と方言の「役割」だけを考えるに留まっては勿体ないように思います。実際にその方言の中に生きる人々の暮らしや伝統を想う気持ちを育めるような指導の在り方を、他の学生を巻き込みながら、考えていきます。」
「今回の方言調査を通して、言葉は人によって受け継がれていくことを痛感しました。言語にはその土地の歴史や人々の思いがたくさん関わっており、話者の数によって優劣がつくことは決してありません。しかし、中には自分の方言を「恥ずかしい」と思ってしまっている人がいるのではないかと思います。方言を含めた独自の文化は誇るべきものであることを伝えていきたいです。
静岡県井川地域の皆様及び国立国語研究所の皆様、誠にありがとうございました。
フィールドワークの様子や、本学学生のインタビューがSBS静岡放送NEWSにて放送されました。
この企画は、3月16日(土)~3月20日(水)に国立国語研究所 共同研究プロジェクト「消滅危機言語の保存研究」が消滅の危機を迎えている貴重な方言を残していくための取り組みとして企画し、実施されたものです。
学生たちは、方言調査を行う際のチュートリアルや合同研究発表会、静岡県井川地域での方言の実地調査などに参加しました。
【参加した学生の感想】
「方言を後世に残すために私が今何をすべきか、常に考えさせられるような調査でした。方言はまさに生きた文化です。方言の消滅は文化の喪失を意味します。今回この井川という地に学び、途絶えつつある方言・文化や、そこに暮らす方言話者の方々と向き合わせていただいたことで、今後はいっそう方言の記録・継承に積極的であろうと改めて決意することができました。
私の属する国語教育の領域では、「方言の尊重」という課題が特に意識されます。指導要領に明記のある、共通語と方言の「役割」だけを考えるに留まっては勿体ないように思います。実際にその方言の中に生きる人々の暮らしや伝統を想う気持ちを育めるような指導の在り方を、他の学生を巻き込みながら、考えていきます。」
「今回の方言調査を通して、言葉は人によって受け継がれていくことを痛感しました。言語にはその土地の歴史や人々の思いがたくさん関わっており、話者の数によって優劣がつくことは決してありません。しかし、中には自分の方言を「恥ずかしい」と思ってしまっている人がいるのではないかと思います。方言を含めた独自の文化は誇るべきものであることを伝えていきたいです。
また、参加する前、私は自分に調査ができるのか心配していました。しかし、勇気を出して行ってみると、現地では様々な学びがありました。未知のことを行うには勇気がいります。きっと、児童・生徒も同じだと思います。だから、教員になったら、チャレンジすることの大切さを児童・生徒に教えていきたいです。」
静岡県井川地域の皆様及び国立国語研究所の皆様、誠にありがとうございました。
フィールドワークの様子や、本学学生のインタビューがSBS静岡放送NEWSにて放送されました。
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プロジェクトへ参加した学生
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静岡県井川村の風景
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調査の様子
関連リンク