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保健体育

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准教授 樋口善之

氏名 樋口 善之(ひぐち よしゆき)
所属 保健体育研究ユニット
出身地 愛媛県
最終学歴 産業医科大学医学研究科 単位取得満期退学
取得学位 博士(医学)
本学着任 2013年

自分の頭で考え、自分の言葉で 話すことのできる教育者に

専門の研究テーマについて

主たるテーマとしては、エイジマネジメントに関する研究活動を行っています。エイ ジマネジメントとは、年齢に関連する要因について、毎日の作業管理、作業計画及び労働組織等の各面において考慮することにより、年齢にかかわらず、だれもが個々人の目標と組織的課題を、健康的かつ安全に達成できるようにする取り組みを指し、産業保健や人間工学領域で取り扱われることの多い研究テーマです。私はこのテーマについて、これまで個別に研究されることが多かった公衆衛生学の各論領 域(母子保健—学校保健—産業保健—地域保健)を跨いだより大きなフレームでの理論展開と実証研究を目指しています。 

大学教員に進むことになったきっかけについて

私の研究領域は裾野が広いので、自分の専門分野だけでなく、関連領域の書籍も読む必要があります。本をたくさん読み、“知ることの喜び”が好きだったことが大学教員に進んだ要因かと思います。学部時代の指導教官から「大学教員になれば、本をたくさん読めるよ」と言われたことを今でも覚えています。  

研究成果の教育への還元について

私が取り組んでいる研究は、社会医学領域が主になりますが、そこで議論されているのは、いわゆる健康の社会的決定要因の重要性です。健康課題は、感染症の時代から生活習慣病へ、近年ではメンタルヘルスや自己免疫疾患への対応も叫ばれるようになりました。現代社会における健康の保持増進のためには、個人の努力はもとより、社会制度の在り方や所属するコミュニ ティの状況などが強く関連し、従来、考えられてきたよりも社会的な要因の影響が強いことが明らかになってきました。狭義の健康教育だけでなく、教育や学校の在り方が、その後の健康やQOLに関連していることを、エビデンスをもって学生に伝えていきたいと考えています。 

こだわりのもの・考え・モットーについて

学生さんたちと可能な限り楽しい時間を過ごしたいと考え、年数回BBQを計画しています。頻繁にできれば理想ですが、なかなかそうはいきませんので、ルームの新歓やセメスターの区切りなどのタイミングを狙っています。桜の季節や夏の夕暮れなど、その季節柄を感じながら、みんなでBBQをするのが私のこだわりです。

福岡教育大学で学ぶ学生に一言

自分の頭で考えて、自分の言葉で話すことのできる教育者を目指してください。 

学生から見た先生(ルーム)の魅力について

BBQの様子
樋口ルームは週に1回集まってゼミを行なっています。自分の興味があること、好きなことなど様々なことについて調べ、それをルームのみんなと共有しています。なんといっても我が樋口ルームは定期的にある課外ルーム活動のBBQが魅力です。先生が大好きなBBQに3、4年生全員が参加し、和気藹々としています。先生と学生の仲もよく、なんでも話せる、明るく楽しいルームです。
牧野田 悠芽(まきのだ ゆめ)さん(初等教育教員養成課程 保健体育選修4年)