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家政教育

教員一覧

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准教授 奥谷めぐみ

氏名 奥谷 めぐみ(おくたに めぐみ)
所属 家政教育研究ユニット
出身地 兵庫県
最終学歴 東京学芸大学大学院博士課程
取得学位 博士(教育学)
本学着任 2013年

身近な生活課題を科学的に探究する面白さを伝えたい
何事もやってみることが生活課題を見つける第一歩

専門の研究テーマについて

私の主な専門分野は「消費者教育」です。人は生まれた瞬間からお金を支払って手に入れる商品・サービスを使って生活する消費者です。そのため、情報を収集分析する批判的思考力、よりよい選択をする意思決定力、収支をコントロールする生活設計力等、社会を生き抜く力を養う教育が必要です。若者が商品・サービス、消費文化から受ける影響を調査し、学校教育で活用できる教材を開発しています。また、現在は、エシカル消費をキーワードに、持続可能な生活の工夫や実践について、学生とともに議論・検討したりしています。

大学教員に進むことになったきっかけについて

家政学との出会いは大学3年生です。化学が大好きで理科の教員を目指し大学に進んだ私ですが、希望の研究室に入ることができず、家政系の研究室に入りました。大学を辞めようか悩んだ時期もありましたが、家政学で探究する「自分はどう生きたいか」という生活の根源となる問いの魅力に気付きました。無限に探究し続けられる可能性に、学部だけの学びでは物足りず、修士、博士課程と進むことを決意しました。

研究成果の教育への還元について

時間やお金の管理の研究成果をもとに、就学前の幼児から小学生・中学生、その保護者の皆様に、おかねとメディアとのかかわり方について教育プログラムを提供しています。消費との適切な付き合い方を子どもたちに教えることは、親や教師をはじめとする大人の役割ですが、一方で契約の仕組みや情報は複雑になり、大人でも課題を抱えています。大人と子どもが共に学びあえる環境づくりをしたいと考えています。
学生との研鑽の成果をアウトプットすることにもトライしています。講義で開発した教材や授業を用いて高等学校での授業実践にも取り組んでいます。

こだわりの物・考え・モットーについて

モットーにしていることは、なんでもとりあえず、やってみるです。消費者教育は日々の生活そのものが教材であり、研究対象です。自分自身が生活をまず楽しみ、探求することで学生の皆さんへの講義もより豊かに、面白くできるのでは、と思っています。 

福岡教育大学で学ぶ学生に一言

子どもを理解するために、背景にある「生活」を想像する力を身につけて欲しいと思います。まずは自分の生活に関心を払ってみましょう。生活を楽しくする人や事柄、もの、環境に目を向けてみてください。様々な価値観を知り、受け止められるように、広い視野で日々を過ごしてください。 

学生から見た先生の魅力について

奥谷先生は暖かい雰囲気で親しみやすく、ゼミも明るいアットホームな雰囲気で進みます。みんなのママのような先生です。
ルーム所属学生