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令和3年度入学式式辞 (令和3年4月6日)

 新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。

 福岡教育大学の教職員を代表して、みなさんのご入学を心より歓迎いたします。

 ご家族の皆様には、めでたく今日の日を迎えられましたことに、お慶びを申し上げます。

 また、ご臨席を賜りましたご来賓の皆様にも厚く御礼を申し上げます。

 みなさんが福岡教育大学での学びを始めるにあたって、まず、本学について紹介します。

 本学の起源は、明治6年に設置された学科取調所(後の福岡師範学校)に由来します。第2次世界大戦後、教員養成は新制大学で行うという主旨のもと、昭和24年に、福岡県内にあったいくつかの師範学校を包括して、新制大学「福岡学芸大学学芸学部」として発足し、一昨年に70周年を迎えました。その間、大学の名称を福岡教育大学に、学芸学部を教育学部に改称するとともに、それまで県内に分散していた大学キャンパスを赤間の地に統合移転しました。また、専門性の高い教員を養成するために、昭和58年に大学院教育学研究科を、平成21年に大学院に教職実践専攻を設置しました。

 このような歴史と伝統をもつ本学は、福岡県を中心とし、九州地域のみならず、我が国の教育界を支える優秀な人材を輩出してきました。義務教育に関する、九州の教員養成拠点大学として、豊かな知を創造し、力のある教員を育てることを基本的な理念としている、ここ福岡教育大学で学ぶということは、共に学ぶ同級生、先輩や後輩、本学の教職員との触れ合いだけでなく、福岡県、そして九州を中心として全国に広がる、本学の教員育成ネットワークに参加することを意味します。みなさんの先輩達は輝かしい活躍をしており、みなさんは、本学在学中はもちろんのこと、本学を卒業あるいは修了して、教員として就職した後も、学び続ける先輩達の背中を追いながら、成長していくことができるのです。

 先輩達といえば、本学の、ここ数年の学部卒業生が打ち出している教員採用者数や教員採用率には目を見張るものがあります。正規教員としての採用者数においても、常勤・非常勤の講師等を含めた教員就職者数においても、令和2年3月の卒業生のデータでは、本学は全国第1位でした。なお、教職大学院の修了生の教員就職率は100%となっております。新入生のみなさんも、先輩達に続いて、ご自身の夢の実現に向けて邁進する学生生活を送ってください。

 本学のカリキュラムは、実践的指導力の育成・強化を図るように構成されていますが、それを、受け身でこなしていくだけでは、自分の本当の力にはなっていきません。みなさんは、自らの学びの姿を振り返りながら、主体的そして自立的に学んでください。

 正課外の活動にどのように取り組んでいくかということも大切です。主体的で自立的な学びの姿が最もよくあらわれるのが、ボランティア活動です。本学では、全ての学生がボランティア活動に参加できるよう、支援しています。部活動やアルバイトなどからも、社会性などの資質・能力を得るチャンスはありますが、「楽しいから」とか「好きだから」とか言って、易きに流れることなく、将来の教職生活を見据えた、主体的で自立的な学びを期待したいと思います。

 教職という仕事は、子どもたちの人間形成にとって、最も大きな貢献をするものです。

 教師の一言が子どもの人生を大きく決定づけることも少なくありません。みなさんの中で、ご両親や親戚の方々の中に、教師をなさっている、あるいは、なさっていた方がおられる人も多いのではないでしょうか。中には、前身の師範学校や福岡学芸大学を含めて、本学の卒業生、つまりみなさんの先輩という場合もあるかもしれません。二代、あるいは三代にわたって教師をめざす、このことも、教職という仕事の魅力を示しているように思います。

 教職という仕事に魅力を感じて本学に入学されるみなさんは、これから始まる、本学での学びの中で、あるいは学校ボランティアの活動に打ち込んでいく中で、教職という仕事の魅力をさらに実感していってください。そして、将来、子どもたちの成長に最も大きな貢献をすることに、自信と誇りが持てるような教師となることを、心から期待しています。

 本学では、新型コロナウィルス感染症の拡大防止の観点から、遠隔授業を適宜取り入れるとともに、対面での授業は、コロナウィルス感染の危険を徹底的に防止する対策を講じながら実施しております。これには、学生のみなさんの協力が不可欠です。みなさんには、福岡教育大学の学生として、そして、将来の教育を担う者として、誇りと責任を持った行動を期待しています。

 志を秘め、謙虚に学び、勇気をもって、教職へとつながる学生生活をスタートしてください。本学での学びが、みなさんの夢の実現に寄与できることを祈念いたしまして、わたくしの式辞といたします。

 

令和3年4月6日      
福岡教育大学長    
飯 田 慎 司  

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