国際交流の推進に関する基本方針
平成24年1月20日
最終改訂 令和 5年3月29日
国立大学法人福岡教育大学
1.本学の国際化を推進する基本的な考え方
国立大学法人福岡教育大学(以下「本学」という)は、有為な教育者を養成するための教育・研究を総合的に行う九州地区の拠点大学として、地域及び我が国の文化の発展に寄与することを目的としており、世界の教育・研究機関等と深く連携・協働して、「大学の国際化」を推進し、本学の水準の維持・向上を図ることを目指している。
このため、本学では、高度な専門的能力をもつ人材の育成を通した教育・研究の国際化、国際理解等の現代的課題に関する研究の推進、地域文化の向上や国際交流に指導的役割を果たすことができる人材の養成等を目的として、留学生の受入・派遣、学生交流事業、海外との調査研究活動等を行ってきた。
文部科学省においても、高等教育における国際的交流を推進するため、戦略的な外国人留学生の確保、産官学あげてのグローバル人材育成を推進するとともに、世界中から優れた人材が集う教育研究環境基盤の整備、これからの社会の発展を支えるグローバル人材を育成する基盤を形成する等の方向性が示されている。
今日のグローバル化した社会情勢において、教育者には外国語による実践的コミュニケーション能力や留学等豊かな海外体験に裏打ちされた国際的に通用する資質・能力を身につけ、次代を担う子ども達に、これからの国際社会のあり方について語り、また、その中で生き抜く力を育む指導力が求められている。
このような状況の下、今後の本学の国際交流を推進する体制を強化し、国際化の推進を一つの基軸として、本学の機能強化を図ることを目標とする。
2.国際化推進のための四つの基本方針
本学の目的と現代的課題を踏まえ、中長期的な視点でその方向性を示すものとして四つの基本方針を策定する。
1)教育・研究の国際化
本学は、教育・研究の水準の全体的な向上を図り、海外での教育・研究の奨励、海外との共同の教育・研究活動の推進等に努め、多言語に精通した教育者の養成を目指す。
2)国際交流の活性化
本学は、海外の教員養成機関等との連携を深め、優秀な留学生の確保、本学学生の海外留学の促進を図るとともに、学術の交流等国際交流の活性化を目指す。
3)外国語コミュニケーション能力の向上
本学は、国際化に対応したコミュニケーション能力や自己表現能力をもった国際的な水準で活躍できる人材を養成することを目指す。
4)社会貢献の国際化
本学は、教員養成大学としての実績と経験を国際的な社会貢献活動に結びつけ、世界の文化の発展に貢献することを目指す。
3.取組の実施と検証・改善
国際交流を推進する体制の強化、留学生の受入や本学学生の海外派遣に関する支援、外国語習得に関する支援について、中期目標・計画や学長の大学運営方針等に基づいた取組を実施し、これらの取組の成果と課題を検証し、必要に応じて改善する。