▼▼ 著 書・訳 書▼▼
1) 聴覚障害児教育国際会議(西独)主要論文集 1981.7,
聾教育研究会, 聾教育研究会編. 都築繁幸(筑波大学技官)他19名との共同翻訳.
「NTIDで学ぶ聴覚障害学生への援助サ−ビス」(95〜102ペ−ジ),
「東南アジア、南太平洋、アフリカの聴覚障害児教育の共同サ−ビス」(185〜196ペ−ジ)を都築繁幸・山澤慎一(筑波大学院生)と共同翻訳.
(説明)「NTIDで学ぶ聴覚障害学生への援助サ−ビス」では、NTID(米国の国立聾工科大学)で行われているノ−トテ−ク、チュ−タ−、手話通訳、カウンセリング等についての論文を翻訳。「東南アジア、南太平洋、アフリカの聴覚障害児教育の共同サ−ビス」では、発展途上国における聴覚障害の出現率、早期教育等の問題点、教育プログラムの充実の必要性についての論文を翻訳。
2) 感音難聴児におけるVOTの識別及びマスキング効果
1988.3, 聴覚障害リハビリテ−ション研究 −星龍雄教授退官記念論文集−
星龍雄教授退官記念論文集刊行会, pp.115-119.
(説明)破裂音の有声−無声対立の識別における難聴児の時間分解能をBackward
Maskingの観点から検討し、後続母音のF1音圧が範疇境界値と反応の変動値に大きな影響を及ぼして
いること、聴覚的基礎のみでなく文化的発達の関与の可能性があることを明らかにした。
3) 聴覚学習 E.コ−ル, H.グレゴリ−編著
1989.5, コレ−ル社, 今井秀雄編訳.今井秀雄(前国立特殊教育総合研究所聴覚言語障害教育研究部長)他9名との共同翻訳. 第8章「聴覚障害者の聞こえ」(177〜199ペ−ジ)の翻訳を担当.
(説明)聴覚障害者の聞こえについて、言語学的単位と音響的単位との関連、音声知覚の構成要素、エンベロ−プの検出、時間分解能、周波数分解能等の解説、音声知覚過程における補助感覚モダリティの影響、聴覚スキルと音声知覚の関係等の論述を翻訳。
4) 0・1・2歳児の指導 −お母さんへのテキスト−
1989.11,聾教育研究会, 愛甲洋編. 富田香織(筑波大学附属聾学校教諭)・本宮敏司(筑波大学附属聾学校教諭)との共同執筆.全てのペ−ジを共同執筆.
(説明)聴覚障害幼児の成長・発達を支える母親にとって身につけて欲しい事柄・知識をテキストとしてまとめた。母子共感、聴覚活用、遊び、生活習慣、ことばについて具体的な指導例を挙げ、母親の実践記録も含めて解説した。平成元年度坂本研究奨励会奨励賞受賞。
5) 聴覚障害児の語音識別に関する実験的研究 1994.2,
風間書房.
(説明)聴覚障害児の語音識別における時間的手掛かりの処理能力について、識別率、情報量、反応の変動性、継時マスキングの観点から解明した実験研究である。昭和62年筑波大学に提出した学位請求論文の公刊(平成5年度文部省科学研究費補助金「研究成果公開促進費」による)。
6) 障害教育 −これまで・いま・そしてこれから−
1996.1, 猪岡武教授退官記念事業会, 上野矗・竹田契一編.
猪岡武(大阪教育大学教授)他10名との共同執筆.
「これからの聾学校の役割」 (24〜31ペ−ジ)を執筆
(説明)これからの聾学校には、自己実現を果たせる聴覚障害児の育成の場、一貫教育・集団教育の場としての役割があることを指摘し、教育目標や教育方法の確立、諸条件の整備に努める必要性について論述した。
7) 聴覚障害教育情報ガイド 1996.8, コレ−ル社, 吉岡博英・四日市章・立入哉編著, 吉岡博英(筑波大学助教授)他24名との共同執筆.
第2章8節「聴覚障害児の心理」 (76〜83ペ−ジ)を執筆.
(説明)聴覚障害児の心理について、最近は得点化される個人の能力よりも他者との関わりにおける問題に関心が集まっていることを指摘し、認知発達、自己評価・自己概念、情緒・性格・問題行動、社会性、学習の障害の項に分けて最近の研究成果をもとに解説した。
8) 聴覚障害児の教育 1996,10, 福村出版, 中野善達・斎藤佐和編, 中野善達(筑波大学教授)他13名との共同執筆. 第4章「乳幼児期の教育」(74〜82ペ−ジ)を執筆.
(説明)聾学校、福祉機関における0・1・2歳児の指導と両親援助について解説。指導方針、指導形態、コミュニケ−ション手段、聴覚活用・補聴器適合、重複障害、両親援助、インテグレ−ション、専門性の充実、教育機関と福祉機関の連携等の現状と課題について論述した。
9) 聴覚障害児教育の現状と課題 第2巻 2001,3,
生涯発達研究会, 守屋國光・喜多村 稔編. 大迫茂人(多根総合病院)他5名との共同執筆. 第5章「聴覚障害児・者の音声知覚」(59〜72ページ)を執筆.
(説明)聴力レベルと音声知覚との関係、聴力型と音声知覚との関係について概説し、聴覚障害児・者における母音、子音の知覚、音声知覚に及ぼすマスキング効果について先行研究結果をもとに論述。
10) コミュニケーション障害入門 E. Plante
and P.M.Beeson編著 2005,7. 大修館書店. 石坂郁代(福岡教育大学教授)他4名との共同翻訳. 第10章「聴覚の生物学的基礎」,第11章「子どもの聴覚障害」を担当
(説明)アメリカで発行された、大学の学部学生向けの聴覚言語障害についての入門書の訳本。特殊教育学部及び医療福祉系学部のテキスト。
11) 聴覚障害教育の基本と実際 2006,7. 田研出版.中野善達・根本匡文編著.中野善達(佐野短期大学客員教授)他13名との共同執筆.
第4章「障害の早期発見・早期教育と両親援助」(57〜70ページ)を執筆.
(説明)聴覚障害という1次的障害から引き起こされる言語や認知の問題等の2次的障害を防ぐために早期発見・早期診断、両親援助が重要となる。新生児聴覚スクリーニング、手話の早期導入、人工内耳などの効果や問題点について論述した。
12) 改訂版 聴覚障害教育の基本と実際 2008,6.
田研出版.中野善達・根本匡文編著.中野善達(佐野短期大学客員教授)他13名との共同執筆.
第4章「障害の早期発見・早期教育と両親援助」(59〜72ページ)を執筆.
(説明)聴覚障害という1次的障害から引き起こされる言語や認知の問題等の2次的障害を防ぐために早期発見・早期診断、両親援助が重要となる。新生児聴覚スクリーニング、手話の早期導入、人工内耳などの効果や問題点について論述した。
13) 特別支援教育の現状・課題・未来 2009,5.
ミネルヴァ書房. 冨永光昭・平賀健太郎編著.冨永光昭(大阪教育大学)他33名との共同執筆.
第X部第6章(304〜311ページ)を執筆.
(説明)聾学校は、特別支援教育への転換により、センター的機能が問われ、専門性の発揮に関してこれまでより一層重要な役割を担うことになる。早期発見・早期療育、聴覚活用、言語指導について現状と課題を述べ、今後の展望として、アイデンティティ確立の場としての聾学校・難聴学級、教員の専門性、難聴学級・通級指導教室の在り方について論述した。
▼▼ 論 文▼▼
1) 感音難聴のTGとSR域値 −四国地区聾学校在学児童・生徒を対象として− 1982,3.
愛媛大学教育学部障害児教育研究室研究紀要第6号. 井原栄二(愛媛大学教授)・水町俊郎(愛媛大学助教授)・鶴井 勝(松山聾学校教諭)・曽我部恵子(松山聾学校教諭)との共同研究.
(説明)四国地区の聾学校に在籍する児童・生徒410名を対象にImpedance
Audiometryを実施し、Tympanogramの判定とSR域値の測定を行った。As型の出現率がB、C型よりもはるかに高いことが明らかになり、820耳中、92.1%にSR(+)の反応が認められた。
2) 聴覚障害者の発語に関する音響音声学的検討 1986.2, 日本音響学会音声研究会資料,
No.86, pp.711-718. 吉野公喜(筑波大学助教授)・加藤靖佳(筑波大学院生)・片村友美(筑波大学生)との共同研究.
(説明)感音難聴者の特定発語における音響音声学的分析を行った。重度難聴者は、時間構造、基本周波数とも健聴者と異なった超分節的特徴を示し、聴能を高めた難聴者では、聴覚的フィ−ドバックによって調音運動の平滑化が可能なことを明らかにした。
3) 聴覚障害児の語音知覚におけるBackward
Masking −破裂語音の明瞭度を中心に− 1986.3,
心身障害学研究, 筑波大学, 第10巻第2号, pp.23-30.
吉野公喜(筑波大学助教授) との共同研究.
(説明)感音難聴児のCV音節の識別において、子音成分の識別に対する後続母音の持続時間と音圧の影響を検討し、後続母音の「持続時間の短縮×音圧の減衰」条件で子音明瞭度が改善されること、高音急墜型難聴児の改善が著しいことを明らかにした。
4) 聴覚障害者の発声・発語の機能について −VCV音節の持続時間を中心に− 1987.2,
電子通信学会技術研究報告, No.86, pp.17-24.
加藤靖佳(筑波大学院生)・吉野公喜(筑波大学助教授)・佐藤正幸(筑波大学院生)・杉田栄美(筑波大学生)との共同研究.
(説明)感音難聴者が発した非促音と促音の音響分析を行い、難聴者では母音の持続時間が長く無音区間が短いこと、聴能を高めた難聴者は聴覚的フィ−ドバックによって健聴者と近似した持続時間を示すことを明らかにした。
5) 聴覚障害児の語音識別におけるTemporal
Masking −単語中のClosure Durationの及ぼす影響−1987.3,
心身障害学研究, 筑波大学, 第11巻第2号, pp.11-16.
吉野公喜(筑波大学助教授)との共同研究.
(説明)単語という音声環境を構成している音素の識別において、音素間の無音区間の効果を継時マスキングの観点から検討し、無音区間の増加による改善効果には有効な範囲があること、backward
maskingよりもforward maskingの方が効果が大きいことを明らかにした。
6) 感音難聴児の時間分割語音の識別 1987.3,
特殊教育学研究, 第24巻第4号, pp.19-29.吉野公喜(筑波大学助教授)との共同研究.
(説明)時間分割語音の識別における音響情報の利用の仕方を検討した。難聴児は、周期的音響特徴を持つ母音の識別では健聴児と同様な処理をし、非周期的音響特徴を持つCV音節の識別では文脈効果によって子音の識別を成立させていることを明らかにした。
7) 聴覚障害者の発語に関する音響音声学的特徴 1987.4, ろう教育科学,
第29巻第1号,pp.11-24. 片村友美(秋田県立聾学校教諭)・吉野公喜(筑波大学助教授)との共同研究.
(説明)聴覚活用が充分な難聴者と不十分な難聴者の発語における母音構音の音響音声学的特徴を分析し、時間構造、基本周波数、ホルマント周波数の変動値とも聴覚活用が充分な難聴者の方が健聴者と近似した値を示すことを明らかにした。
8) 聴覚障害者の母音構音の音響的特徴−母音ホルマント周波数の変動値を指標として− 1987.6,
特殊教育学研究, 第25巻第2号, pp.11-18. 片村友美(秋田県立聾学校教諭)・吉野公喜(筑波大学助教授)との共同研究.
(説明)難聴者の母音構音の安定性について、ホルマント周波数のトライアル内変動値、トライアル間変動値を指標にして検討し、母音構音時の顎の開閉程度、舌の高低位置が反映していることを明らかにした。
9) 聴覚障害者における発話の時間的特徴 1987.11,
電子情報通信学会技術研究報告, No.87,pp.47-54.
加藤靖佳(筑波大学院生)・吉野公喜(筑波大学助教授)との共同研究.
(説明)難聴者の発話における発話テンポの調音運動への影響を検討し、難聴者では発話速度が低く単語の持続時間が長くなること、fast
tempoでの調音運動が困難になること、不適切な位置にポ−ズが入ることを明らかにした。
10) 聴覚障害児の語音識別におけるBackward
Masking −CV音節におけるF1の音圧の効果− 1987.12, 心身障害学研究,
筑波大学, 第12巻第1号, pp.19-24. 吉野公喜(筑波大学助教授との共同研究.
(説明)難聴児のCV音節の識別における後続母音のF1音圧の効果をBackward
Masking の観点から検討し、識別数の増加とともに伝達情報量も増加する被験者と、識別数は増加しなくても伝達情報量が増加する被験者がいることを明らかにした。
11) 0・1・2歳児の指導 −お母さんへのテキスト−
1989,3. 筑波大学附属聾学校紀要第11巻, pp.1-41.
富田香織(筑波大学附属聾学校教諭)・本宮敏司(筑波大学附属聾学校教諭)との共同研究.
(説明)聴覚障害幼児の成長・発達を支える母親にとって身につけて欲しい事柄・知識をテキストとしてまとめた。基本的考え方、記録による指導、両親講座等を概説し、遊び、補聴器の活用、ことばについて具体的な指導例を挙げ、母親の実践記録も含めて解説した。
12) 0・1・2歳児の指導 −お母さんへのテキスト−
1990,3. 筑波大学附属聾学校紀要第12巻, pp.81-102.
富田香織(筑波大学附属聾学校教諭)・本宮敏司(筑波大学附属聾学校教諭)との共同研究.
(説明)聴覚障害幼児の成長・発達を支える母親にとって身につけて欲しい事柄・知識をテキストとしてまとめた。楽しく遊ぼう(3.新聞で遊ぶ、4.リズムで遊ぶ・歌って遊ぶ)、楽しく聞こう(U)、生活習慣について具体的な指導例を挙げ、母親の実践記録も含めて解説した。
13) 感音難聴児・者の音声知覚における時間的手掛りについて
1990.3, 大阪教育大学障害児教育研究紀要,
第12号, pp.13-24.
(説明)感音難聴児・者の音声知覚における時間的手掛りについて、持続時間、時間順序、破裂音の有声−無声対立の手掛りとなるVoice
Onset Timeに関してこれまでに示唆されたものを文献的に考察した。
14) 感音難聴児・者の周波数分解能と音声知覚
1990.3, 大阪教育大学障害者臨床教育研究プロジェクト報告書 障害者臨床教育に関する基礎的研究(V),
pp.57-62.
(説明)感音難聴児・者の音声知覚における基礎的聴覚機能としての周波数分解能、補聴器の周波数特性と音声知覚について文献的に考察し、語音了解度を予測できるような方法の開発志向についても論述した。
15) 感音難聴児の語音識別における時間的手掛りの知覚と語音予測 1991.2, Audiology
Japan第34巻6号, pp.39-46. 吉野公喜(筑波大学助教授)との共同研究.
(説明)持続時間を変数とする歯茎音の知覚における音韻的範疇化及び非連関刺激を付加した場合の音韻的範疇化への影響について検討し、難聴児は健聴児に比べて時間的手掛かりの範疇化が劣り、外的に操作された予測性に大きく影響を受けることを明らかにした。
16) 感音難聴児・者の発語に関する音響音声学的検討
1991.3, 大阪教育大学障害児教育研究紀要,
第13号, pp.25-36.
(説明)感音難聴児・者の発語における基本周波数、母音ホルマント周波数、持続時間に関してこれまでに得られた音響音声学的特徴を検討し、難聴児・者はホルマントや時間構造において健聴児・者と異なる値を示し、明瞭度を低下させていることを明らかにした。
17) 聴覚障害幼児の特定発語における音響音声学的特徴
1991.10, 大阪教育大学障害者臨床教育研究プロジェクト報告書 障害者臨床教育に関する基礎的研究(W),
pp.37-45.
(説明)感音難聴幼児の特定発語における音響音声学的特徴のうち、時間構造、ホルマント構造、ホルマントの時間的変動について検討し、口の構え、舌の構え、顎の開き加減等に定常性を欠くことを明らかにした。
18) 感音難聴児・者の音声受聴明瞭度改善のための音声加工法に関する最近の研究
1993,11. 大阪教育大学障害者臨床教育研究プロジェクト報告書 障害者臨床教育に関する基礎的研究(Y),
pp.67-74.
(説明)音声の持つspectral cue やtemporal
cueの知覚研究から得られた知見をもとに最適な補聴を行うための音声加工法が検討されるようになった。最近の研究動向を外観し、問題点を明らかにした。
19) 聴覚障害児の格助詞の誤用傾向に関する一考察 1994.3,
大阪教育大学障害児教育研究紀要, 第16号, pp.55-66.
高岡 滋(大津市立瀬田南小学校教諭)・川田祐 慈(八尾市立安中小学校教諭)との共同研究.
(説明)小学校難聴学級在籍児童を対象に筆記テストとコンピュ−タを使用したテストを実施し格助詞の誤用傾向を分析し、すでに5,6歳で習得されているはずの格助詞が習得されず、適切に使用されていないことを明らかにした。
20) 聴覚障害児に対する格助詞の指導に関する研究 1994.3,
大阪教育大学障害児教育研究紀要, 第16号, pp.67-83.
川田祐慈(八尾市立安中小学校教諭)・高岡 滋(大津市立瀬田南小学校教諭)との共同研究.
(説明)小学校難聴学級在籍児童を対象にコンピュ−タを使用した格助詞習得のCAIドリルを作成しその効果を検討した。格助詞の使用が有意に改善し、発達初期に習得される助詞の誤用率の低い児童での顕著な学習効果を明らかにした。
21) 聴覚障害児のテレビ番組視聴における字幕挿入の効果について 1998.3,
大阪教育大学障害児教育研究紀要, 第20号, pp.57-73.
湯川愛子(尼崎市立日新中学校教諭)との共同研究.
(説明)聴覚障害児を対象に、授業でビデオ番組を活用する際に有効な字幕の呈示方法を検討し、字幕と映像の交互呈示が効果的であること、付加情報の呈示により文脈を類推する効果が働き内容理解が促進されることを明らかにした。
22) 聾学校幼稚部における「養護・訓練」指導計画作成について 1999.3,
福岡教育大学障害児治療教育センター年報, 第12号,
pp.39-46.
(説明)聾学校幼稚部における「養護・訓練」の指導計画作成上の観点と実施上の課題を検討した。教育課程を改善するために重要となる「領域間の関連と学部間の連携」「重複障害児」「センター化」の3点を挙げ、指導計画作成上配慮すべき事項について論述した。
23) 聴覚障害児の障害認識に関する一考察 1999.7,
ろう教育科学, 第41巻,第2号, pp.51-65. 森田雅子(大阪市立聾学校教諭)との共同研究.
(説明)聴覚障害児の障害に気づく体験とその時の対処法について調査し因子分析を行った。
授業中のコミュニケーションに困難を感じる聴覚障害児が多く、わからない状態が長く続くと自己を否定的に捉えること、周囲の援助に任せてしまうことを明らかにした。
24) 聾学校小学部における手指モード導入について 2000.3,
福岡教育大学障害児治療教育センター年報, 第13号,
pp.97-108. 酒井義夫(倭文小学校教諭)との共同研究.
(説明)聾学校小学部で用いられているコミュニケーション手段の実態を調べ、手指モードを導入する際の基準や目的、導入した際の効果について検討した。聴力レベル、知能指数、学力等を導入の基準とし、導入によりスムースなコミュニケーションができることを明らかにした。
25) 聴覚障害幼児の音楽認知. 2002,3. 福岡教育大学障害児治療教育センター年報,
第15号, pp.77-81. 緒方順子(こばと聾学校教諭)との共同研究.
(説明)聴覚障害幼児と健聴幼児における音楽構造に対する認知の発達を検討するため音楽認知課題を行った。その結果、リズム認知では聴覚障害幼児でも処理しやすいこと、識別よりも弁別の方が得点が高いこと、平均聴力レベルと音楽認知課題の合計得点との間に高い負の相関が認められた。
26) 障害学生支援のためのメディア活用の構想 −福岡教育大学の取り組み− 2002,3.
メディア教育開発センター研究報告33 高等教育における障害をもつ学生への支援システムの研究
. pp.83-88.
(説明)高等教育における障害者への支援としてメディア活用を構想した。福岡教育大学の現状を概観した後、SCS利用、九州ネットワーク構想、遠隔学習の開発モデル、チューターの役割について論述した。
27)福岡教育大学における特殊教育免許取得希望に関する実態調査 −教員養成カリキュラム改善への課題と提言− 2003,3.
福岡教育大学紀要, 第52号, 第4分冊, pp.273-296.
木舩憲幸・石坂郁代・大平壇・岡 典子・見上昌睦・納富恵子との共同研究.
(説明)通常の学級担任教員を目指す学生が特殊教育免許を取得する希望の有無とその理由について実態を調査し、その実態把握にもとづいて教員養成カリキュラム、オリエンテーション、教員養成大学の在り方について検討した上で将来への提言を行った。
28)健常児における読みと音韻意識および作業記憶の関係 2004,3.
福岡教育大学紀要, 第53号, 第4分冊, pp.307-316.
石坂郁代・木舩憲幸・大平壇・細川 徹との共同研究.
(説明)小学4年生を対象に、音韻意識課題テストを実施した。音韻意識が作業記憶の基盤の上に確立し、それが読みの予測因子として有効であることを明らかにした。
29)聴覚障害学生支援に携わるボランティアノートテイカーの養成について −国内外の実践事例と今後の課題− 2005,3.
NIME研究報告, 05-9, 48-56.
(説明)日本、アメリカ、イギリスでのノートテイカー養成の事例を紹介し、e-Learningや音声認識技術などの先進技術を駆使した養成の可能性、教材のディジタルコンテンツ化によるノートテイカーの負担軽減などについて言及した。
30)臨床指導の場の快適性に関する赤外線サーモグラフィーによる検討 −肢体不自由児の指導における− 2005,3. 福岡教育大学障害児治療教育センタ−年報. 第18号, 55-60.
大平 壇・木舩憲幸・石坂郁代・中村貴志・納富恵子との共同研究. 本研究は平成16年度文部科学省「特色ある大学教育支援プログラム」によるものである。
(説明)体温調節への配慮が必要な肢体不自由児を対象に、指導場面における室温とマット表面温度との関係を調べた。ラバー製よりも布製の方が表面温度が高く、体温が奪われることが示され環境調整の重要性について言及した。
31)肢体不自由児における体温調節に関する検討 −赤外線サーモグラフィによる顔と手の皮膚温の差からみた−
2006,3.
福岡教育大学障害児治療教育センタ−年報. 第19号, 21-26.
大平 壇・木舩憲幸・石坂郁代・中村貴志・納富恵子との共同研究. 本研究は平成17年度文部科学省「特色ある大学教育支援プログラム」によるものである。
32)福岡県における就学指導の現況と課題 2006,3. 福岡教育大学紀要, 第55号, 第4分冊, pp.233-278. 大平壇・木舩憲幸・石坂郁代・納富恵子との共同研究.
33)通常の学級における特別支援教育の実際 −米国ボストンの公立小学校の取り組みから− 2006,3. 福岡教育大学紀要, 第55号, 第4分冊, pp.279-288. 納富恵子・石坂郁代・大平壇・木舩憲幸・ブレンダ=マティスとの共同研究.
34)米国後期中等教育における特別支援教育の実際 −学習支援と教員の専門性向上を中心に− 2006,3. 福岡教育大学紀要, 第55号, 第4分冊, pp.289-294. 石坂郁代・大平壇・納富恵子・木舩憲幸・ブレンダ=マティスとの共同研究.
35)A Japanese short form of the Swanson
Cognitve Processing Test to measure working
memory:Reliability,validity,and differences
in scores between primaly school children
of the United States and Japan. 2006, Psychological
Reports,99,27-38. Yeonhee Hwang,Toru Hosokawa,H.Lee
Swanson,Ikuyo Ishizaka,Noriyuki Kifune,Dan
Ohira との共同研究
36)構音・アクセントに対する言語知識の発達 2007,3
福岡教育大学障害児治療教育センタ−年報. 第20号, 1-8.
安東恵子・藤野順子との共同研究.
37)教員志望学生の障害者に対する態度形成における介護等体験事前指導の効果 2008,3. 福岡教育大学紀要,第57号, 第4分冊, pp.109-118. 大平 壇・石坂郁代・納富惠子・中村貴志・木舩憲幸との共同研究.
38)聴覚障害児の比喩の理解におけるオノマトペの効果.
2008,3. 福岡教育大学障害児治療教育センタ−年報. 第21号, 9-14.
池間裕香・多田拓也との共同研究.
39)重度・重複障害児の体温に及ぼす足湯の効果に関する予備的検討
−赤外線サーモグラフィーによる皮膚温の変化からみた−.
2008,3. 福岡教育大学障害児治療教育センタ−年報. 第21号, 23-29.
大平 壇・石坂郁代・中村貴志・納富恵子との共同研究.
40)ディスレクシアの指導につながる評価法の課題の予備的検討 2009,3. 福岡教育大学紀要,第58号, 第4分冊, pp.173-182. 石坂郁代・大石敬子・大平 壇・平谷美智夫との共同研究
41)聴覚情報処理障害の用語と定義に関する論争. 2010,3. 福岡教育大学附属特別支援教育センター研究紀要. 第2号, 17-26. 八田徳高との共同研究
42)学習障害を主訴にした特別支援教育センター来談者の分析に関する研究. 2010,3. 福岡教育大学附属特別支援教育センター研究紀要. 第2号, 83-94. 中山 健・見上昌睦との共同研究
43)マサチューセッツ州における特別支援教育 - ボストンを中心に - . 2011,3. 福岡教育大学附属特別支援教育センター研究紀要. 第3号, 63-71. 相澤宏充・一木 薫・猪狩恵美子との共同研究
▼▼報告書、その他▼▼
<用語解説・事典>
1)都築繁幸編著(1996)「聴覚障害幼児のコミュニケ−ション指導」のキーワード1〜7 を担当.保育出版社
2)リハビリテーション医療事典(2007) 「聴覚障害」の項を担当.
朝倉書店
<FD報告書>
1) FD報告書(平成13年度) 障害のある学生への支援−福岡教育大学の取り組み−
2) FD報告書(平成14年度) 高等教育における障害のある学生への学習支援
−福岡教育大学の取り組み−
3) FD報告書(平成15年度) 高等教育における障害のある学生への支援と
障害児への教育・支援の新しい潮流
4) FD報告書(平成16年度) 高等教育における障害のある学生への支援と
障害児への教育・支援の新しい潮流
5) FD報告書(平成17年度) 高等教育における障害のある学生への支援
6) FD報告書(平成18年度) 高等教育における障害のある学生への支援
7) FD報告書(平成19年度) 高等教育における障害のある学生への支援
<授業技術ハンドブック>
1) 太田富雄(2002)「第19章 障害児教育における授業技術 第2節 聾学校の場合」,
授業技術ハンドブック 〜教育実習改善のために〜. 福岡教育大学教育実践総合センター,
pp.253-263.
2) 太田富雄(2004)「第19章 障害児教育における授業技術 第2節 聾学校の場合」,
授業実践ハンドブック 〜教科内容研究特集〜(第2集). 福岡教育大学教育実践総合センター.
pp.261-267.
3) 太田富雄(2005)「第20章 第2節 聾学校」 教育実践ハンドブック −教育実習の手引き−
福岡教育大学教育実践総合センター.
pp.131-135.
4) 太田富雄(2006)「第13章 第2節 聾学校」 教育実践ハンドブック −教育実習の手引き−改訂版
福岡教育大学教育実践総合センター.
pp.143-147.
<学長裁量経費による研究報告>
1) 福岡教育大学障害児教育講座内有志FDグループ(2001) 「特殊教育教員免許の総合化に伴うカリキュラムの在り方に関する研究」
<文部省委嘱研究(平成11,12年度)>
1) 修士課程における障害児教育カリキュラム研究会(2001) 「修士課程障害児教育専攻における重複障害児教育科目に関する教育内容・方法の開発研究」
<文部科学省拠点システム構築事業>
1)聾学校の自立活動 (2006) 文部科学省拠点システム構築事業実施報告書「開発途上国における障害児教育分野の教育モデルの開発・検証に関する研究」 筑波大学教育開発国際協力研究センター.
pp.73-77.
**最終更新日:2011,4.1