(平成10年度)
| <学部> | 備考 | ||
| 障害児教育総論TB | 後期/水曜/2限 | 学部1回生 | |
| 聴力検査法 | 後期/木曜/1・2限 | 学部3回生 | 実習が中心 |
| 言語指導 | 前期/水曜/2限 | 学部4回生 | 指文字・キュ−サインの実技あり |
| 聴覚言語障害研究法T | 通年/火曜/2限 | 学部3回生 | |
| 聴覚言語障害研究法U | 通年/金曜/4限 | 学部4回生 | |
| <大学院> | |||
| 障害児教育研究U | 通年/金曜/2限 | 修士1年 | |
| 障害児教育特講T | 後期/金曜/1限 | 修士2年 | |
| <特殊教育特別専攻科> | |||
| 聴覚障害教育特講T | 前期/金曜/1限 | ||
| 聴覚言語障害児研究法 | 通年/月曜/1限 |
前期6コマ、後期8コマを担当し、「まるで中学校・高校の先生みたいですね。」とよく言われる。
今年度は第二部(夜間学部)を担当していないので楽です。
以下は「講義概要」です。
<聴力検査法>
聴覚障害児の教育機関における聴力検査は、医療的診断を目的とするのではなく、教育指導に利用するための情報を得るために行なわれる。 授業では、聴力検査法及び補聴器特性測定法について実習を行い、聴覚障害児の聴覚活用について実際的応用的に学ぶ。 アマチュア無線技士4級程度の電気・電子工学的知識、MS-DOS,BASIC、WINDOWS
に関する基礎的知識があることが望ましい。
自己評価:当講座には防音室がなく、検査室と称する間仕切りがあるだけ。30m離れた所に公衆電話があるのだが、テレホンカ−ドの返却音が検査室内でも聞こえるほど。「生活音を刺激にして聴力検査ができるんだぞ」と言ってはみても、世間一般の人には単なる負け惜しみにしか聞こえないらしい。平成5年度に大学が移転統合した際に防音室の要求をしたのだが、予算がない、単価が高いという理由で却下される。新しい大学なので期待されて来る見学者が多かったのだが、検査室を見て「これが大学の検査室ですか?」と同情される。この評判が伝わるや、もう誰も訪れなくなった。
現場の聾学校の方が設備・備品とも良く、検査場面の見学や補聴器のフィッティングの実習等を聾学校にお願いしている。
最近の聾教育は手話が注目され、この授業の受講者が少ない。入学してくる学生のほとんどが、聾教育=手話というイメ−ジが強く、聾学校専攻の学生で受講した者は過去2年続けてゼロ。聴力を正しく把握するのは聾教育の基本中の基本の筈だが、必修科目でなく、実習で時間をとられるし、私の人気もなく、敬遠されている。ただ、他の専攻でありながら受講してくる学生は熱心。例年、単位にはならないのだが、特別専攻科の学生も数人熱心に受講している。
<言語指導>
聴覚障害児教育の重要課題の1つである言語指導に関わる事項について、聾学校の指導例を参考にしながら講述する。また、今日的課題である言語メディアの問題については、指文字・手話・キュ−ドスピ−チを取り上げ実技も行う。これらにより言語指導の理論と実践についての基本的理解を図る。
自己評価:本学では生野聾学校、堺聾学校、大阪市立聾学校に教育実習をお願いしている。特に生野聾学校で実習する学生はキュ−サインの習得が必要で、平成6年度よりこの講義の中で実技試験も行っている。指文字・キュ−サイン実技試験の平均点(百点満点)は、平成6年=96点(N=21、聴覚障害者も受講したため、皆熱心だった)、平成7年=88点(N=33)、平成8年=92点(N=26)。平成9年度は受講者も少なく、試験を実施するという雰囲気ではなかった。お茶を濁したようなこの実技試験で90点を取れたからといって、実際の場面で子どもとスム−スなコミュニケ−ションができる訳ではない。ただ、実習に対して不安を募らせている学生に少しでも不安を取り除き、自信を持ってもらえればという親心から行っている。
以前は、聾学校での教育実習生は春・秋あわせて50名いるのが当たり前だったのだが、平成9年度は春・秋あわせても11名。1校あたり10名もいたのが、現在は2,3名と寂しい限り。障害児教育の専門性の確保や教員養成のあり方まで問われている。
<聴覚言語障害研究法T>
この授業は、受講生の希望により竹田、守屋、太田、山下の4人の研究室に分かれて進められる。太田が分担する領域は聴覚障害教育、特に言語指導・聴覚活用・早期教育である。これらの領域での現状を批判的に分析し問題意識を明確にした上で調査研究のためのアプロ−チを学ぶ。数量化研究法では、デ−タの分析・解釈、報告書作成について学ぶ