1.不登校をなくすためにはどうしたらよいか

1.不登校とは、身体的には何も問題が無いが、何らかの情緒的な問題によって登校できない、または登校しようとしない状態のことである。不登校は様々な情緒的問題を持つ子供たちが、学校と言う場に対するある種の反応としてあらわす行動の一つなのである。多くの場合、子供の悩みや葛藤、両親の養育態度や対応の仕方、学校での問題が複雑に絡み合って、「不登校」という状態が作られるのである。不登校の子どもの症状の現われ方としては、朝の登校時間になると頭痛、腹痛、下痢、めまいなどの身体症状を訴え、学校へ行くのをしぶるようになり頻繁に休むようになる。長く学校を休み続けていると、朝なかなか起きずに、昼近くまで寝ていて、日中は家の中で好きなことをして過ごすのである。更に家族が。学校の話をしたり、無理に登校させようとすると、激しく怒り出し反抗的になり、特に母親に対する乱暴が見られるようになる。これが一般的な不登校の症状である。
それでは、不登校のなった子どもたちには、どのように対処すべきだろうか。子ども自身の問題なのだから、子どもが自分の力で困難を乗り越えることが出来るようにサポートし、待ってやることが大切だと思う。なぜ子どもが学校に行きたがらないのか、これからの人生をどのように過ごそうとしているのかをじっくり話し合い、子どもが行きやすい環境を作ることが大切である。学校に行くか行かないかを決め、実行するのは子どもである。親や教師がいくら焦っても、強制しても、おだてても根底には子どもの意志がはっきりしていなければ無意味ではないだろうか。あくまで子ども自身で決めることということを頭において冷静にサポートすべきだと思う。
不登校にならないようにするためには、まずは学校教育のシステムそのものを改善していく必要があると思う。40人の児童をただ年齢が同じというだけで同じ所に集め、同じ教科内容を授業していき、子どもそれぞれについて教師が理解することは、難しいことである。もっと小人数に複数の教師がついて、ひとりひとりに合わせた教育をすることが不登校をなくす第一歩だと思う。

2.不登校はとても深刻な問題である。この問題は、時間が解決してくれるというわけではなく、時間がたてばたつほど解決に時間がかかるので早急の対応が必要だ。
 では、どうして不登校になってしまうのか。他とは違う自分があり、それを学校の場で発揮することが出来ないところから生まれてくる場合がある。本当は素晴らしい個性をもっているのに、そんな自分をどうみんなに表現していいのか分からず、本当の自分を発揮させるための力が備わっていないことが問題なのだ。現代の特徴として、みんなと同じものでなくてはいけない、みんなと同じじゃないと不安になるなどといった流れがあり、中にはそうした流れに乗れない子供もいる。そういう子供は、その中で自分を強く打ち出そうとするが、自分の持っている能力を使うことによって発揮し、自分を認めるだけの力がないので、受け入れてくれない学校には行きたくないとなってしまう。もちろんその他の原因も考えられるが、ついには引きこもってしまう。
 こうして不登校になり、部屋にずっと引きこもっていると、いざ学校にいこうと思っても、学校に行けなくなり、そんな自分に苛立ちを感じてしまう。まずは、部屋から出ることが大切だ。一人で部屋に閉じこもっているという環境を変えなくてはいけない。
 そして、その子供が打ち込める何かを探す。例えば、勉強でも、スポーツでも、習い事でもなんでもいいから、何かをやることが当たり前の環境を作るのだ。何かやりたくても出来ない、踏み出せない子供もいるのだから教師側で環境を変えることも大切だ。
 これから生きていく中で、自分の個性を発揮していくことはとても大切なことであり、社会に出たとき自分をどう表現していくかはとても重要だ。つまり、個性の発揮を促す環境と、個性を発揮させる力を育てる環境を作りその中でいろいろなことを体験していくことが必要である。

3.不登校になるのには、様々な原因がある。児童の性格によるものや、学校生活での人間関係の問題、家庭での問題などがある。また、不登校のタイプにも様々なものがあり、母親と離れることに不安を感じたり、いじめや転校などで精神的に打撃を受けたり、非行に走ったり、登校の意志がなかったりなど、多く考えられる。そのように、不登校には様々な原因・タイプがあるけれども、それぞれのタイプに応じた指導が必要であると考える。 
 まず、どの不登校のタイプにも共通する大事なことは、早期発見をすることだと思う。早期発見の手がかりは、いつも子どもの様子を気にしておく必要がある。例えば朝の健康観察の時には、クラス全員の体調がわかる機会なので、子どもの顔色や表情をうかがえる。また、朝校門で挨拶を行うことをすれば、自分のクラスだけではなく他のクラスの子どもの様子を見ることができるし、先生同志で情報交換をすることで、より一層の早期発見につながるのではないか。子どもの表情、元気をうかがうことや、遅刻や欠席が増えてないかということについては怠らないようにするべきであろう。また、子供同士の望ましい人間関係を作ることができるクラスにするために、それぞれが個を認め合える、自己主張ができる、いじめのない明るく楽しい雰囲気の学級作りを心がけることも大切だと思う。
 また、家庭においても変わった様子がないか、保護者との連絡を密にすることが必要であろう。体調を崩していないかとか、登校時刻になると学校へ行きたくない様子を表わしていないかとか、変化が見られた場合にはすぐに連絡がとれるようにし、日頃から連絡帳などでも家庭での様子について把握しておくことが大事だと思う。地域社会の人々にも協力してもらい、地域全体で子どもを見守っていくような学校体制を作る必要もあろう。
 不登校になった場合でも、再登校できるように明るく思いやりのあるいつでも受け入れられる学級体制を作っておくことが大事である。再登校してきた時には、周囲の温かい心でもってクラスになじめるように全員で受け入れたい。
 不登校には様々な原因があるけれども、いろいろな角度から子どもを見ておくことと、不登校の原因を保護者や先生がきちんと把握し、何よりも温かい心を持って指導を行っていくことが、不登校の解決につながっていくのではないかと考える。

4.不登校は年々増加する傾向にある。不登校の態様は、「無気力でなんとなく登校しない」場合や、「登校の意志はあるが身体の不調を訴えて登校できない」場合などが多い。
 不登校という状態は、何か原因があってその影響でたまたまあるきっかけで不登校という形で表面に現れるということがある。きっかけは、体の不調や精神的不安定から始まる場合がある。普段何でもなかったことでも、疲労がたまっているときや体調が悪いとき、精神的に疲れているときには、強いストレスとなって不登校のきっかけになることがある。不登校の原因をわかっている子どもは少なく、無理に原因を聞き出そうとするともっともらしい理由を無理に作ろうとし、それが原因であると思い込んでしまう。これらほとんどの根底にあるのは、自信の喪失からくるものが多い。何か一つでも自信の持てるものや、目標とするものを見つけさせることで、少しずつ着実に前進させて、希望と意欲をもたせてやることが大切である。
 また、この問題に取り組むにあたって、不登校の子どもは、心の成長の助走期にあり、周囲の人間がゆとりを持って対応する必要がある。早く登校できるようになることでなく、不登校を克服する過程でどのように個性を伸ばし、成長していくかという視点をもつことが求められる。学校においては、教員がカウンセリングマインドを持って相談に応じることや、スクールカウンセラーや教育相談員など学校内外の専門家や教育相談機関と緊密な連携を図っていくことが大切である。また、適応教室、民間施設、マルチメディアなど積極的に活用し、学習支援や補充指導に役立てていくべきである。
 これまでに、不登校の子どもたちのために、転校を弾力的にできるようにしたり、「中学校卒業程度認定試験」が活用できるようになった。これらは、子どもたちにとって有効に活用されていくことが求められる。

5.不登校の原因・背景は家庭に問題がある場合、学校のあり方、特に友人関係、教員との関係がかかわっている場合、本人の意識に問題がある場合と様々である。また近年見られる傾向として「学校に必ず行かなければならない。」という意識が薄らいできていることが挙げられる。不登校などの問題は、学校にとってはそのあり方そのものが問われている問題でもある。教師が子供たちに受容的な態度で接したり、教育活動全体を通して、生命や人権を尊重し、差異を認め合う態度を育成することや、円滑な人間関係の形成、個々人の個性や価値を尊重する態度、社会性の涵養を育成していくことが重要である。さらに不登校はどの子供にも起こりえるとの認識の下、子供の発する信号を鋭敏にとらえたり、どんな些細なことでも必ず親身に相談に応じるなどして、その発見に努めなくてはいけない。またそのような問題が起こった場合には、学校担任が一人思い悩み抱え込むのでなく、校長をはじめとして、全教員が協力し、一丸となってその解決に至るまで全力で取り組む必要がある。
 教育相談体制の充実を図ることも重要である。教員以外の専門家の協力を求めることも不可欠であると考える。特にスクールカウンセラーについては子供に関する相談、教員への助言、学校の教育相談体制に対する助言においてなど様々な場面で評価されているので、更なる拡充を図っていくべきである。
 子供の生活において、学校が時間的にも精神的にも極めて大きな存在になっていることを念頭におき、この問題に取り組むことが重要である。子供たちの生活時間において学校が占める割合が高い状況下では、不登校の子供にとっては、そのことが心に重圧を加える要因となっているからである。このことから家庭、学校、地域社会間のバランスを改善するとともに、学校外での多様な生活や体験の場を持つことが求められる。
 最後に更なる不登校の問題の背景や、その解決に向けた取り組みに関する研究を推進しよりよい学校が作られるように様々な角度から考えていくことも必要と考える。

6.不登校と一言でいっても、その原因はさまざまである。そこで一人一人に合った対応が必要となってくる。最近では、「不登校はどの子にも起こりうるものである」という考えも出てきており、「必ずしもも学校に行かなければならない」という意識が薄らいできているのも事実である。が、学校でしか学べないこともあり、子どもたちにとって小・中学校での経験は大きなものであるといえる。そこでここでは、不登校をなくすため考えられるいくつかの原因とその対応について述べる。
 まず、「いじめ」が原因であることが考えられる。この場合、学校全体でいじめの根絶に努める必要がある。  
 2つ目に考えられる原因として、「教師や友人との人間関係の問題」がある。この場合、担任の教師がいくら働きかけても、子どもは心を開かないという可能性が高いため、カウンセラーや心の教室相談員などの活用が望まれる。
 また、「授業がわからない、おもしろくない」といった理由もあげられるので、できる限り子どもたちが楽しく学び、一人一人の意見が大切にされ、自分の存在感や自己実現の喜びを実感できるような授業作りに努めなければならない。
 このようにさまざまなケースが考えられるが、大切なことは子どもへの指導の際に、元の生活や仲間に戻ることのみにこだわるのではなく、子どもが登校拒否を克服する過程でどのように個性を伸ばし、成長していくかということに視点を置いて、子どものペースでゆっくりと問題に取り組むことである。
 その一方で考えなければならないのが、現代の子どもたちの「自己統制力」のなさである。自分のやりたいことは人の迷惑も考えずにするが、気に入らないことはやらないといった姿勢の場合は、教師として子どもに自己統制力が身につくよう指導していく必要がある。こういった指導は学校のような集団生活の中でこそ行えるものであり、今後の教育のひとつの課題ともいえる。

7.不登校とは、病気や経済的理由によるものを除いた、何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、生徒が登校しないあるいはしたくてもできない状況にあることをいう。解決のためには、学校・家庭・関連機関がそれぞれに努力し、密接に連携し、協力する必要がある。そこで、不登校をなくすために次の3つの点から支援を行う。
(1)早期発見・即時治療を行う
 不登校は急に起こるものではない。不登校になるまでにはそこまでの過程があり、生徒の些細な行動や発言といった信号を敏感に察知することが必要である。例えば、遅刻する回数や保健室に行くことが多くなったり、暗い発言をしたりということに問題意識をもつことが必要である。そして、生徒のありのままを受け入れ共感的な理解をもって親身になって相談にのる。生徒自身に自分のよさを発見させ、教師はそのよさを伸ばしていくことができるよう支援する。そのためには日常生活を通して生徒との信頼関係を築き、生徒が気軽に教師に相談することができる雰囲気作りを継続的に努める。
(2)自己の存在感を感じることができる環境作り
 あらゆる教育活動のなかで、生徒一人ひとりが自分らしさをアピールすることのできる雰囲気を作る。例えば、朝の会や帰りの会などに、今日活動した内容や自分の趣味など自分のことをみんなに伝える時間を作る。そうすることにより、自分や仲間たちのそれぞれが、クラスの一人の存在であることを感じることができる。自己を生かすことのできる場、自己実現を図ることのできる場を設け、学校生活を有意義で意味のある活動へとする。
(3)学校・家庭・関連機関との連携
 学級担任や学校が抱え込むのではなく、家庭や関連機関との連絡を密にして、不登校を解決していく。特に、学校では普段見せない姿が家庭では現れる場合があるので、教師が少しでも危険信号を察知したならば、家庭と連絡をとり、生徒の行動や発言の変化に早急に気づくことができるようにする。また、複雑な問題に関しては、関連機関に相談を行い、「開かれた学校」体制で最善を尽くし問題を解決していく。
 不登校は学校・家庭・関連機関と本人の努力でかなりの部分を解決することができる。よって、生徒のペースに合わせ焦らずゆっくりと解決していくことが望ましい。そして、不登校は誰にでも起こりうるものであるという考えで日頃から生徒理解に努めていく決意である。

8.不登校を解決するためには、教師が敏感でかつ根気強さをもつことが必要である。不登校児は、さまざまな問題を心に抱えている。そのために家に引きこもったり、人と会うのを避けたりするようになる。そこには必ずといってよいほど何かしらのきっかけがある。教師はそこに目をむけ、敏感でなくてはならない。不登校児が見せるサインに対して見のがなさいような、常に気配りが必要である。不登校の難しさは一度家にこもると、なかなか学校に出てくることが困難になるということであろう。よって不登校をなくすためには、学校段階での早い対応がポイントとなる。つまり早期発見・早期対応が重要であるのだ。また、教師自身がある種の機敏さやカウンセリングマインドをもつことも重要である。不登校をなくすためにだけではなく、学校で日常起こるさまざまな問題や悩みを親身になって子どもから聞くためである。同じ相談に乗るのにしても、カウンセリングマインドをもち、子どもに共感しながら話を聞くのと、片手間で話を聞くのとでは、子どもに与える安心感や信頼感がまったく違ってくる。そういうことの積み重ねが、子どもの心を開かせることにつながって行くのだ。さらに不登校は当事者の子どもの心を大きく傷つける。また、不登校児を抱える家庭の負担も大きくなる。教師は家庭とも連携しながら、家庭についてもサポートを充分視野に入れなければならない。学校でも状況も包み隠さず伝える義務がある。不登校をサポートする家族の理解を得るために教師の役割は大きい。また、できるだけ専門家の力を借りたほうがよい。教師の力には限界があり、すべてを完璧にこなすことは不可能である。専門家に力を借りることで、不登校状態が改善すればそれは、教師の力ともいえる。自分一人で抱え込んで、不登校状態を更に悪化させるような失敗とは無縁である。今まで述べてきたように、重要なのは教師一人一人がどれだけ真剣にこの問題と向き合うかということにかかっている。私は柔軟に対応し、不登校を未然に防げるよう努力する所存である。

9.友人関係や教師との関係をめぐる問題、学校不振など学校生活での影響が要因である場合、親子関係をめぐる問題や家庭生活の急激な変化などが要因である場合、本人の意思に関わる問題など子どもたちが不登校になるきっかけは様々である。
 学校は児童・生徒にとって自己の存在を実感でき、精神的に安心できる場所でなければならないが、その役割が果たされていない場合も多いように思われる。近年、子どもたちの生活体験や自然体験の減少、都市化の拡大による地域の教育力の低下、受験競争の激化に伴う遊びの時間の減少などが原因で自立感や望ましい人間関係の形成の仕方を見につける機会が減少してきている。そのことを踏まえて学校は、児童・生徒が自主的、主体的に取り組めるような活動や自己を生かすことのできる場、自己実現を図ることのできる場を設ける必要がある。また学校は、「開かれた学校づくり」という観点に立って、家庭や地域社会と連携し、児童・生徒が抱えている問題について意見を交し合ったり、助言し合うべきである。家庭や地域社会の協力を得るためにはまず、学校の全教師が不登校について理解し、問題に対する指導の基本方針、指導方法について教師間の十分な共通理解を図っておく必要がある。
 不登校が起きた場合には、教師は保護者との面談などを積極的かつ円滑に行い、不登校の問題を解決する上で保護者が不登校の問題について正しい知識と理解を持ち、子どもの気持ちを冷静に受け止め、適切に子どもを支えていくことができるよう支援していくことが重要である。教師の熱心な姿勢を示すことにより、保護者の心の安定を図り、協力を得ることができるのである。
 教師が不登校の問題に真剣に取り組み、解決を図ろうとする態度は非常に大切であるが、教師は教育相談の専門家ではないため限界がある。教育センターや児童相談所などの専門機関の協力を得て適切な対応の仕方の助言を得ることも大切である。
 ここ数年、文部省などより不登校の問題に対する様々な取り組みが行われてきたが、不登校の児童・生徒は依然として増加している。学校は様々な関係機関との連携を深め、不登校の児童・生徒をなくしていく努力する必要がある。そして、教師1人1人が児童・生徒と日頃から積極的に関わるように努め、温かい人間関係、信頼関係を築き、悩みを相談しやすい雰囲気をつくることが不登校の児童・生徒をなくすための学校の取り組みとして最も基礎的で重要なことなのである。 

10.不登校とは、50日以上の長期欠席児童・生徒のうち「学校嫌い」という理由に分類された数字に基づいている。今の子どもたちは個を尊重され育ってきている分、昔と比べて耐性や協調性に乏しいのは否定できないだろう。また、高校や大学への進学が一般化したために、勉強への向き・不向きに関係なく、ほぼ全員が学力を中心とした序列化の波にさらされている。子どもがもろくなっている上に外圧が高まっているのであるから、何割かがそこで行き詰まっても不思議なことではない。
 登校できない理由に、友人がいじめる、先生が厳しすぎる、クラブ活動についていけない、勉強がおもしろくない、などが考えられ、原因を学校に求めやすいが、その一方、学校という環境に適応できないのは、その子ども自身の問題、つまりその子の能力とか人格の未熟性に問題があるので、素質の問題とか、家族関係の問題にも目を向けるべきである。原因を単一に求めることは決して正しくない。不登校は学校にこないという一つの現象に過ぎない。登校しないという現象は同じでも、そのような行動を形成するにいたった過程はさまざまである。学校生活の中で、子どもが自分を生かせる場、個性や能力、自主性や主体性を発揮できる場を見出すことができずに登校する意欲を失い不登校となったケースがみられるようだ。学校においては、あらゆる教育活動の中で、子どもの自主性、主体性を育みながら、一人一人がたくましく生きていくことの力を養っていけるように支援する必要がある。また、一人一人の子どもが楽しい学校生活を送ることができるよう、よりよい集団を育てることは、子どもが適応力を身につける上で重要であるといえる。学級活動をはじめとして、子どもが集団の中で好ましい人間関係を気づいていく力、適切に集団生活に適応する力を身につけることができるよう、指導・援助することが必要である。
 不登校の子どもは、学習の内容が分からなかったり、学習の進度についていけなくなったりしたことが不登校のきっかけとなったケースがある。子どもは、それぞれ多様な個性・能力、興味・関心等をもっており、一人一人の子どもの発達の課題を達成するためには、画一的・一斉的な指導のみではなく、個別学習、グループ学習、ティームティーチング等を取り入れたり、個に応じた指導方法を工夫し、学習内容の理解の定着を図っていくことが大切である。

11.「不登校」には、多種多様なきっかけや様態がある。学校生活での影響、家庭生活での影響、本人の問題などがきっかけとして考えられる。様態については、学校生活に起因する型、遊び・非行型、無気力型、不安など情緒的混乱型、意図的な登校拒否の型、複合型、などに分類される。また、「不登校」はいじめとは違い目に見えるものであり、数値的にも定義されている。以前は50日以上の長期欠席として捉えられていたが、近年、30日以上の長期欠席として捉えられ、12万人を超えているのが現状である。以上のことをふまえた上、「不登校」をなくすための対策について考えてみたい。
 「不登校」はどの子どもにでも起こり得ることを常に意識しておかなければならない。きっかけを早期に発見し、対応していく必要があるため、日頃からふれあいの時間を確保する。また、いじめや学業不振,教職員に対する不信感など学校問題が起因する場合もしばしばみられる。そのため、学校や教職員一人一人の努力が重要になってくる。全教師の共通理解を図り,連携しながらすべての教師が該当児童に触れ合い学校全体で取り組んでいくことが考えられる。電話をかけたり、迎えに行ったりするなどの登校刺激を本人の状態を考えながら行うことも一つの手である。学校,家庭,関係機関,本人の努力等によって「不登校」の問題の大部分は、改善、解決できる。教育相談担当教師が専門的に指導を行い、学級で対応について話し合い協力していかなければならない。家庭においては、家族関係・家庭生活の改善を図るなど保護者の協力も大切である。児童・生徒の自立を促し、学校生活への適応を図るため多様な方法が検討されなければならない。授業方法、個別の指導など授業・指導法を工夫し、意欲を持って活動できる場を増やす。教室への登校が難しい場合においては、保健室等への登校から始め、指導にあたる。また、子どもの好ましい変化は、どんな小さいことであってもありのままに受け止め、積極的に評価していく。子どもが自己存在感を感じ、心の居場所をもつことができるように配慮しなければならない。子どもの立場にたった教育相談を行う必要もある。
学校への登校が難しい子どもに対しては、学区制の弾力的運用や「適応指導教室」へ通うことも考えられる。学校外施設で相談・援助を受けた日数を指導要録上出席扱いにすることも可能であり、このような制度も状況に応じて活用していかなければならない。

12. 不登校は、様々な原因があると考えられるが、最近多いのが、学校に行くときになるとおなかが痛くなったり、吐いたりといった症状のあらわれるものである。これは何らかの精神的なストレスからくるものであるが、本人も原因がわからないといった場合もある。このような不登校の子どもたちに対して、強引に学校に連れてくるといったことは絶対にすべきではない。大切なのはその原因を明らかにし、そこを解決しないと不登校の問題も絶対に解決しない。
 不登校はその原因が様々であるため、担任教師一人の力で解決できる問題ではない。学校全体での支援が必要であり、保護者やカウンセラーなどの専門家との連携も不可欠である。特に子どもが不登校になった場合、その保護者も精神的に追い詰められた状態に陥ってしまう可能性もある。そのような時は、専門家とも協力しながら親子供に支援していく必要なある。
 また不登校の問題を解決するためには、早期発見が重要である。教師はいつも子どもたちの実態把握に努め、子どもたちの些細な変化も見逃さないようにすることである。例えば、朝の健康観察は、子どもたちの健康状態や顔色を見ることのできるよいチャンスであるので、しっかりと見逃さないようにする。また、朝の挨拶運動なども子どもたちが登校してくるときの様子を伺える。
 そして、不登校になった場合でも、再度登校ができるような明るい雰囲気の学級をつくっておくことも教師の役割である。登校してきたときに周囲の友達が明るく迎えるような暖かい学級をつくりたい。
 以上述べてきたように、不登校は様々な問題が絡んでいるため、組織的に対処していくことが大事だが、教師として今何をすべきなのかを考えて対応していくべきである。教師は子どもたちと積極的に関わるように努め、暖かい人間関係や信頼関係を築き、学級をまとめて引っ張っていくことが最も大切である。

13.最近、不登校の子どもが増加している。教育現場では決め手が無いまま対応に追われ、国をあげて苦慮しているといっても過言ではないだろう。不登校は学力不振や人間関係のもつれなど様々なことが原因で学校に行かない状況を表す。いわば、社会、学校、家庭の総合的な責任である。では、不登校をなくすためにはどうすればよいのだろうか。
まず、未然に防ぐことが必要である。不登校は急に起こるものではなく必ず何らかの前兆があるはずである。例えば、欠席や遅刻の回数が増えてきたとか、保健室に行く回数が増えたとか、何となく元気がないというようなことである。このような子どもの些細な変化を見逃さず対応していくことが教師には求められる。このような事態に遭遇したときは、ありのままの姿を受け止め生徒の声に耳をかたむけることが必要である。人に話すということだけでずいぶん心の重みが軽くなることが多い。そのためには日頃からコミュニケーションをとり、生徒との信頼関係を築かなければならない。日頃からの交流なくしては、生徒の変化にも気付かないであろう。
次に、実際に不登校になっている子どもについて考えてみたい。前述したように、不登校には様々な原因がある。悩みを解消することができなかったために、不登校になっているのである。私は、不登校の子どもは、何か考えたいこと、考えなければならないことがあるから不登校になっているのだと思う。つまり、一口に不登校といっても、その行動には原因がいろいろあるように、それぞれ意味があるのである。学校に行かせようとすることを考える前に、不登校という行動の意味を周囲が理解し、解決の糸口を一緒に見つけていかなければならない。学校に行くことで解決したことにはならないということを十分理解しておく必要もある。
いずれにせよ、あせらず時間をかけて取り組むことが大切である。また、保護者や担任教師、子ども自身が抱え込まずに周囲との連携をとることも大切である。そしてあくまでも子ども自身が自分の力で乗り越えられるよう、周囲は援助し見守っていかなければならない。

14. 不登校を防ぐためには、まず常に子どもたちの目線で教師と子どもが話をしていくことが大切だと考える。また、最近はカウンセラーという専門家も多くいるため、教師だけが子どもと向き合っていくのではなく、そういったカウンセラーを各学校ごとに派遣し、定期的に心理相談を行っていくことも防ぐための方法だと考えられる。友達や家族に話しにくく、悩んでいることも思春期の子どもには多くある。一人で悩みを抱えるのではなく、その悩みを打ち明けられる相談相手になることが教師やカウンセラーにとって大切なことである。悩みを分かってあげること、どのようにこれからしていくべきか一緒になって考えなければならない。そのことで、誰にも打ち明けることができなくどのようにすればよいか思い悩んでいたことから、救うことができる。自分の存在や悩みを分かっている人がいなくて引きこもってしまう子どもも少なくはないだろう。
 しかし、不登校児はちょっとしたきっかけで学校にこなくなってしまうことが多い。昨日まで学校に来ていたのに、ということもありえるのである。しかも、理由は様々で、身体的理由、いじめ、意図的理由などが挙げられる。このような時、教師は冷静に対応しなければならない。上記のように不登校の理由は様々である。したがって無理に登校させるということはしてはいけない。教師は、不登校になった子どもの家を訪問し、本人はもとより家族とも話をする必要がある。そして、どうするべきなのか教師、家族、本人が一緒になって考えるべきである。訪問した際に大切なことは、学校の話を控えるということである。周りが学校に無理に行かせようとするとかえってストレスがたまってしまうからである。興味がある話やテレビの話題など学校とは関係のない話をしてリラックスさせることが大切である。
 本人は家で頑張っているが、学校にいる場所がなければ、戻ってくることができない。戻ってくることができるよう、他の子どもにも呼びかける必要がある。

15.文部科学省の調査によると、不登校は小・中学校合わせて13万8千人にのぼり、昨年度よりも4千人増えた。今、不登校は重大な教育課題になっている。登校しない、あるいはしたくても出来ない状況にある児童生徒をなくすにはどうしたらいいのだろうか。
まずは、不登校の原因を、平成14年度に出された文部科学省の報告より見ていくこととする。まず、不登校状態になった直接のきっかけとして、一番多いものは学校生活であり、その中でも友人関係をめぐる問題によって不登校になったというのが一番多い。そして、不登校が続いている理由としては、「無気力」によりなんとなく登校しない、登校しないことへの罪悪感が少ないと言う理由が一番多かった。これにより、不登校の大きな原因は学校での人間関係であり、また不登校の状態が続くと、「無気力」になり、さらに学校に行かなくなるという悪循環に陥ってしまうケースが最も多いことが分かる。
以上の現状を踏まえ、不登校をなくすためにはどうしたらいいかをこれから検討することにする。まず、不登校の予防に関しては、学校や教師が常日頃から「楽しい学校」を意識し、児童生徒に働きかけることが重要であると考える。児童生徒が学校で過ごす時間は一日の大半を占め、児童生徒にとって学校は、生活のすべてとも捉えられる。教師はこのことをよく考え、授業だけでなく、教育活動全体を通して、児童生徒を見守れる体制を整えることが重要である。また、児童生徒の悩みをすぐに教師に相談できる体制を作ることで、つらいことがあっても誰かが解決してくれるという安心を児童生徒に与えなければならない。
さらに、不登校が起こってしまったときは、根気よく働きかけ、学校に居場所をきちんと残していることを諭さなければならないと思われる。そして、学校だけでなく、家庭・地域と協力して、問題解決に努めなければならない。具体的な対策としては、完全学校週五日制を利用した、地域・親子のふれあい等が挙げられる。

16.現在の不登校をなくすためには、一つは現段階で不登校の状態にある児童・生徒を学校へ登校させること、二つに今後不登校になる可能性のある児童・生徒を早期に発見し、指導し不登校を防止することが挙げられる。
まず、現在不登校である児童・生徒への取り組みについて、目標は大別して二つある。一つは登校させることが直接の目標ではなく、不登校児の人格の成長を援助する。この段階ではまず子供を取り巻く環境なとについての理解と、それらの環境との関係の上に形成された心理的、情緒的な問題を理解することが必要である。その上で、子供が登校できるレディネスを整えられるよう、本人またはその周囲の環境改善をはかる。不登校児にはまず教師が主導的に関与すべきであり、決して不登校児をそのままにしないこと、教師が積極的な原因追求をすることが大切である。二つ目は、登校することを直接の目標にする。登校することによって生じる不安とか不快な感情を回避するために家庭にこもり、安定を得ようとすることは一種の行動障害のようなものである。ここでは、登校回避を消去するということが目標となる。この場合も、家庭や学級の雰囲気の改善、その他子供を取り巻く環境の改善への援助をしなければならない。
二点目の、今後不登校になる可能性のある児童・生徒を早期に発見する対策として、子供のサインを見逃さないことが挙げられる。理由のはっきりしない遅刻や欠席、保健室へ行く頻度の増加、授業に対する意欲減退など、子供のサインを敏感に察知して、早期に指導できれば不登校児の軽減につながる。
以上二方向からの指導で、不登校児は減少すると考える。さらなる減少を目指して教師は@楽しい学級、わかる授業を展開することを日頃から心がけることA家庭や地域の人々とラポールを持っていることB関係機関との連携が図れることC学校全体で取り組める体制づくりをすることが挙げられる。そうすることでさらなる軽減が図れると考える。先にも述べたが、不登校児には教師が積極的に関与することが必要である。それに加えて、学校全体、家庭、地域全体で問題に取り組めるように、教師は日頃から関係機関との連携が図れる」ように努めることが大切である。

17.不登校は、家庭や学校などの環境的要因に本人の自我の強さやストレスに対する耐性、更に、本人や保護者の価値観が加わり、それらの複合的な要因により発言すると考えられる。
 まず、一つ目の対策として不登校児童生徒を取り巻く環境を整えることである。不登校のになった原因だけでなく、きっかけ又はそれ以前の環境から見直すと、不登校である以前からストレスがかかっていたりすることが多い。また、不適応状態にある時に子供に対して不適切な関わりを行うことで問題をこじらせていることがある。こういう環境的な問題を一つずつ見直して、過度のストレスのかからない、登校できる環境を整えていくことが必要である。同時に本人に対してアプローチしていかなくてはならない。不登校はストレスにより登校するエネルギーが切れていたり、心が傷ついていたりすることが多い。そのきっかけや原因を取り除いて、心の傷を癒し、登校しようというエネルギーを回復させていく必要がある。
 多くの場合、アプローチしながら環境を整えたからといっていきなり学級に登校させるのは不登校を悪化させる可能性があるので、様々な段階を踏んだ方が有効である。スクールカウンセラーや児童相談所などの専門機関と連携を図りながら、フリースクールや学校内に設置してある相談室を利用して徐々にならしていくなどの方法も有効である。
 事前に予防するには、まず、教師や保護者が不登校について正しい知識を持つこと、そして、子供一人一人に応じた配慮を行なうことが挙げられる。子供たちは何か合図を出しているはずである。それを見逃さないようにして、何かリスクを感じたら、その子に応じた配慮をすべきである。また、不登校の児童生徒の周囲の子供たちにも、不登校のきっかけの理解を促し、援助法、対処法を身に付けさせることも大切になってくる。
 最近は、障害があっても通常の学級で学習する子供が多くなってきた。しかし、通常の学級では個に応じた援助が難しく、その為不登校になる子供がいる。障害児だけでなく、何らかの援助を必要としている子供はたくさんいる。そういった事を見直していくことも不登校を防ぐ第一歩になるのではないだろうか。

18.不登校をなくすためにはどうすればいいか。なぜ不登校が生まれるのか。原因がわからなければ解決方法も見出せないと思う。しかし、不登校の原因はこれといった特定のものがないといわれている。病気というものもあれば、経済的理由もある。そしてもっとも多いのが学校嫌いだと思う。しかし、学校が嫌いになった理由も人それぞれにある。そして子どもの心情も、学校に行きたくないと言って行かない子どももいれば、本当は行きたいがいけないと言う子どももいる。全てのことをふまえて、不登校をなくすということは大変難しいことだといわれている。しかし、この問題をほっとくわけにはいかない。子どもの将来のことなどを考えて、やはり、心の問題を解決しなければならないだろう。まず、不登校になった原因を理解することが大事だろう。その原因はひとり一人違うから、教師はその子ども自身を理解し、解決していかなければならない。人間は自分が経験したことや、それに基づいて確信していることを否定するということが難しい。それは教師も子どもも同じである。教師があたりまえだと思っていることを子どもは間違っていると思っていることもあるだろうし、その逆も充分ありえる。だから教師はまずその子ども自身や、意見、考え方などを受け止めてあげることが大切だと思う。そうすることによって教師と子どもとの間に信頼関係ができ、子どもに先生がいるという安心感ができると思う。子どもに安心感ができたときにはじめて子どもの悩みや、話しを聞けるようになる。これが不登校になった子どもに対してしてあげられることの第一歩だと思う。学校に来させようと無理やり説得したり、慰めを言う前に、まず子どもの話を聞くことが最初だと思う。そしてその子の原因を聞き、理解した上でその子に合った解決方法を子どもと一緒に見つけだしていくことが必要である。その子に合った解決方法なので、特定の方法はないと思う。力ずくで解決する方法もあるだろうし、じっくり時間をかけて解決した方がいい場合もあるだろう。様々な方法があると思うが、そのときに絶対必要なことは、家族で取り組むということだと思う。子どもが精神的に弱っている時に一番必要なものは家族である。家族が無関心だったり、否定的だといくら教師が一生懸命でも解決はしないと思う。子どもと教師、家族が一緒に解決していかなければならないと思う。

19.不登校は、何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しないあるいはしたくてもできない状況にあることである。近年不登校児は増加しており、その原因は様々で、明確でない場合もある。
 不登校になる原因はこども本人であっても分からない場合が多く、無理に追求して苦痛を与えるより、様子を見ながら子どもとのつながりを大切にしていくことが重要である。教師は定期的に子どもと会う機会を持ち、関わりを持つ。例え家庭を訪問して子どもが会おうとしなくても決して諦めてはならない。不登校期間を子どもが自分の気持ちを整理する時間と受け止め、学校に来させることだけが目的ではなく、会って話をすることによる子どもの心理的な安定を一番の目的とする。
 学級での指導も必要である。学級で不登校児について話し合う機会を設け、不登校児の様子、状況、気持ちなどを伝え、不登校児に対する理解を深めると同時に、自分たちにできることなどを考えさせる。私が中学生のとき、不登校の友達がいて、学級で話し合いを行った。そして各個人で手紙を書いたり、修学旅行のお土産を買って届けたりなどをした。学級担任の話によると、本人はとても喜んでいたそうで、毎日登校するまではいかなかったものの時々登校したり、保健室登校だったり、部活動に顔を出したりするようになった。こうした交流を続け、学級担任もクラスメイトも諦めない姿勢が大切だと感じる。
 日頃から、子ども達にとって学校や学級が楽しく居心地の良い場所となるように心がけることが大切である。そのために教師はいつも明るく元気に過ごすこと、また子ども達と同じ目線に立って向き合える関係を築くことが必要であると私は考える。

20. 不登校の原因にはいくつか考えられが、不登校は、現在の学校のあり方に対する問いかけであり、学校教育をもう一度見直す必要があるのではないかと考える。不登校はどのような子どもにも起こりうるものであり、単なる怠惰と考えず、行きたくても行けないという気持ちを理解するべきである。
 不登校をなくすためには、教師は子どもと信頼関係を築いておき、何でも話せるような関係作りを心がけるべきである。
また、起こった場合には、教師は原因について自らの振る舞いなどもう一度見直す必要がある。子ども自身に原因があるとは限らないからである。また、教師間、保護者と連携をとっていく。子どもに対しても常に配慮し、家庭を訪問したり、電話をしたりして連絡をとるなどして、いつでも、話を聞ける、学校に来れるような配慮をしていく。学校でも、クラスの状態や、学級経営などを見直し、子どもたち一人ひとりが生きるような学級経営を行なっていくべきである。学校に対する子どもの不安などを取り除くように配慮していくべきである。
学級内のほかの子どもたちに対する配慮も必要である。不登校になってしまった子どもの状況を理解させ、学級全体で学校に来ることができるように援助していくようにする。学級全体の受け入れるという態度は、不登校になってしまった子どもがいつでも学校に来ることができるために必要なことである。
保護者に対しても配慮が必要ではないかと考える。保護者は、不登校になれば学校に行かせようと子どもを責めたてたり、焦ってしまうということも考えられる。保護者ともよく話し合い、連絡を取り合いながら、協力して取り組んでいく。保護者の気持ちを理解し、子どもだけでなく、保護者の話をよく聞いたりすることも教師の役目ではないか。
不登校は子どもからの何らかのサインとも受け取ることができる。学校、教師、学級を見直し、子供と向き合って話し合っていかなければならない。不登校になってしまった子どもに対する周りの子どもの配慮や思いやりを育てていくことも重要なことではないかと考える。

21. 不登校は児童にとって、学校や学級に自分の存在を実感できる心の居場所がないことが原因で起こると考える。全ての子ども達が教育を受ける権利をもっており、児童が不登校を起こした場合、教師は全力で問題を解決するよう努めなければならない。
 先ず、不登校が生じた場合、その原因を探さなければならない。その際には、児童だけに原因を求めるのではなく、教師は自分自身の指導に原因はなかったかを見直すべきである。教師が不登校の原因ならば、その児童は不登校の理由を教師にはなかなか打ち明けられないからである。そのためにも、他の教師や児童の協力を得ながら原因を探す必要があると考える。
次に、家庭訪問などを行いながら、家庭との連携を深め、対応していくことも重要である。子どもの不登校に動揺している親などもいる場合があるので、子どもを温かく見守るように説明すべきである。児童が学習の遅れを不安に感じているようであれば、授業のノートやプリントなどを友達に届けさせ、家庭でも学習できるように支援する。
最も重要なことであるのは、いきなり学級に復帰することを求めるのではなく、保健室登校などから始め、学校に来ることが出来ないことへの挫折感を少しずつ乗り越えられるようにすることである。それと同時に、不登校の児童が登校した時に学級に入りやすい雰囲気づくりを行うことも大切である。やはり、学級に不登校の児童を受け入れる雰囲気がなければ、不登校児の登校は続かない。私も高校生の時にクラスに不登校の生徒がいたが、担任の教師が、私達にその生徒のことを受け入れるように話してくれたことで、クラスの何人もが授業のノートをもって行ったり、話に行ったりすることで登校できるようになったのである。
教師は日ごろから児童達にとって、学級が快適な場所になるように学級の雰囲気づくりに努め、また、常に児童一人一人に気を配り、早い段階で問題を見つけ、解決できるように努力するべきであると考える。

22.不登校児と呼ばれる児童生徒は、昭和58年頃から年々増加傾向にあり、年を追うごとに低年齢化が強まり、近年では社会問題の1つとしてクローズアップされています。このように不登校児が増え続ける原因の1つとして「親子関係のゆがみ」が挙げられます。核家族化による影響で子ども1人の家庭が増え子育てに「甘やかし」や「過保護」が目立ち、家の居心地が良くなって離れることができずに不登校になる場合や、逆に共働きが増え子どもに全く構うことがなく孤独にさせ「引きこもり」になってしまう場合があります。このような原因を解決するためにも「家庭訪問」を重視すべきだと考えます。今までの家庭訪問での話しは、成績面、態度面、改善面が主で約15分の時間で行われます。このような短時間で子どもの様子を知ろうとするのは難しいのではないでしょうか。家庭訪問を重視することで、教師と保護者の相互の見えない所での子どもの様子を知ることができたり、充分な時間を取ることができれば意見交換も行えると考えます。更に、現状に悩みを抱える保護者がいれば、早目に相談に乗るなどの対処ができるとも考えています。このように教師と保護者との信頼関係を築くことができれば、少しずつ不登校児を減らすことに結びついてくると思っています。しかし、親の共働きが多いなか家庭訪問に充分な時間が取れるのかという点が問題になってきます。そのような場合、家庭訪問以外にも連絡ノートを活用するなど、保護者との関わりを多く持つ手段を考えていくべきだと思います。今まで述べてきましたが、不登校になるケースが必ずにも家庭に原因があるというわけでは有りません。学校内の「いじめ」であったり、もしかすると教師に原因があるかもしれません。しかし、いずれにしても子どもは必ずどこかでいつもと違う行動、言動があると思います。それに早く気づいてあげて、問題を解決に向かわせるためにも、教師と保護者との連携が大切だと思います。そのことからも、早目に家庭訪問を行い、話し合いを持つようにすることが大切だと思います。

23.子どもの不登校をなくすためには、子どもの心理面での問題を取り除いてあげることが必要である。不登校の原因として、子ども側の要因、家庭側の要因、学校側の要因、そして社会的要因がある。子ども側の要因の場合、スクールカウンセラーに相談するなどの方法がある。不登校になる前に、まずはスクールカウンセラーに悩みを打ち明け、相談することによって不安や悩みが解消されたら、不登校にならずにすむのである。ただ、週に1度来るスクールカウンセラーのところに相談に行きにくい場合もある。そのために、学校側のほうでも、生徒がスクールカウンセラーのところに相談しに行きやすいような雰囲気を作ったり、学校のほうでスクールカウンセラーの存在をもっと大々的に生徒たちに知らせるのがよい。相談の内容などを一切口外せずに話を聞き、相談にのってくれるスクールカウンセラーの存在は、生徒たちにとってとても心強いであろう。次に、家庭側の要因の場合、具体的に言うと、その内容としては、両親の別居や離婚、家族の病気、兄弟の非行、また親が子どもに無関心であったり、身勝手な態度をとったり、子どもにたいして過保護、過干渉であったりする、などである。親は子どもに不安を与えたりせず、伸び伸びと育つことができるように、安定した家庭を作っていくことが必要である。学校側の要因としては、教師が試験の成績などの表面的なことだけで、内面を見ないで、教師の価値観だけによって子どもを評価してしまったり、一人一人の子どもの個性を把握した学級作りが遅れていること、子どもの方から教師に相談しにくいことなどがある。なので、教師はこのようなことを排除し、子どもを平等に見、子どもの実態をよく把握した上で学級作りを行っていく必要がある。最後に、社会的要因だが、高学歴志向の競争社会となり、学歴の無いものが蔑視されていたり、学校や家庭を含めた地域社会の連携が希薄になっていることなどがあり、不登校社会全体で不登校をなくすためにこのような問題を排除していく必要があると考える。

24.学校での問題で不登校がある。不登校の生徒は近年徐々に増えてきていたが、今年になって初めて不登校の生徒が減ったという報告があった。しかし、学校に行っていて欠席扱いにはならないが保健室登校が増えている。同じ学校にこない状態であっても理由にさまざまなタイプがある。神経症的不適応、文化的不適応、怠学的不適応、進路不適応、の4つがある。心身の異常を伴いそれらが原因で学校に行けなくなる、これまで身に付けてきたリズムや文化が異なる、学校に対する興味や関心が薄れる、在籍している学校や学科に満足できない場合などだ。このように理由はそれぞれ異なっている。心身の異常が伴う場合、学校が楽しくなかったり、学校に興味がもてなかったりすることで学校に行きたくなかったり面白くないのではないだろうか。学校での授業や昼休みがもし楽しくなれば、行きたい気持ちになるのではないだろうか。学校が今、生きる力を養うための取り組みや総合的な学習の時間を使って生徒の興味のあることに取り組めるようにしている。このような活動を広げていき、授業もテストのためだけの授業ではなく、生活に結び付けられるように楽しく学ぶことができれば学校がもっと楽しくなるのではないだろうか。

25.「不登校」という言葉を耳にするのが珍しくない、というのが今の教育現場の実情だろう。子どもたちが不登校になる理由は様々である。一度不登校になると、大きな環境の変化がない限り学校に行くのは困難だろう。実際に私の友人にも何人か不登校の者がいたが、ちょっとしたきっかけで学校を休み、たびたび休むようになり、最後には学校に出てこなくなる。そうなると家に電話をしても出てもらえない。私は幼いながらも自分の非力さを嘆き、自分には責任はなかったのか、と自問自答したこともあった。実際、その友人は学校に来ることはなかった。不登校になってから学校に出てくるのは、やはり難しいだろう。このような状況になった時、施設に通うなど情報を提供したり、家庭へ訪問したり、学校外での評価の工夫など、関わりを絶やさないことなども重要である。しかし、もっと重要なのはこのような状況になる前の学校側の環境作りであると思う。
 では、不登校児を減らすには、どのような環境作りが必要か。
 まず、不登校とならないための魅力ある学校作りである。授業や決められた行事だけでなく、地域や社会と学校の結びつきを深めて開かれた学校を作り、体験的な授業を多く取り入れたり、学校だけが問題を抱えるのではなく多様な人材の協力を得たりすることが重要になってくる。
 また、スクールカウンセラーなどと教員、保護者の連携によって安心して通うことのできる学校を作ることが必要である。悩みがあれば相談にいけるような雰囲気作り、いじめや暴力は絶対に許さないという徹底した雰囲気作りも大切である。早い段階からの不登校児の立場にたったクラス作りを心がけることや、他校との連携によって転学などの柔軟な措置も行えるようにしなければならない。
 以前の学校という固いものから、児童一人一人の立場にたって柔軟に様々な問題と立ち向かえる開かれた明るい学校を目指さなければならない。

26.不登校の問題は、近年の学校現場でも大きな問題として取り扱われている。最近では中学生の不登校なども増加してきており、多くの課題を抱えている。不登校の原因として、精神障害によるものや、怠学傾向、神経症的登校拒否、積極的・意図的拒否など様々であるが、この中でもっとも大きな割合を持つ物が神経症的登校拒否とされている。実例としては、いじめをきっかけに登校が出来なくなったり、学校生活の中で自分の思い通りにならなく、自分に自信をなくし登校を拒否してしまうケースなどがある。一般に、対策としては無理に登校をさせることは好ましくないとされている。しかし、いったん登校しなくなりそれが長期に渡ると、今度は登校するきっかけを失ってしまい、学校に復帰できなくなってしまうことが多いとされている。では、不登校をなくすためにはどうすればよいだろうか。不登校の背景にはいろいろな要因があり、一概にこうすれば解決できるという対策はないように思われる。一番大切なことは、人間関係にあるのではないだろうか。人間関係といっても、そこにはいろいろな人が関係してくる。母親、父親、学校の教師、まわりの同級生など多くの人が関係してくると思う。やはり、周りの人がお互いのことを正面から受け止め、お互いを理解しようと努力し、信頼できる関係を作れるような環境を作ることが大切である。このことは、不登校の問題だけにいえることではなく、いじめやその他の問題にも共通していえることなのだが、何の問題においても人間関係はとても重要になってくると思う。また、教師の対応も重要になってくる。教師は学校においての子どもの唯一頼れる存在である。その教師が子どもを見放すような行動や、正面から子どもと向き合おうとしなっかたら、子どもは学校での居場所を失ってしまう。教師は、子どもから信頼されるように子どもと向き合い、良い関係を作っていくことが大切である。不登校の問題はいろいろな問題と関係している。不登校のことだけを取り上げるのではなく、それらの問題と連携しながら教師が解決していくことが重要になってくるのではないだろうか。

27.文科省が発表した学校基本調査速報によると、昨年度の「不登校」を理由とする長期欠席者数(年間30日以上)は13万1211人(前年度比7511人減)と発表された。1975年以来27年間増加し続けた不登校者数は、はじめて減少したそうだ。全児童数に占める割合も0・05ポイント減少の1・18%となった。文科省は減少に対し「熱心な取り組みが数字として現れた」と評価する一方「依然として憂慮すべき状況」と話している。
 このように教育全体としても長年に渡って様々な取り組みが行われているものの不登校を失くすことはできていない。果たして何故不登校は起こるのだろうか。そして不登校をなくすためにはどのようなことが大切なのだろうか。
 不登校の原因としては家庭環境、教師や友人との何らかの問題、いじめなどが考えられるが、決定的な原因はなく複数の要素が絡み合って起こると思う。本人たちも自分が何故不登校になったのかわからない場合が多いそうだ。
 教師や親たちは不登校児にその原因を問い詰め何とか学校に来させようという態度になるがそれがかえって不登校児にとっては重荷に感じてしまうのではないだろうか。実際、私のクラスにも不登校児がいた。担任教師は毎日のように家庭訪問を行ったり、ビデオレターをクラス全員で作成し送るということも行った。しかし彼はその後も学校に来ることはなかった。翌年の担任は学校に来させようとするようなことはなく、彼自身が動き出すのを待った。すると保健室登校から行事のみの参加そして教室での授業に参加できるようになった。
 不登校児に対し周囲の大人は社会の目を気にし、子ども自身の気持ちを考慮することがおろそかになってしまう傾向にあるとおもう。
 しかし、学校に行くのは子ども本人であり、子ども自身に気持ちの変化がなければ不登校解消とはならないだろう。不登校を「怠惰な気持ち」の表れではなく子ども自身に起こりかけている深刻な問題を子ども自身の内で解決しようとしている期間であると肯定的に捉え、「自分」について考える時間を認めてあげることが大切なのではないだろうか。

28. 不登校児と呼ばれる児童生徒は、昭和58年頃から年々増加傾向にあり、年を追うごとに低年齢化が強まり、近年では社会問題の1つとしてクローズアップされています。このように不登校児が増え続ける原因の1つとして「親子関係のゆがみ」が挙げられます。核家族化による影響で子ども1人の家庭が増え子育てに「甘やかし」や「過保護」が目立ち、家の居心地が良くなって離れることができずに不登校になる場合や、逆に共働きが増え子どもに全く構うことがなく孤独にさせ「引きこもり」になってしまう場合があります。このような原因を解決するためにも「家庭訪問」を重視すべきだと考えます。今までの家庭訪問での話しは、成績面、態度面、改善面が主で約15分の時間で行われます。このような短時間で子どもの様子を知ろうとするのは難しいのではないでしょうか。家庭訪問を重視することで、教師と保護者の相互の見えない所での子どもの様子を知ることができたり、充分な時間を取ることができれば意見交換も行えると考えます。更に、現状に悩みを抱える保護者がいれば、早目に相談に乗るなどの対処ができるとも考えています。このように教師と保護者との信頼関係を築くことができれば、少しずつ不登校児を減らすことに結びついてくると思っています。しかし、親の共働きが多いなか家庭訪問に充分な時間が取れるのかという点が問題になってきます。そのような場合、家庭訪問以外にも連絡ノートを活用するなど、保護者との関わりを多く持つ手段を考えていくべきだと思います。今まで述べてきましたが、不登校になるケースが必ずにも家庭に原因があるというわけでは有りません。学校内の「いじめ」であったり、もしかすると教師に原因があるかもしれません。しかし、いずれにしても子どもは必ずどこかでいつもと違う行動、言動があると思います。それに早く気づいてあげて、問題を解決に向かわせるためにも、教師と保護者との連携が大切だと思います。そのことからも、早目に家庭訪問を行い、話し合いを持つようにすることが大切だと思います。