No. 2005,12,13.発行   編集:黒田恵美*
*太田学級生ではありませんが、教採勉強会の仲間でしたので特別に寄稿して頂きました。



     平成18年度福岡県教員採用試験(小学校)受験報告


1、 はじめに
 教員への夢は、最後まであきらめず頑張れば、手に届くところにあります。夢を掴むんだ!という意志をもって、努力すること、これが一番の合格への方法だと私は思います。 

2、 私の勉強法

【1次試験対策】 ?筆記試験⇒始めは全体的に、あとはポイントを絞って。
○教職教養
11月〜12月:基礎固め期

・生協の講座のプリントを活用、徹底的に頭に入れる(これは最後までずっと続けます)。
・「教職教養の頻出問題」を解いていく(一回目)

1月〜3月:またまた全体的に、でも苦手なところを把握し、間違えないようにしていく

・「教職教養の頻出問題」を解いていく(二回目)
・苦手克服ノートを作る

4月〜7月:苦手なところを徹底的に埋めながら、県の傾向に合わせた勉強をしていく

・「教職教養の頻出問題」(三回目)を解いていく。
・「教職教養の実施問題〈全国版〉」を解いていく。自分で工夫して3回ぐらい解く。
・各テキストやプリント、講座などを使って使って苦手分野に取り組み、不安を軽くする(人権・同和や教育時事など)。

☆ポイント☆
・模試はなるべく受けよう。(受けても一喜一憂しない。どうしたら点数が上がるか考えていこう。)
・7月からの勉強は重要。もう一度過去の問題を解きなおし、出るところに焦点をあてて勉強する。
(就職支援室にある本物の過去問を解いて、出方を研究。本番に慣れることもポイント)
・教職教養スコープは持ち歩きに便利だし使いやすいです。

○小学校全科

1月〜3月:よく分からないまま、とりあえず取り組む

・「小学校全科ランナー」を埋めていく(学習指導要領を中心に)。
・生協の講座をしっかり聞く。(出るポイントを言ってくれます。何がどんな風に問われるかを把握して、雰囲気を掴もう)

4月〜7月:覚えるしかないことに気がついて、必死に取り組む

・「小学校全科の頻出問題」を解き、その部分をランナーで補完する(ランナーに乗ってないことは書き込んで。模試が役立ちます)。
・覚え方を工夫して、一般的な学習指導要領をマスターする。
・7月の始めに福岡県の過去問をもう一度解いて、出そうなところを徹底的に頭に詰め込む。
(学習指導要領は細部まで。音楽や図工、家庭科、体育はランナーの後ろがとても役立つ)

☆ポイント☆
・小学校全科は広いけれど、福岡県の傾向は大体決まっています。そこを「覚えるしかない!」と決めて、苦手から解ける喜びに変えていこう。
・音楽は歌唱共通教材をMDなどに入れて日頃から聞いておくと、歌詞を覚えたり楽譜を読むときに役立つし、2次試験の際にも便利です。
・最後は友達とくだらない覚え方を作って、乗り切れるようにしよう。

人物対策⇒自分のもつネットワークを利用しながら、自分を高めていく。

○集団討論
自分たちでグループを作って練習、ひたすら練習するのみです。また、当日のことを考えて、いろんな人と討論する機会を作っていきます。討論が終わったら、簡単にその論題のまとめをして付箋などで貼っておくと、あとから役立ちます。

☆集団討論のポイントは2つ☆
@自分のスタイルを見つけること   A教育問題を自分の中で深めるのに役立てること


○ 論作文
論作文の点を上げるには、とにかく書いて添削してもらうことが一番です。生協や大学の先生に積極的にみてもらい、自分の論作文でマズい点はどこなのか把握し修正しながら、本番で書けるように練習していきましょう。

☆論作文のポイントは3つ☆
@「書き方」を覚えること(苦手な人はパスラインなどを活用) 
A自分の中にネタを作っておくこと(集団討論で話したことや、新聞が役立ちます)
B「書く」機会を作ること(模試などの「書かなければいけない」状況を利用しましょう)

【2次試験対策】
○個人面接:自己PRが大切&普段からの態度に気を配っておく。
自己PRはかなり重要。ここから問われてきます。だから、自己PRに書いたことは完璧に自分のものにしておかなければなりません。そして、どうしたら自分の思いが伝わるか、どんな字が読みやすいかなど、必ず他の人に見てもらってチェックしてもらいましょう。

※私は障害児教育が専攻なのでそのことをおもに書きました。するとやっぱり聞かれたことは「特別支援教育への転換をどう思いますか?」でした。自己PRに書いていることを質問され、そのことに答えると、またそれに突っ込んで質問される、という形でした。その他は「小学校の思い出」「ボランティアや障害児教育以外に心に残っている思い出は?」「どんな人権・同和教育がしたい?」などです。

○模擬授業:恥ずかしさを捨てて、練習しよう!色んな人の模擬授業を見て人の良い所を盗みながら、自分の形をつくっていきます。「楽しく練習!!」しましょう。(書き順は要チェック。)

※福岡県は毎年、5年生の学活が出るらしいです。私は「私のおすすめの本(学校図書館の利用)」でした。5分間で導入部分をします。「めあて」まで一応書きました。(でも、書かなくても大丈夫なようでした。授業技術より、子どもの前に立ったとき、この人どんな感じなのかな?ということを見るのではないでしょうか。だから基本は「大きな声で、笑顔でハキハキ」だと思います。)

○英会話:英語の得意な先生に特訓してもらい、コツを掴もう!
はグループを作り、皆でルームの先生に指導していただきました。試験に備えた「コツ」があります。どんな質問が来ても、それにつなげられる「答え」を自分で作っておくことです。そして無理をせず、「すみません、もう少しゆっくり言ってください」と言うこと、これで不安はなくなります!!

※私のテーマは「先週の日曜日」でした。皆で教室に集まり、テーマが配られ、2分で紙に書いて考えます。それから順番に試験室に入り、受験番号と名前を言ったあと、紙に書いたことを読みます。それから質問されるという形です。(ネイティブの先生が一人と日本人の先生がひとりです。)

○専門筆記:過去問題を解いて傾向を把握
各教科の学習指導要領から、かなり細かいところを問われます。だから必ず読んで、頭に入れておく必要があります。範囲が広すぎて手をつけるのが「嫌!」と思ってしまいそうなので、過去の問題を手に入れて、「こんな感じで聞いて来るんだ」ということを把握しておきましょう。

※今年は、国語「文学史と言葉の意味」、算数は「等分除と包含除」「算数的活動があえて高学年の目標に入っていないのはなぜ?」、社会「3つの目標のうち、一つは何に関する目標?それを学年別に書こう」、理科「科学的とはどういうことか?」、それと学活から一問ともう一問でした。

○音楽実技      とにかく練習して、自信をつけていきます
○体育実技      努力しているのとしていないのでは、見え方が違います!専門の友達に指導しても
らうともっと上達します。

※ 音楽は今年は「われは海の子」でした。試験室に入るまでは、あらかじめ指定された3曲のちどの曲かは分かりません。曲に入る前に「さんはい♪」というのは厳禁!違えて止まっても、また続けて大きな声で歌えば大丈夫です。
※ 体育は@バスケットAマットB水泳でした。@はゴールにボールをぶつけてキャッチ、それからサークルを2回回って、シュート。入らなくても大丈夫なようだけど、やっぱり入ったほうがかっこいいです。Aは4種類の技が指定されています。練習時間あり。確か「側方倒立回転」と「伸しつ後転」が出ました。できていない人も居たけど、やっぱりできたほうがよい。Bは「25メートルをクロールか平泳ぎで泳ぐ」でした。25メートルたどり着けるかを見ているようでした。

※要は「ちゃんと練習してきました!見てください!!」という姿勢で行うことが重要だと思います。


3、 大切だと思う3つのポイント
@勉強仲間を作ること
Aいろんな人と出会い、いろんな経験をすること
B自分の勉強スタイルを見つけて、あきらめないこと

4、 最後に・・・
最近聞いた、いい言葉。(ある教師、上田薫先生の一言だそうです)
「痛みを感じないで生きようとすることは卑怯ですから」
充実感や達成感の裏には必ず痛み(苦しさ)があります。でもこの苦しさを乗り越えれば夢が手に入ります。色んなことを学ぶことに謙虚に、貪欲に。
自分の中にある憧れの先生目指して、お互い頑張りましょう!