No.  2005,9,6.発行   編集:吉田優子(H12年度生:イギリス特派員)

イギリスボランティア研修レポート No.21


9/5受信 スコットランド 5日間の旅」

<インヴァネス>

 せっかく、スコットランドまで行くのだから、できる限り北まで上り詰めてみよう…という安易な考えでインヴァネス行きを決定し、行けたらネス湖にも行ってみよう…といつものように計画もほどほどで、朝、移動のバスの中でやっと真剣に計画をたてました。バスターミナルの隣が、インフォメーションだったので、まずそこへ。幸
運にも、ネス湖行きのツアーはたくさん出ていて、次の日のツアーをすぐに予約できました。
 この日は、バスで30分ほどかけて、シェークスピアの「マクベス」の舞台になったという「コーダー城」に行きました(写真)。小さな建物ですが、中にウールとシルクでできたタペストリーがたくさん保管されていて、見ごたえはもちろんですが、私はその古臭い匂いが素敵だなと思いました。でも、ここは回りに何もなく、バスが少
ないので…私は庭に転がって日向ぼっこを楽しみましたが…もし、雨だったらつらかったろうと思います。車があれば、もっと効率良く観光ができるように感じました。バスで、インヴァネスに戻り、セント アンドリュース大聖堂に行きました。この建物は、ネス川の脇に立っていて、そこから川岸を歩き、ネス島の散歩を楽しみました。8時過ぎでちょうど日が沈み始め、夕暮れの空と、水に映る空の色が本当に素敵でした。
 2日目、前日に予約していたネス湖行きのツアーに参加しました。まずはバスで、ボート乗り場へ。その道のりでも、運転手の方がずっとガイドをしてくれます。スコットランド訛りの英語で少々聞き取りにくい部分もありますが…それはそれで味がありました。ボートに乗って30分、ネス湖のほとりに立つアーカート城に行きました(写真)、このお城は本当に素晴らしいです。スコットランドを訪れるなら絶対に行くべき場所です。私の参加したツアーは3時間半だったので、ここに滞在できる時間もたっぷり取ってあり良かったです。横には、このお城の歴史を簡単に紹介した博物館もありました。そこからまた、バスで、ネス湖エキジビジョンセンターに行きました。今も謎に包まれた?ネッシーに関する歴史などを紹介する映像などを見ることができました。そして、バスでインヴァネスへ…途中の景色も素晴らしく、とにかくどこに行っても癒されるのどかな景色を見ることができるのが、スコットランドの一番の良さだと痛感しました。バスの時間まで、インヴァネス城とその横の博物館に行き、この街の歴史を知ることができました。

<グラスゴー>


 グラスゴーに到着したのは、夜7時過ぎ。案の上、店のほとんどは閉まっており、この日はホステルで過ごしました。でも、ホステルにはパブがあって、ちょうどリバプール戦が中継されていたので、それはそれでしっかり楽しめました。
 朝1番にグラスゴー大聖堂に行きました。私の大好きなゴシック様式の建物で、ステンドグラスも、地下室も素晴らしく、とにかくため息しか出ない…という感じでした。そこから、隣の宗教博物館、お向かいのグラスゴーで1番古い家(写真)、今は博物館になっていて、そこに行きましたが、期待以上に興味深い展示物があり、行ってよかったです。ここから、マッキントッシュがデザインしたグラスゴー美術学校に行きました(写真)。建物の見学は、ツアーしかなく6ポンドですが、1845年に建てられたその建物は、匂いや染み、壊れかけたドアなど…至る所に歴史を感じることができました。ここの学生さんが、解説をしてくれるのですが、窓の造りなど、絵を描くうえで、どれほど光が大切で、彼がそれを本当に考えて設計したということなどがわかったので、1時間のツアーでしたが、得たものは多かったです。この5日間の旅の中で、私の一番気に入った場所です!その後、通り道の美術館に行ったり、気になるお店を見たり…以外に面白かったのが、「ピープルズ パレス」というグラスゴーの街と人の歴史を紹介した博物館でした。この日は、スコットランド最後の夜だったので、奮発してディナーを楽しもうと、マッキントッシュがデザインした建物のティールームに行きました。でも、メニューはイギリス同様…フィッシュ&チップスなどです。それから、バスの時間まで、店もほとんど閉まるので、映画でも見ようと思いましたがいい時間がなく、スターバックスで2時間本を読んで過ごしました。こうして…私のスコットランドの旅は終りました。
 この旅で、一番良かったと思ったのは、ユースホステルを利用したことです。6人部屋、4人部屋、12人部屋とどのホテルでも、知らない人と一緒でしたが、みんな気軽に声をかけてくれて、パブにも誘ってくれました。設備もかなり整っていて、キッチン、ランドリー、パブ、インターネットと困ることがありません。私が、エジンバラで同部屋だったポーランドの子は、3週間の滞在で、キッチンの冷蔵庫にかなりの食料を蓄えていました。でも、そこで節約することで長期滞在ができるので、賢いなと思いました。また、私のなかで、ユースホステルは若いバックパッカーが利用するというイメージがあったのですが、家族連れもたくさん利用していました。家族だと、一部屋を貸しきりにできるし、キッチンで食事も作れて、長期で滞在するには本当に便利なようでした。
 また、今回も大好きな一人旅を堪能したのですが、今までのどの旅行よりも出会いが多かったように思います。ツアーやユースホステルを利用したせいかもしれませんが、本当に良かったです。一人旅は、困ることもありますが、この人との出会いは、英語力を試すいい機会になると思いました。5日間、フルに活動したので、帰った日の仕事はきつかったですが、本当に心と体がリフレッシュでき、歴史を感じられる旅でした。