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2005,3,25.発行 編集:りんちゃん
アメリカ聴覚障害児教育研修2004

はじめに
今回、この研修に参加するにあたって、自分なりに二つの目的があった。まず、一つ目の目的として今回参加される聴覚障害の学生と実際に手話で会話をし、手話の技術を少しでも上達させるということ。二つ目の目的として、今回の研修を通してより多くのことを体験し、吸収して帰るということであった。今回企画してくださった都築先生、その他諸先生方、また参加されていた学生の皆さんのおかげでとても貴重な体験をすることができ、この目的は達成できたと思う。
訪問先: 撮影が禁止された所もあるので授業の様子などが紹介できないものもあります。
MSD-Frederick(メリーランド州立聾学校フレデリック・キャンパス)
MSD-Columbia(メリーランド州立聾学校コロンビア・キャンパス)
Tyler Heights Elementary School(タイラー・ハイツ小学校)
KDES(ギャローデット大学附属聾学校幼稚部・小学部)
Good Shepherd School(セントルイスにある総合養護学校)
Moog Center(セントルイスにある聴覚活用中心の療育施設)
研修を終えて
今回は2年越しの思いがやっと叶い、多くの経験をすることができた。今回視察した学校はそれぞれ異なる理念に基づき教育を行っていた。視察を行っている最中、正直、戸惑っている自分がいた。聴覚障害児を教育するにあたって何が正しいのか。自分の中で整理することができなかった。しかし、すべての視察を終えたとき、それぞれの学校が自信を持って教育を行っている姿をみて、正しいとか正しくないという問題ではなく子どもやその保護者のためにどのようにしたらよい支援をすることができるか、その考えを確立し自信をもって提供していくことが大切なのだと感じた。アメリカは日本とは比べものにならないほど多くの選択肢が用意してあり、子ども自身や保護者が一番良いと思った教育を受けられる体制ができている。このような体制を築くまでにはそれぞれの機関が多くの努力や研究、経験を積んできたであろう。このような努力や研究があったからこそ今のアメリカの聴覚障害児の教育があるのである。
アメリカの聾教育の変化は目まぐるしい。何年か後に訪れたときには今回とはまったく違う教育を行っているところがあるかもしれない。しかし、そのような変化が常にあるからこそ教育が充実していくのであろう。今回は学生という意味で参加したため、聞くこと、見ることに感心するばかりであった。これが、実際教育の現場に出ていろいろ経験してから参加すると、今回気づくことのできなかったことに気づくことができるであろう。次は、教員になっていろいろ経験してからぜひまた参加したいと思った。その時までに、自分の中で自信をもって述べることのできるような教育観を確立しておきたいと思う。
Special thanks to Dr.Shigeyuki Tsuzuki.