No. 2008,6,3.発行   編集:吉田優子(H12年度生:ドイツ駐在員)
                   
 ドイツ滞在レポート No.38

「エジプト旅行記 その6〜病気〜」
夜中の2時ごろ、お腹の痛みで目が覚め、それから、4時間ほど、嘔吐と下痢、ひどい痛みに襲われ、寝られませんでした。同じものを食べた主人は、「お腹が少し、変な感じはした」そうですが、病気になったのは、私だけでした。日本製の薬を飲みましたが、効く様子もなく、次の日もずっと寝ていましたが、よくなる気配もなく、お茶を飲むのがやっとでした。食べていないので、吐き気がしても、嘔吐はなく、お腹の痛みは相変わらず続き、熱も出たので、ホテルの人に勧められ、病院へ。ここでも、ホテルの人が親切にタクシーを手配してくれました。始め、近くの小さな内科に行ったのですが、「2時間待ち」と言われ、大きな総合病院へ。実際、こちらの病院の方が、衛生的で、病院の先生は、英語も話せて、点滴をうち、4種類の薬をもらいました。点滴でずいぶん楽になりましたが、相変わらず、何も食べることはできませんでした。ドイツに住んでいても思うのですが、病気になったとき、食べ物に困ります。日本では、おかゆを食べますが、それに代わるものが見つかりません。ルクソールでも、主人が買い物に行き、「病気だけど、食べられるものはあるかな?」と尋ねたら、じっと考えて、「これは?」とチョコクロワッサンが出てきたそうです。そんな、バターとチョコの入ったものを、お腹が悪いときに食べられるはずありません。結局、病気になったその日は、お茶だけで過ごしました。
病院から、処方された薬のうち、一つは、「抗生物質」。これは確かに効きますが、長く飲み続けると体に悪いです。が、ここでは、1箱くれて、どのくらい飲み続けるかというようなことは言われなかったので、もし、薬を処方されたら、「抗生物質(Antibiotic)」かどうか、自分で確認し、その場合は、2日間ほどで飲むのをやめたほうがいいようです。薬の説明書には英語も付いています。
私は、病気になった次の日、1日を寝て過ごし、その日の夜行でカイロに戻りました。戻りの電車もやはり遅れ、カイロに着いたのは朝10時ごろ。そこから、知人宅に帰りました。知人のアドバイスで、乾燥パンを食べ、眠りましたが、知人も「病気になったら、食べないのが一番。」と教えてくれました。でも、下痢や嘔吐で、水分もかなり取られているので、水分補給だけは続けなければいけません。
そういうわけで、楽しみにしていたルクソールでの2日目は、寝て過ごし、西側の観光は一切できませんでした。
西側には、王家の谷といって、歴代の王の墓、あのツタンカーメンの墓もある場所や、ハトシェプスト女王葬祭殿など、見所がたくさんあり、エジプトに行った人は、必ずと言っていいほど、カイロよりも見ごたえがあるというのですが、それを全く見ることができませんでした。本当に、残念です。
カイロに戻った日も、夜まで寝て過ごし、夜、知人の出ている教会でのコンサートに行っただけです。
が、エジプト観光では、お腹を壊すことは本当に多いので、それも予定に入れておくというのは、変な話ですが、そのつもりでいたほうがいいようです。特に、日本人はあたりやすいそうです。ルクソールのホテルの人から言われたのは、「食べた料理が悪かったわけではなくて、こんなに暑くて体が弱っているときに、そんなにスパイシーなものを食べたら、病気になるよ。」ということでした。実際、水にも気をつけていたし、夕食でも生野菜は手をつけなかったし、同じものを食べた主人は病気にならなかったし、私の体が、暑さと香辛料に適応しなかったのだと思います。
 そんなわけで、丸2日間、観光できず、その後も、またお腹が痛くなるかもしれないという不安から、食べてみたかったラクダの肉にも挑戦できず、本当に残念でした。
 この2日間、ほとんど写真も撮っていないので、ルクソールから、カイロに戻る車内から撮影した、田舎の風景を載せておきます(写真1,2)。

写真1 車内から撮影した、田舎の風景 写真2 車内から撮影した、田舎の風景