No. 2008,5,30.発行   編集:吉田優子(H12年度生:ドイツ駐在員)
                   
 ドイツ滞在レポート No.34


「エジプト旅行記 その2〜カイロ2〜」
 エジプト観光の初日は、カイロの中を回りました。まずは、考古学博物館へ(写真1)。一人50ポンド。学割がありますが、エジプトではどこでも、基本的に、『国際学生証』を提示しないと、学割になりません。学割だとどこでも、半額になるので、日本にいるときに、国際学生証を作っておくことをお勧めします。

写真1 考古学博物館


 館内は、写真撮影禁止だったので、残念ながら写真はありません。館内には、エジプトの秘宝が所狭しと並んでいて、見ごたえは十分です。もちろん、中には、手入れが行き届いていないものもありますが。やはり人気で、たくさんの人だかりができているのは、2階、ツタンカーメンのマスクと、それにまつわる品々が展示されているコーナーです。ここは、ガイドツアーも足を止め、じっくり見ているので、人ごみをかき分けての鑑賞になります。午前中だと、人は少ないようですが、それでも、このエリアは別でした。その他、興味のあるところで、足を止めるという具合で見学しても、2時間半かかりました。もし、隅から隅までじっくり鑑賞すれば、半日はかかると思います。また、別料金で、ミイラ室もありますが、私は以前、ロンドンでみたことがあったので、今回は見学しませんでした。ミイラは確かに凄い文化遺産ですが、見ていてそんなに気分のいいものではないので。余談ですが、ロンドンの大英博物館で、ミイラを見たとき、近くにいた5歳くらいの男の子が、「うわああ、気持ち悪い!!」と言っていたのが、忘れられません。とても正しい表現に思えます。
 そこから、明後日に行く予定のルクソールまでの電車の切符を買いに、ラムセス駅へ。夜行電車で行こうと思ったので、「寝台電車」の切符売り場に行きましたが、ひとり40ユーロ。なぜか、ここでは、アメリカドルか、ユーロでしか、支払いができないということで、価格も他のエジプトのものとは、比べ物になりません。この電車は、きっと、観光客のみが、利用する高級な電車のようです。が、私たちは、普通の電車でかまわないので、一般の電車の切符売り場へ。売り場は、「1等」、「2等」、「3等」にそれぞれ分かれているので、間違えないように並びましょう。しかも、表示もなく、散々待ったのに、「ここは、当日券のみ、明後日のチケットは、向こうだよ」と言われたり。エジプトでは、待つのが当たり前、遅れて当然と、色々なことが『エジプト時間』ですが、駅で切符を買うにも、やはり、少々時間がかかります。ルクソールまで、1等の夜行電車で一人、90ポンドでした。先ほどの寝台電車の約4分の1です!!日にちと時間、行き先をしっかり確認して、2人分購入し、駅を後にしました。
 エジプトで、驚くことのもう一つは、駅員でも、タクシーの運転手でも、お店の人でも、とにかく、英語が話せるということです。中には、商売にだけ、英語を使えて、他のことは、話せないという人もいるのかもしれませんが、それだけ、生活の中で必要とされているのだなと感じました。実際、観光客からの利益は凄いものでしょうし、英語なしで生活することは、難しいのかも知れません。これは聞いた話ですが、彼らの英語は、学校で習ったものではなく、生活の中で必要に応じて学んだもので、話せるが読み書きできないという人が、多いようです。それでも、これだけ生活の中に生きているなら、日本人のように文法には強いけど話せないという人より、ずっと、価値があるように感じました。

写真2 広場のお店 写真3 ジュース屋さん


駅周辺は、広場になっていて、たくさんの店が出ています(写真2)。観光客には、とにかく、声をかけてくるので、興味がないときは気にせず、足を止めないほうがいいです。一旦、立ち止まると、ずっと、話しかけてきてなんとか、売ろうとするので、先に進めません。
 ここで、一休み。カイロではたくさん見かけるジュース屋さんに立ち寄りました(写真3)。オレンジや、バナナ、新鮮な果物をその場で絞って、ジュースを作っているので、本当においしいです。私はここで、「さとうきびジュース」に挑戦しました。甘いものが苦手な私には、自然な甘さもいまいちでしたが、さとうきびの甘みが好きな方にはお勧めです。

写真4 主人が以前住んでいた『中洲』  写真5 主人がお気に入りのアイスクリーム屋


 そこから、中洲へ(写真4)。実は、ナイルが二手に分かれていて、『中洲』があるとは、エジプトに行くまで知りませんでしたが、私の主人は、この中州に住んでいたそうで、そこから、昔の家を見に行ったり、ちょっと、周辺を散歩して、主人のお気に入りだったアイスクリームやさんへ(写真5)。エジプトのアイスは、日本で見かけるトルコアイスのように、少し粘り気のある、おいしいものでした!!カフェや、お店で買えるアイスは基本的に、安全ですが、スーパーで買うときなど、一度溶けて固まったものがあって、それは腹痛の原因になるようです。また、路上で売っている、飲み物、アイスは観光客のおなかには、合わないので、買わないことをお勧めします。
 そこから、もう一度、考古学博物館近くの、タラアト・ハルブ広場へ、歩いて戻りました。観光で日頃、長い距離を歩くのは平気ですが、正直、カイロは、空気が悪く、交通量も多く、歩くのには適していない場所です。それでも、ナイルに架かる橋を渡るのは、嬉しかったです。
 この広場周辺は、ヨーロッパにあるようなお店もたくさんある場所で、賑わっています。それでも、一歩路地に入れば、エジプトらしいカフェがあります。ここで、お茶を飲みながら、地元の人と、ゲームをしました(写真6)。カフェでお勧めは、ミントティーです。普通のお茶に、新鮮なミントの葉を入れて出してくれるので、香りもよくて、暑さもすっと引いていきます。カフェは、町の至るところに出ていて、おじさんたちは、ゲームを楽しんだり、シーシャ(水タバコ)を呑んだりしています(写真7)。ただ、観光客がカフェに入ると、頼んでもいないのに、水のボトルも出てきます。要らないときは、「頼んでない」とはっきり言わないと、サービスではなく、後でしっかり、料金を取られます。

写真6 地元の人とゲームに興じる主人 写真7 くつろぐ人達


 この日は、この広場から出た大通りから一歩入ったところにある「Felfela」というレストランで、夕食をとりました。とてもきれいで、観光客も多いですが、地元の人にも、人気です(写真8)。特においしかったのが、モロヘイヤのスープで、ご飯をつけながら食べます。レモンジュースも、砂糖なしを頼むと、本当にあっさりしていて、飲みやすかったです。
 そこから、タクシーで知人宅に戻り、この日はゆっくり休みました。

写真8 人気のレストラン