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2008,4,22.発行 編集:吉田優子(H12年度生:ドイツ駐在員)
ドイツ滞在レポート No.32
「ロマンティック街道の旅 その2」
1376年に建てられた穀物倉庫を利用したユースホステルがあるディンケルスビュール。その他、この町の見所は、第2次世界大戦でもほとんど被害をこうむらず残っている町並み、町をきれいに囲む城壁と18ある城門です。
例えば、隣町のローテンブルクのほうが、観光地として有名ですが、この町は、第2次世界大戦中に町の4割が焼け落ち、今ある町並みは再現されたものです。ここまで忠実に町並みを再現していると言うのも、確かに凄いことですが。
ディンケルスビュールの町自体は、本当に小さく、町の中心マルクト広場に建つ、聖ゲオルク教会が観光のメインでしょうか(写真1)。日曜だったので、ミサが行われていましたが、この日は春の特別なお祝いだったようで、教会内には、桜の木が生けられ、キャンドルの照明も華やかで、お祈りに来ている人もとても多く、座れないほどでした。
| 写真1 聖ゲオルク教会 |
私たちも、後ろのほうで少しだけ見学させてもらいましたが、とても、厳粛な雰囲気のミサでした。
この町を訪れた方に、是非お勧めしたいのが、城壁をたどって町を一周することです!!実際、私たちもやってみましたが、ゆっくり景色を楽しみながら歩いて小一時間です。城門からは外に出ることができて、町の外側から、町を眺めることもできます。周辺の家の様子、かわいらしく、よく手入れされた庭など、小鳥のさえずりを聞きながら、ゆっくり歩いていると、今私たちが生活している同じ時代にあるとは思えないほどです(写真2、写真3)。
| 写真2 城壁 | 写真3 町の様子 |
この町は、観光地ということもあって、日曜日でも開いているお店がありました。そこで、フランケンワインも買うことができます。小さな地下には、たくさんのワインが置かれていて、好みに合わせて、おいしいワインを教えてくれます(写真4)!!
| 写真4 店の地下にあるワインの棚 |
また、パン屋さんで売っているこの地方ならではのお菓子「シュネーバル」。「雪の玉」と言う意味の名前のこのお菓子、確かに見た目はボールのようで、周りに白い砂糖が雪のようにかかっています。今は、他にもチョコレートかかったものなど、種類も豊富です。少々食べにくい形なので、食べるのに夢中で写真を取り忘れてしまいましたが、ドイツのお菓子にしては、甘すぎず、食べやすいと思います。
小さな町の細部まで、自分の足で歩いてじっくり見て回って、大満足でした。
そこから、車で30分程度の隣町、ネルトリンゲンへ。こちらもとても小さく、直径1キロほどの円形の町です。ディンケルスビュール同様、城壁で囲まれていますが、この町の城壁には、軒が着いていて、建物の一階分ほど高くなった城壁の上を歩くことができます(写真5)。ここからも、古い家の様子、町並みをじっくり、眺めることができます。戦いのために作られた覗き穴からは、今は、城壁の外にまで広がった町の様子を見ることもできます。
町の中心はやはり、マルクト広場。そこに、聖ゲオルク教会、市庁舎、タンツハウスなど、古い建物が残っています。この日は、春のお祭り、マーケットがあっていて、周りの小さな町からもたくさんの人が来て、町中賑わっていました(写真6)。が、昼過ぎに降り始めた雨が、突然、雪に!4月だというのに、びっくりです。たくさんの人が、カフェやレストランに逃げ込み、店を出している人も大変そうでした。私たちも、近くにあったドイツレストランへ。暖かいスープなどをお昼ご飯として、いただきました。
| 写真5 軒がついた城壁の上 | 写真6 マーケット |
雪はまだ降り続いていましたが、聖ゲオルク教会の塔に登ることにしました。町の中心に立つ高さ89,9mの塔、350段の階段を登っていくと、上からは、ネルトリンゲンの町並みを一望できます(写真7)。塔の上には番人がいて、彼は、3日間、塔の上で過ごし、3日間、町に降りるという生活をしているそうです。毎晩、22時から24時まで30分ごとに、「G'sell so」と叫ぶしきたりは、500年も続いているそうです。塔の上から雪の舞う町並みを満喫し、地上に戻った頃に雪は止んでいました。
そこで、マーケットを眺めたりしながら、町を散歩。北に流れるエーガー川周辺は特に古い家が残っていてお勧めです(写真8)。
| 写真7 ネルトリンゲンの町並み | 写真8 エーガー川周辺の古い家 |
じっくり町を見学したので、そろそろミュンヘンに向かって、車を走らせることに。ついでなので、道の途中にあるドナウヴェルトに立ち寄ろうかと思っていたのですが、その少し手前で、ガイドブックには載っていない城を発見。駐車場に車を止め、丘に建つ城に行ってみました。ハールブルグという名前の、とても小さな敷地に建つ、小さな城ですが、900年の歴史を持つ城で、ガイドツアーもやっていたので、参加することにしました。ツアーはドイツ語でしたので、全て理解できたわけではありませんが、ことわざや、古くからの言い伝えの意味を歴史の説明の間で紹介してくれたり、とても面白いガイドでした。城のガイドツアーに参加するといつも思うことですが、外から眺めたときよりも、城の中が大きいということです。念入りに、丈夫に造られていて、牢屋、拷問部屋として使われていた部分などは、特に圧巻でした。外から眺めたときには、小さな城も、中を見学すると、1時間かかっていました。ここでは、写真を取ることができなかったので、なにもお見せできず残念です。
今回の旅行は、1泊2日だったため、3つ町しか見ることができませんでしたが、機会があればまた、ロマンティック街道のほかの町にも足を伸ばしてみたいと思います。