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2008,4,8.発行 編集:吉田優子(H12年度生:ドイツ駐在員)
ドイツ滞在レポート No.30
「ミヒャエル・エンデ博物館 〜Michael-Ende-Museum〜」
ドイツ出身の児童文学者、「モモ」、「はてしない物語」などの著者として、日本でも有名なミヒャエル・エンデは、ドイツ南部で生まれ、生涯の多くをここ、ミュンヘンで過ごしています。
私も、上記した彼の作品を小さな頃に読み、ファンタジックな彼の世界に魅了されました。そんなエンデの博物館が、ここミュンヘンにあります。
天気のいい土曜日の午後、博物館のあるブルーテンブルク城に行ってきました。このブルーテンブルク城は、城といっても、その地域を守るためにつくられたとても小さなもので、ガイドブックなどには載っていません。今は、きれいな公園内に国際青少年図書館があり、市民の憩いの場として使われているようなところです。
その公園の一角に、ミヒャエルエンデ博物館はあります。
ミュンヘン中央駅から、Sバーンの2番線に乗り、Obermenzingで降ります。そこから、160番、または、162番のバスに乗りSchuloβ
Blutenburgで降りると、もう目の前にきれいな緑の公園が広がっています(写真1)。
| 写真1 緑の公園 |
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| 写真2 城内の中庭 |
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| 写真3 教会 |
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| 写真4 音楽の生演奏 |
Sバーンの駅からもそんなに遠くなく、まっすぐな道のりなので、方向さえ間違えなければ、気持ちよくあることのできる距離です。
公園内には、城跡があり、門をくぐって内側に入ると、小さな中庭があります(写真2)。私が訪れた日は、ここにある教会(写真3)で、赤ちゃんの洗礼式が行われていました。家族バンドによる音楽の生演奏もなかなかのもので(写真4)、見ていて微笑ましかったです。はなしでは、結婚式をあげる人もいるそうで、運がよければ、おめでたい場面に出会えるかもしれません。
そして、この中庭の国際青少年図書館の2階に、ひっそりと、エンデ博物館はあります。エンデの2人目の妻であり、「はてしない物語」の翻訳者でもある、佐藤真理子さんが、エンデの死後、この地に博物館を造ることを決めたそうです。これは、受付の男性が教えてくれたはなしですが、エンデと、真理子さんは、この図書館で知り合ったそうです。そこで、思い出のこの地に博物館を作ったそうです。
博物館といっても、ほんの小さな部屋ですが、そこには、エンデにまつわるものが所狭しと並べられています。私は、ここに行くまで知らなかったのですが、エンデの父エドガー・エンデは、シュールレアリスム画家として有名だったそうです。そんな、お父さんの作品や、日本にゆかりのあったエンデの私的なコレクションもあります。中でも素敵なのは、父エドガー・エンデが、息子であるミヒャエルの10歳の誕生日にプレゼントした洋服タンスです。エドガーが好きな画家の絵を自分でコピーして描きあげたその棚は、何ともいえない貫禄でそこに飾られています(写真5)。
| 写真5 ミヒャエルの10歳の誕生日にプレゼントした洋服タンス |
また、各国の言葉に訳されたエンデの作品も本棚に並んでいましたが、ありとあらゆる言語で読まれているといってもいいくらい、様々な言葉に翻訳されているようで、改めて、彼の作品のすばらしさに納得しました。
これだけたくさんのゆかりの品をじっくり見学できて、入場料はたったの1ユーロです!!ミュンヘン中心地からは、少々外れていますが、観光の合間にぜひ、訪れてほしい場所です。だた、開館が水曜から日曜の14時から17時で、祝日も休みです。短期滞在の日本人には、ちょっと難しいのかもしれません。
それでも、訪れる人の半分くらいは日本人だと、受付の人が教えてくれました。実際、コメントを書くノートにも、たくさんの日本語が書き込まれていました。
また、博物館の向かいの図書館内でも、グリム童話に関する展示、イラストレーションに関する展示が行われていました(写真6)。小さな空間ですが、上手に利用されていて、楽しく鑑賞することができました。こちらも入場料は一人、1ユーロです。
| 写真6 イラストの展示 |
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| 写真7 公園内のカフェ |
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| 写真8 公園内のカフェ |
もし、ゆっくり時間のある方は、ぜひ、公園内で散歩、ピクニックなどを楽しんでほしい場所です。公園内のカフェも様々な種類のドイツケーキがあって、天気のいい日は外の席でゆっくりくつろげるようになっていました(写真7,8)。
ミュンヘンの中にも、まだまだ、小さな、でも、素敵な観光スポットがあると思います。これからも、素敵な場所を探していこうと思います。