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2007,9,11.発行 編集:吉田優子(H12年度生:ドイツ特派員)
ドイツ研修レポート No.24
「イタリア旅行記〜ピサ〜」
フィレンツェから電車で約1時間、一人5.40ユーロで、あの有名な斜塔のあるピサに行くことができます。
今回の旅行で私達は移動にいつも電車を使いましたが、思っていたよりも安く、快適でした。ただ一つ注意しなければならないことが!!
時間も指定されている電車のチケット買った場合は特に問題ないのですが、行き先のみ表示されているオープンチケットを買った場合、電車に乗る前に駅のホームで、自分でスタンプを押さなければなりません。
ドイツ同様、駅に自動改札のないイタリアの駅。何も考えず電車に乗り込んだのですが、車内で車掌から、「はんこを押してないから罰金だよ」と言われました。通常は40ユーロの罰金ですが、旅行者で知らなかったと言うことで、10ユーロだけで許してくれました。
ドイツの場合は、車内で車掌が回ってきたときに切符を切られるのが当然だったので、ショックでしたが仕方ありません。イタリアでオープンチケットを使う際には、小さな黄色の機械に切符を入れて、日時を打つことをお忘れなく。一枚の切符を2度、3度使おうとしていると誤解されてしまいます。
ちょっと、損した気分になりながらも、無事ピサの街へ到着。1日だけの滞在だったので、まずは、駅で荷物を預けました。コインロッカーはなく、手荷物預かり所なので、少々高いですが、イタリアの治安を考えると安全でいいのかもしれません。
ヴェネツィア、フィレンツェも公共の交通機関を使わず、歩いて見て回ることのできる小さな都市でしたが、ここピサはさらに小さく、心和む感じが町中に漂っていました(写真1)。観光客も多いのですが、ごみごみした感じはありません。
| 写真1 ピサの町中 | 写真2 ピサの斜塔 |
駅からまっすぐ大通りを北へ進むと、テレビや本で何度も目にした、あの斜塔が見えてきます。
「本当に傾いてる」と言うのが、最初の感想です。近づくとたくさんの人が斜塔をバックに写真を撮っています(写真2)。
さらに近づいて斜塔の建っている公園内に入ると、手を上に上げ斜塔を支えるポーズをとったり、押し倒そうとしたり...様々なポーズで写真を撮る人の姿が、あちこちで見られます。その姿はとても滑稽ですが、「せっかくここまで来たのだし」と、私も蹴飛ばす格好で写真を撮ってみました(写真3)。
| 写真3 蹴飛ばす格好で写真を撮ってみました。 逆光で見にくいですが・・ |
写真4 家族用レンタサイクル |
そこで始めて知ったのですが、この斜塔、登ることができます!!早速チケット売り場に並び、夕方4時からのチケットを購入することができました(午前10時半頃でした)。
この待ち時間に昼食をとったり、街の中を散歩して回りましたが、斜塔周辺を離れると観光客の姿もほとんどないので、とても静かです。古い城壁の後が至る所で見られ、素敵でした。
斜塔の横には、大きなドゥオーモが建っていますが、今回は見学しませんでした。その横で貸し出しされていた家族用の自転車。2人でも乗れるようですが、家族5人で街の中を走る姿は微笑ましかったです(写真4)。
余談ですが、ヴェネツィア、フィレンツェ、そしてここピサでも、路上でブランド品の偽物を売っている多くのアフリカ系の人々を見かけました。
特にヴェネツィア、フィレンツェでは、夜、ブランド品店が閉まるとその店の前にシートを広げ、商売をしていましたが、ここピサでは昼間から多くの人がシートを広げて、商売をしていました(写真5)。
| 写真5 露店 | 写真6 斜塔の陰にあわせて移動 |
始めから偽物だと分かっていますし、押し売りする様子もなく、フィレンツェのブランド品店が立ち並ぶ通りでは、警察も待機していました。
イタリアというと、ヨーロッパの中でも治安が悪く、路上で押し売りされたり、掏摸にあったりと言う話をよく聞きますが、今回の旅行中、幸い、危険を感じるよな場面は一度もありませんでした。
散歩の後もまだ待ち時間があり、一番暑い時間帯だったので、斜塔の公園に戻り、斜塔の陰に転がって昼寝をしました。大きな公園内で陰を作っているのは、ドゥオーモと斜塔。みんな斜塔の陰にあわせて移動していました(写真6)。
そして、いよいよ斜塔へ!!斜塔に登れるのは1回40人まで。登っているグループと下っているグループ、それに警備員がいるので、斜塔には常に約90人の人がいることになると思います。これ以上人を乗せるとさらに傾くのかは謎ですが、螺旋階段を登っている時から、かなりの傾きを感じました。階段自体も重みのせいか、波打っていて不思議な光景でした(写真7)。
| 写真7 階段も波打っている |
一番上の展望台につくと、思い込みなのか、実際に傾いているからか、まっすぐ立てない気がしてしまい、手すりから手を離すことができませんでした。実際、下を見下ろしても、斜塔が斜めになっていることは分からないのですが、なぜか、それを感じることはできます。次のグループとの交代時間までは、あっという間ですぐに地上に戻りました。
それから改めて斜塔を見上げましたが、何とも不思議な気分でした。着工後すぐに、塔が傾いていると分かり、途中で2度も工事を中断しながらも最後まで建てられたこの斜塔。今となっては有名で、建て壊すこともできないのでしょうが、なぜ、始めに気づいた時点で建設が中止されなかったのか、不思議でなりません。
| 写真8 チーズやサラミを売っている店 |
こうして、長いようで短かったピサの一日が終わりました。この日の夕食は、移動の電車の中ということで、チーズやサラミを売っている店でサンドイッチを買いました(写真8)。これは昔、イタリアに住んでいた友達の勧め。イタリアでは多くのチーズ屋で、チーズを選ぶとサンドイッチを作ってくれて、割と安く新鮮でおいしいものが食べれると言うことでしたが、その通り。ボリューム満点のおいしいサンドイッチが買えました。
ここで、もう一つ、余談ですが、昨年から「知人」として、私のレポートに度々登場していたドイツ人。実はこの人と今年の4月に結婚しました(写真2参照)。
彼のおばさんが、20年近くイタリアに住んでいるので、このピサ訪問の後、おばさんの所に滞在しました。
次回はその様子をお知らせします。