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2007,9,10.発行 編集:吉田優子(H12年度生:ドイツ特派員)
ドイツ研修レポート No.23
「イタリア旅行記〜フィレンツェその2〜」
前回のレポートで紹介したシニョリーア広場とともに、フィレンツェの観光の中心となっているのが『ドゥオーモ』(写真1)。172年もかけて「豪勢に」と建てられたこの教会は本当に大きく、華やかでルネッサンスの象徴といった感じですが、中に入ってみると薄暗く、ゴシック様式の教会に比べると飾り気がありません。
| 写真1 ドゥオーモ | 写真2 天井に広がるフラスコ画 |
私達はまず、横の入り口から『クーポラ』に登りました(大人一人6ユーロ)。円形に設計された上部まで、階段で登るのですが、450段ほどあり、展望台に近づくと階段が狭く急になるので、少々疲れますが、フィレンツェを一望できるその眺めは最高です。また、途中天井に広がるフラスコ画を間近で見ることができ、迫力満点です(写真2)。そこからドォウーも内部も少し見えますが、中をじっくり見学したい場合には一旦外に出て、正面入り口から入ります。私達は、午前中でしたが、30分ほど並んで入場しました(大人一人3ユーロ)。上記の通り、内部は厳粛な雰囲気ですが、約3万人収容できる広さには、本当に驚きます。また、地下室も見学でき、昔のモザイクの床を見ることができるのは興味深かったです。
ドゥオーモのすぐ横にそびえ立つのが、『ジョットの鐘楼』。すでに、クーポラから素晴らしいフィレンツェの街並を一望していたにもかかわらず、私達はこちらの塔にも登りました(大人一人6ユーロ)。こちらも階段のみで上まで登るので、体力に自信のない方は、どちらか一つにしぼった方がいいかもしれません。ここからも、美しい街並を一望できるとともに、クーポラに登っている人の様子が見えます。
| 写真3 ジョットの鐘楼 | 写真4 クーボラから見た鐘楼 |
クーポラをバックに写真を撮りたければジョットの鐘楼へ(写真3)、鐘楼をバックに写真を撮りたければ、クーポラに登った方がいいのかもしれません(写真4)。
もう一つ、ドゥオーモの脇に八角形の美しい建物が建っています。これはドゥオーモができるまでの間聖堂として使われていたもので、ダンテもここで洗礼を受けたそうです。ガイドブックでも取り上げられているのは、東の扉、ミケランジェロが『天国の扉』と名付けたもので、多くの観光客が写真を撮っています。私は内部の天井画のモザイクも素敵だと思いました(大人一人3ユーロ)。
これが、ドゥオーモ周辺の主な見所です。この一体は、本当に観光客が多く、チケット売り場は昼頃にはかなり長い列を作っていました。
今回の旅行で、もう一つ予約しておいた美術館も、ここフィレンツェにありました。『アカデミア美術館』。あの有名なミケランジェロの『ダヴィデ像』のオリジナルが収められている美術館です。入場料5ユーロに、電話予約料3ユーロ。美術館自体は小さめで、フィレンツェ派の絵画等も展示されています。が、人も疎ら、それが『ダヴィデ像』の前にくると、前から、横から、後ろから、じっくり鑑賞しようという人でいっぱいでした。この像、本当に大きく、立派で、見れば見るほど惹かれていきます。当たり前のことかもしれませんが、世界的に有名になるものと言うのは、やはりそれなりの素晴らしさあるのだなと改めて思いました。
この他にも、ミケランジェロの未完の彫刻等が展示されていて、彫刻に興味のある人には面白い展示かもしれませんが、私にはダヴィデ像以外、特に見所のない美術館でした。
今回、4日間フィレンツェに滞在し、散歩をしながらたくさんの教会に足を踏み入れたり、メインとなる2つの美術館を訪れましたが、その他の時間は、買い物に明け暮れました。
旅行中にこんなに買い物をしたのは始めてのことです。理由はいくつかあります。
ちょうど夏のファイナルセールをしていたこと。ドイツよりも私にあったサイズを見つけやすいこと。そして、イタリアならではの革製品が安いこと、大きな市場があったこと。
| 写真5 イノシシが目印の『新市場のロッジア』 | 写真6 食料品の数々 |
イノシシが目印の『新市場のロッジア』は、革の製品を中心に観光客用の店が並んでいました。この目印のイノシシ(写真5)、鼻を触るといいのだとか・・・行ってみると、フランスの学生らしきグループが、コインをイノシシの舌に乗せ、滑り落として下の穴に入れようと必死になっていました。それにどんな意味があるのか分からないまま、私も挑戦してみましたが、上手くいきませんでした。
私の一番のお勧めは、少し北に位置する中央市場。ドゥオーモから、サン・ロレンツォ教会を通ってさらに北へ。市場周辺はずらりと屋台が並び、革製品(鞄、財布、ベルト.手袋等)、スカーフ、アクセサリーと、様々なものが売られていて、値段と質を見比べられるので、お土産選びに最適です。
そして、中央市場の中は、野菜、果物、チーズに、フレッシュパスタと、食料品が売られています(写真6)。1階にはその新鮮な食品を使って料理を出している店もあるので、昼食時に訪れるといいと思います(昼過ぎには閉まってしまいます)。新鮮な野菜等を持ち帰れず残念でしたが、見ているだけでも楽しくなりました。
そのほか、アウトレットショップでは、Tシャツが1ユーロ(約160円)だったり、びっくりする値段で買い物ができます。
イタリア滞在中は比較的天気もよかったのですが、フィレンツェ滞在2日目は、嵐のような天気でした。そのため、私が行きたかった『ボーボリ庭園』では、多くの木がなぎ倒されて、次の日から閉園されてしまいました。地図で見る限りとても大きな公園だったので、のんびり過ごせる格好の場所だと思っていただけに残念です。
| 写真7 パレード | 写真8 古い大きな木 |
フィレンツェは4日間の滞在だったので、ゆったり散歩にも時間をとれ、『神曲』で有名なダンテの生家を訪れたり、たまたまパレートに出くわしたり(写真7)、古い大きな木を見つけたりしました(写真8)。
観光スポットとして有名な所を見て回るのはもちろん楽しいですが、少し外れた場所を散歩すると、地元の人々の生活を垣間みれたり、その土地のにおいを知ることができて面白いと思います。