No. 2007,9,7.発行   編集:吉田優子(H12年度生:ドイツ特派員)
                   
 ドイツ研修レポート No.20

「イタリア旅行記〜ヴェネツィアその2〜」 
 夏のヴェネツィアは観光客で溢れ返っています。そこで、ある程度計画的に、時間に余裕を持って行動することをお勧めします。チケット売り場で並ぶこと等も計算に入れていないと予定通り回れなくなってしまうので。

 まずは、ヴェネツィアの中心『サン・マルコ広場』。この広場に見所は凝縮されているので、朝からここを訪れて、残った時間で計画を立て直すくらいの方がちょうどいいかもしれません。
午前中の方が比較的人も少なく、並ぶ時間もそれほど長くありません。

写真1 ヴェネツィアの眺め 写真2 海に浮かぶヴェネツィアの小さな島々


 広場にそびえる鐘楼(大人一人6ユーロ)。ここからは、ヴェネツィアの茶色い屋根が一望でき、海に浮かぶヴェネツィアの小さな島々を見渡せ、最高の眺めです(写真1,2)。海と水路を行き交うボートを見ていると飽きることはありません。また、私が気に入ったのは、屋上にもうけられた小さなガーデンスペース(写真3)。

写真3 屋上のガーデンスペース 写真4 サン・マルコ広場


茶色い屋根に、緑の葉ときれいな色の花が映ってとてもきれいでした。
 そこからお向かいのサン・マルコ寺院へ。ここは入場無料ですが、服装のチェックがあるため、入り口に列ができています。イタリアは今でもカトリックの力が強い国です。ドイツでは、教会に入る際に服装をチェックされることはありませんが、イタリアでは多くの教会で、女性は肌を露出することを禁じられています。が、夏のイタリアはとても暑く、観光客の多くはノースリーブ。そんな観光客への配慮か、入り口で薄手のショールを貸してくれます。教会内は、肩に腰にこのショールを撒いた人でいっぱいで、滑稽にも見えますが...丸天井のモザイク画は圧巻です。また、2階に上ることができ、教会内部を見下ろすこともできます。そこからバルコニーに出ると、サン・マルコ広場も一望できます(写真4)。この広場、観光客の数もすごいですが、それ以上に鳩の数がすごくてびっくりしました。
 サン・マルコ寺院のお隣には、ヴェネツィア共和国の政庁として建てられたドゥカーレ宮殿があります(大人一人6.5ユーロ)。中には多くの会議室等があり、その装飾もすごいのですが、私がお勧めしたいのは、『溜め息の橋』と、その橋を渡った先にある『地下牢獄』。この地下牢獄はたまに水位が上がると水牢になったため、この橋を渡る人は皆溜め息をついたとか...その名前の由来だけでも、興味深いこの橋。でも、もう一つ有名なのは、この牢獄からカサノヴァガ脱獄したということ。そんな歴史を持った牢獄の中を覗け、橋も実際に渡ることができます。私も橋の小さな窓から、外を眺めながら、そこを渡った人の思いを想像してみました。
この橋の外側の写真を撮りたい時は、隣の橋から撮るのがベストだと思います(写真5)。

写真5 隣の橋から撮るのがベスト 写真6 リアルト橋


 この他、ガイドブックでも評価は低いのですが、『ベギー・グッゲンハイム美術館』は、中々よかったです(大人一人10ユーロ)。小さな建物ですが、きれいな庭があり、庭にはいくつかの彫刻等が展示されています。ゆったりと緑に囲まれて、現代美術を楽しむことのできる空間です。
 また、ヴェネツィアのシンボルともいえる『リアルト橋』。橋からはカナル・グランデを行き交う船を見下ろせ、船からはガイドブックでお馴染みのリアルト橋を見上げることができます(写真6)。そういうわけで、ここは観光客の写真スポット。多くの人が、写真を撮ろうと橋から身を乗り出しています。
 橋の両側には商店が並び、にぎわっています(写真7)。残念だったことは、この橋の近くにある魚市場に行けなかったこと。週末にヴェネツィアに滞在したため、ちょうど閉まっていました。

写真7 橋の両側の商店 写真8 カーニバルのお面屋さん


 ヴェネツィアの街並は想像以上に美しく、散歩していて飽きることがありません。が、水路で成り立っている都市なので、道を進むと水路に当たって行き止まりと言うことが多々あります。それはそれで、とても楽しいのですが、目的地がはっきりしている場合は少々大きめの道を歩くことをお勧めします。
 散歩をしていて楽しいのは、迷路のような路地を進んでいくこと。ヴェネツィアのシンボルともいえるカーニバルのお面を売ってるお店に立ち寄ること(写真8)。川沿いのカフェでのんびりすること。ヴェネツィア工芸の一つ「ムラーノグラス」のお店に立ち寄ること。本当に楽しいことがたくさんで、1日中散歩しても飽きないと思います。
 今回、このムラーノグラスを作っている島にも行ってきました。
その様子と、ヴェネツィアの食は次回に。