No.   2007,2,12.発行   編集:佐々木直子(H4年度生)

     ”和き・合い・愛”塾 in 英彦山 

 

「”和き・合い・愛”塾 in 英彦山」に参加して

 2月3日、4日に行なわれた福岡県でのこの企画に、なぜか大阪のおばちゃんである私も参加して参りました。太田先生、お招きありがとうございました。ご案内をいただいた時、「九州で雪体験???」と思ったものですが、当日は雪に恵まれほっといたしました。
 福岡県内の4つのろう学校の子どもたちが参加するということで、こういう企画にボランティアとして参加するのは、学生時代、まだうら若い1年生だった頃に、東大阪市の難聴時親の会の子どもたちに付き添った以来です。当時は、聞こえない子どもに対しても「お願いだから手話を教えないで」と言われたものですが、今回の子どもたちが手話で生き生きとお話ししているのを見て、わずかかずいぶんかわかりませんが、 20年ほどの間に、聞こえない子どもたちの様子も変わっているなあと感じました。それをうれしく感じました。

 福岡教育大学からバスに乗って英彦山に到着してみると、予想以上に寒かったです。というのも、大阪に住んでいますし今年は暖冬でしたので、寒さ対策についてもしおりに嫌というほど書かれてあったにも関わらず、見通しと準備に甘さがありました。モノの準備の甘さというより、心の準備の甘さです。そして、青年の家は暖房を、予算の関係で、ぎりぎりまで入れられないと言う。寒い部屋の中、子どもたちの到着を待ちました。
 「であいのつどい」のあと、いよいよ雪体験に入りましたが、残念ながら雪の量の関係でスキーはできませんでした。そりと雪合戦で、雪体験をご一緒させていただきました。小学部から中学部まで、子どもの年齢が幅広かったので、雪が目新しいうちはよかったのですが、物足りなくなってきた子どももいたのではと思います。とはいえ、私自身も雪体験の指導および援助の経験はないので戸惑ってばかりでした。物足りないのは分かっているけれど、だからどう発展すればいいの??、という感じです。もう少し心の準備をしていけばよかったと思ううちのひとつです。
 「ゆうべのつどい」で福岡なのに、なぜか秋田の「なまはげ」が登場(写真1)。節分の一般的な鬼と、この「なまはげ」と、子どもたちの心でどう区別をしたのかな?広い明るい場所での遭遇でしたが、もう少し演出をこらせばいいのに、とも思います。でもそんな贅沢は言うのをよしましょう。とにかく迫力がありました。
 そのあと講堂に移動して、秋田の「きりたんぽ」を作りました(写真2)。

写真1 なまはげ3匹が乱入。
なまはげにも角があるのとないのがいるのをご存知ですか。
男鹿半島の真山神社では、神の使いなので角はありません。
写真2 きりたんぽ作り。とってもおいしかったです。


 2日目は午前中に雪体験の続きをしました(写真3)。その前の日と同じメニューだったので、やはり、「どうなのかなあ」と思いましたが、子どもたちの自由な集団での行動を重んじることと、やってはならないことはきちんと戒めることの境目にこれまた戸惑いました。

写真3 子どもたちと雪遊び。 前日の最低気温が−8度だったのに、
この日は気温が10度近くまで上昇し、雪がだいぶ溶けました


 ともかく、このことだけに関わらず、昨年の9月から、教育分野で少し働いているわけですが、それまで13年間福祉分野で働いてきて、対象となる人は障害を持った人であるという共通点はあるものの、分野の違いと着眼点や課題の設定の違いの部分に驚かされる毎日です(子ども対象、成人対象という単なる対象年齢の違いだけではありません)。このことはいずれ自分自身の中でも整理していかなければならないと感じます。こんなのでこれから仕事をやっていけるのかしら?

 この前後の日程で、福岡県内を観光しました。
 (太田先生は残念ながらご多忙で、ご一緒できませんでしたが、)太宰府天満宮、九州国立博物館、温泉地、柳川、星野村、どこも大阪とは全然違った雰囲気で、とくに星野村は、愛媛の山奥にある私の母の実家の雰囲気にどこかしら似ていて、都会の喧噪から解放された時間を過ごすことができました。今また大阪に戻り、忙しい毎日を送っておりますが、少し魂を洗濯させていただいたので、ありがたく思います。

 福岡教育大学のかわいい女子学生さん、太田先生、そして、キャンプを準備された主催者の方々、今回は本当にお世話になりました。ありがとうございました。そして「大阪」と「堺」の手話の語源を、福岡で正しくお伝えくださいますよう重ね重ねお願いいたします。(独り言:また、大阪のドライバーは、すべてが危ないわけではなく、私のように信号は守るし法定速度を遵守するドライバーもおりますので、そのようにお伝えください。救急車が通るときには大阪の道路でも、モーセの十戒で葦の海が開けたように道が素早く開きます。また、大阪のおばちゃんはパリジェンヌと共通項がありますこともあわせてご認識ください。)