No. 2006,11,3.発行   編集:吉田優子(H12年度生:ドイツ特派員)
                   
 ドイツ研修レポート No.13


11/2受信

 「ミュンヘン観光」
 早いもので、ミュンヘンに来て半年が過ぎました。
が、実際生活していると、そんなに観光をしないのが現実です。日本でも、案外自分の街や市内の観光スポットには行ったことがない人が多いように。
 今回、日本から、友達が遊びに来てくれたので、ミュンヘンの中を一緒に観光しました。
そこで、少し紹介したいと思います。

『ドイツ博物館 Deutsches Museum』
 ミュンヘンの中央駅から、Sバーンで5分、ミュンヘンを流れるイザール川沿いにドーンっと建っているのが、ドイツ博物館です(写真1)。外見から、大きいことはわかっていましたが…思っていた以上に中は広く、私たちは約5時間、館内を歩き回りました。が、すべて見ていません。しかも、説明書きはすべてドイツ語、読めないのでどんどん通り過ぎたわけですが、これが読めたら、1日かけても見終わらないと思います。「そういう意味では、ドイツ語読めなくて良かったね」なんて、言ったりもしましたが、興味深い展示も多くて、やっぱり、読めたらいいよねと思います。

写真1 ドイツ博物館の外観 写真2 展示されている飛行機


 ドイツといえば、工業国。この博物館には、そういうドイツの科学、産業、テクニックが展示されていて、ドイツのすべてが見れるといっても過言ではない気がします。車、飛行機(写真2)、宇宙観測...特に、エンジニアリングや科学、環境問題を学んでいる人にお勧めです。が、そのほかにも、おもちゃの歴史を見れたり、衣類や楽器に関する展示があったりと、何か一つくらいは興味のあるものを見つけられると思います。また、ただ展示物があるわけではなく、ボタンを押すことで実際に実験を見られるコーナーも多いので、子供でも楽しめます。私たちも、中学、高校でやったような、「アンモニア水と、OOOOを混ぜると…」というような実験をたくさん見て、色が変わったりするたびに、「これ習ったよね?」、「おお、色が変わった!!」と、磁石で砂鉄を動かしては笑い転げたりと、大いに楽しみました。
 また、地下には子供のプレイルームもあります。特に冬場、雪のシーズンは外で遊ぶことが難しくなったりするので、ここは、地元の人にも人気なようです。

『ホーフブロイハウス Hofbrauhaus』
 HBのマークで有名なこのビヤホール。街の中心、マリエン広場からすぐの所に建っています。1階はレストランで、生のバイヤン(バイエルン)音楽を楽しみながら食事をとることができます。
 2階では、毎晩、この地区の伝統的な音楽とダンスのショーを楽しみながら、バイヤン料理をバイキング形式で食べることができます。
 この日、私たちは、2階に席を予約して、ショーの始まる8時少し前にホールに入りました。10月も半ばを過ぎるとシーズンオフですが、それまでは、平日でも予約することをお勧めします。

写真3 伝統的なダンス「シュープラッター(Schuaplattler)」 写真4 トランペット吹きのおじさんと記念撮影


 ショーでは、ドイツ、特にバイエルン地方の伝統音楽が演奏され、歌手の女性は「ヨーデル」で、歌を歌います。ショーは10時半くらいまでで、その間3回、伝統的なダンス「シュープラッター(Schuaplattler)」を見ることができます(写真3)。以前、オクトーバーフェストで紹介した伝統衣装を着た男女が踊りを披露します。細かいところまで演出されていて、本当にあっという間の2時間半、飽きることがありません。観客が一緒になって、踊ったり、列を作ってホール内を回ったり。一緒に歌い始める人、近くの人に「かんぱーい」と歩み寄る人。また、ダンスの合間に、彼らがホール内をあるいて回るので、一緒に記念写真を撮ることもできます。私は、とっても気に入ったトランペット吹きのおじさんと一緒に写真を撮りました(写真4)。このように様々ですが、みんなが思い思いに楽しめて、とても開放的な空間です。
 友達はビールを飲めませんが、それでも十分楽しめました!!料理も、おいしかったです。ちなみに、ショーと料理、合わせて20ユーロ。もし、食事をしない場合は5ユーロでダンスを見ることができます。どちらにしても、飲み物は別料金です。

『動物園 Tierpark』 
 海外に来てまで、わざわざ動物園に行かなくても…
そういわれると確かにそうなのですが、私は、こちらの動物園が大好きです。日本の動物園のイメージだと、四角い檻がただ並んでいて、その狭い箱で動物がグルグル回っている気がします。が、こちらの動物園、何とも開放的です!!もともと、土地が広くて、市の中心地でも公園が多いので、当然なのかもしれませんが、自然の中に動物園があります。
 ミュンヘンの動物園は、中央地のマリエン広場から、地下鉄で5分くらい、ここもイザール川沿いです。
入場料は学生3ユーロ、大人7ユーロです。10月終りということで、今はとても紅葉がきれいなミュンヘン。動物園の中も、落ち葉できれいなじゅうたんができていました。
 少し肌寒かったのですが、動物のほとんどは外に出ていて、見ることができました。また、外に出ていない動物も飼育室を見ることができました。どの動物の檻も、檻というより、柵の中という感じです。そして、柵自体もすごく低く作られています。柵の中もできるだけ、自然なままにされていて、言いようによっては、「もっと手入れしてくれないと動物が見えない」。でも、動物はこの環境のほうが幸せに決まっています!!そこを、じっくり眺めて、少しでも本来の生活に近い動物の姿を見るのが楽しいのだと思います(写真5)。私たちも、子供に返って、一つ一つじっくり見て回りました。小さな建物の中には水族館もあって、熱帯魚などもいました。

写真5 本来の生活に近い動物の姿を見られる 写真6 おばあちゃんをナンパしている? チンパンジー


 この日、一番面白かったのは、「チンパンジー」。ガラスの向こうからノックしてきて、人間が反応すると、その人の前にダンボールを引いて座り、一緒に手遊びのようなものをしようとするのです(写真6)!!賢いなと、感心してしまいました。4時間近く見て回りましたが、もう少し暖かい時期ならお弁当を持っていって、園内でピクニックをしてもいいと思いました。 
  
 このほかにも、ミュンヘンには、大きな教会や美術館、以前紹介したオリンピアパークなどがあります。これから寒くなると、観光客は減るようですが…
 私は引き続きこちらでの生活を楽しみたいと思います。