No.  2006,10,24.発行  編集:木下学美(院・幼児教育専攻)*
* 太田学級生ではありませんが、教採勉強会の仲間でしたので特別に寄稿して頂きました。


平成19年度福岡市教員採用試験(小学校)受験報告

○はじめに
「夢」をみることは簡単です。あきらめずに追いかけ続けることこそ難しいのだと思います。
「先生」というのは子どもたちにとって「先を生きる人」。常に憧れの存在でいたいものです。
  努力を惜しまず、あきらめず、一緒に夢を追いかけましょう。

○私の性格
 勉強は好きな方で、一人でも勉強できるタイプです。しかし、ボランティアや非常勤講師をしていたため、なかなか勉強の時間を確保することができず、イライラする時期もありました。こんな性格の方は私の勉強法が参考になるかもしれません。

一番のポイントは「勉強を予定にすること。一日に予定を1つしか入れないこと。」です。

○勉強方法
 集団討論や模擬授業などの進め方は、太田学級のHPに載っているので、そちらを参考にしてください。私は4月くらいまではほとんどの勉強会に参加していましたが、5月から非常勤講師を始めたので火曜日以外の勉強会に参加できなくなりました。でも、あせらずに自分のペースでやっていけば良いんだということに気づいてからは、順調に進めることができたと思います。

            学      校          採  用  試  験  の  勉  強
9月 学習支援ボランティア2校に行っていました。子どもと触れ合うことはストレス発散にもなるし、子どもの実態がわかるので、自分が教員になった後に役立つこともたくさんあります。できるだけ、子どもの近くにいれるよう工夫しましょう。

ピアノを習い始めました。
家庭教師のアルバイトを始めました。
参考書を買って、「一般教養」から始めようとしてともだちに止められました…「一般教養」は出題がかなり少ないので、これ以降一度も勉強せずに試験を受けました…。
これ以降は「教職教養」→「小学校全科」(5〜6月くらいから)の順で勉強していきました。

友だちが18年度採用試験を終え、今度は自分の番だ!と気合を入れました。
10月 授業が7つ始まりました。 忙しさに負けて、ほとんど勉強に手をつけていません。
11月 研究発表会や、家庭教師の生徒の学習発表会などにたくさん行きました。研究発表会などは、まとまった時期にたくさんあったりするので、アンテナをはってたくさん行っておきましょう。最新の教育を見て自分なりの考えを持っておくと、論文や討論の時に役立ちます。 太田先生との出会い!
自分にかつを入れるためにも、勉強会に参加することにしました。初めは、太田先生と堀さんの3人でスタートしました。
☆26日に東京アカデミーの模試がありました。
模試はできるだけ全部受けた方が良いです。一度逃すと、次の模試までが長いので、注意しておきましょう。
☆勉強会の内容
週に1度だったので、論文を書いてきて、堀さんと読み合ったり先生に添削していただいたりしました。模擬授業もしました。
12月 授業が終わっても集中講義で時間をとられました。
家庭教師の生徒が1月に受験だったので、かなり時間をとられました。でも、小学校の勉強だったので、「小学校全科」の勉強にもなり、一石二鳥でした。
勉強を予定に入れて図書館で勉強するようになりました。
まだ自分の勉強スタイルが身についていなかったので、かなり効率の悪い勉強の仕方だったと思います。でも、始めから自分に合った勉強法が見つかるわけもないので、あせらずに友だちと参考書を交換したり、コピーしたりして自分に合ったものを探しました。
1月 家庭教師の生徒が合格しました。「次は先生ですね」と言われ、あせりました。 参加人数も増えてきたので土日に勉強会(討論など)を始めました。
9時に図書館に行く前に新聞を読んで、教育関係の記事をノートにスクラップしていきました。講師を始めるまでしていたので、だいたい大学ノート1冊分くらいの記事が集まりました。時間がある時は記事に自分の感想を書き込むこともありました。
9時に必ず図書館に行くようにして、1時間でも勉強する時間をとりました。
2月 授業と先輩の修士論文の手伝いで忙しかったです。 就職支援室に行くことを習慣づけて、情報を見逃さないようにしました。支援室の方はとても親切とは言いがたい方々でしたが、夢のため、耐え抜きました!!
図書館が入試関係で閉館になることがありました。
姉の家を図書館以外の勉強場所にしていました。
3月 卒業式などで、気持ちが集中しないことが多かったです。 勉強会も軌道に乗り、勉強の時間もとれるようになってきたので、気持ちにも余裕が出てきました。情報を友だちと交換しあって、お互いに声をかけ合うと信頼関係も生まれるし、自分の気持ちにも余裕が出ます。情報は自分だけのものにしないで、皆に教えてあげましょう。
☆5日に東京アカデミーの模試を自宅受験しました。
4月 入学式などで忙しかったです。学校の中がピンク色で、恨めしかったです… 無料の教採講座にできるだけ参加しました。支援室で参加できなかった分の資料をもらいました。
無料講座には当たり外れがあるので、自分の気持ちに余裕がない時などは無理して受けないで、勉強をする方が良いと思います。皆が受けてるとあせるけど、自分にあったものだけ受講しよう。
5月 学校と勉強の両立が一番きつい時期でした。 ゴールデンウィークは勉強ウィークでした。院生室で勉強を始めたのも、この頃だったと思います。同じ境遇の仲間がいたから、あんなに勉強できたんだと思います。
☆21日に東京アカデミーの模試がありました。
6月 修士論文の中間発表会があったため、本当にきつかったです。勉強会に行くたびに、やらなくてはいけないという気持ちがわきました。勉強会は勉強していない、勉強できない時にこそ行って、自分を奮い立たせることが必要です。 ストレス発散に映画をよく観ました。ストレスを発散させる時は中途半端にしないで、思いっきりしないとだめです。
7月 子どもたちの成績づけなどで忙しかったです。 精神的にかなり落ち着いて勉強できるようになっていたと思います。家で一人で勉強することも増えました。
自分に足りないもの、苦手なものを見極めて要領よく勉強するが勝ちです。人に左右されないで最後まであきらめないで勉強しましょう。
8月 夏休みに入ってからは、今までの遅れを取り戻そうと必死で勉強しました。
アルバイトで、非常勤で行っている学校の学童保育に入りました。勉強ばかりになるよりも子どもと遊んでストレスを発散させたり、適度に集中したりすることができたので、とても良かったと思います。
夏休みに入ってからは、院生室で勉強しました。
二次試験の勉強内容は手探りでなかなか進みませんでしたが、「がんばる」などを活用して学習指導要領を中心に勉強しました。実技の練習もかなりしました。


○福岡市 一次試験○

☆集団面接
(質問内容)
・あなたの今の立場(学生、講師など)となぜ福岡市を受験したのかを1分以内で。(1から順に)
・あなたが一番最近子どもと遊んだのはいつですか。何をしましたか。(ランダムに3人だけ指名)
・あなたを採用した場合、福岡市にとってメリットになることは何ですか。(5から順に)
・あなたのストレス解消法は何ですか。(1から順に)
・職員でスポーツ大会をすることになりました。あなたは職員室をどのようにして盛り上げますか。
(ランダムに全員指名)
☆筆記
いわゆる筆記です。マーク方式ですが、解答欄に数字を書いていくという形で、「@」と書くか「1」と書くか迷いました…

○福岡市 二次試験○
21日 水泳・体育(マット・サッカー)実技試験
水着に着替えて準備運動を全員で体育館に集まって行う。
→ 一度練習した後、6人ずつ泳いでいく(25mプールを往復)
→ 泳ぎ終わった人から体操着に着替えて体育館で待つ
→ 準備体操をしてから教育委員会の保健・体育指導主事の方のお手本を見て一度ずつ練習
→ 3つのマットで3人ずつ演技(側転、前転、後転)
→ コーンとゴールが準備してある方に移動してまたお手本を見て一度ずつ練習
→ 3つのレーンで3人ずつ演技(ジグザグドリブル、シュート)

23日 個人面接、模擬指導、集団討論
30分で模擬指導の指導案を作成する
→ 3分で模擬指導をした後、個人面接、全体で25分程度

(個人面接 質問内容)
・今の模擬指導で大切にした点は何ですか。
・模擬指導は成功しましたか。
・採用されたら何年生をもちたいですか。その理由。
・なぜ小学校教員なのか。
・障害児が学級にいたらどうするか。
→T.T.が入れる時は良いが、1年生で1人で見なければならない時に心がけることは何か。
・教員になったらあなた自身が心がけたいことは何ですか。
・あなたのクラスのめあては何ですか。
・非常勤講師をしていて一番難しかったことは何ですか。
・10〜20年後あなたはどのような教員になっていると思いますか。
→経験を積むだけで、良い教員になれるのですか。
・公務員の義務を知っているだけ答えてください。
・信用失墜行為とはどのような行為ですか。
・なぜ大学院で幼児教育を学んでいるのですか。
・ボランティアなどを通じて学んだことは何ですか。

→ 受験番号並びに8人ずつ1グループで集団討論
→ 問題文を一人が代表で読み、5分で自分の意見をまとめて1分間スピーチの後、討論開始
→ 25分の討論のうち残り5分の時点で合図があるので、討論のまとめに入る

25日 ピアノ実技
アップライト、グランドピアノ1台ずつがあり、どちらになるかわからない。
ピアノの左側に面接官が2人

27日 筆記、適性検査、論作文
@ クレペリン 30分程度
A 「mini124なんちゃら」というテスト 15分程度
B 筆記 60分
C 昼食 50分程度
D 論作文 60分 1200字
E ロールシャッハテスト 受験者全員が終わったら終了、解散


友人からの請け負いですが、私が教採用のノートのいたるところに書いた言葉です。
「劣る者は不平を言い、努力するものは夢を語る。」