![]()

No.![]()
![]()
2006,10,15.発行 編集:吉田優子(H12年度生:ドイツ特派員)
ドイツ研修レポート No.12
10/15受信
「ノイシュヴァンシュタイン城」
日本人なら、誰もが知っている。ここに行くためにわざわざミュンヘンに滞在する日本人もいるという、かの有名なノイシュヴァンシュタイン城に行ってきました。
とはいえ、ここミュンヘンで暮らすまで、この城を知らなかった私。ドイツ人に「日本人なのに!!」と言われましたが。その反面、ミュンヘンに住んでいる人で、ここを訪れたことのないドイツ人はかなり多いです。
ミュンヘンは、ここバイエルン州の州都なわけですが、昔ここが、バイエルンという国だった頃、国王ルードヴィヒ2世が建てた城が、このノイシュヴァンシュタイン城です。
ここまで、ミュンヘンから行く場合、バイヤン(バイエルン)チケットを使うことをお勧めします。このチケット、平日だと朝9時から、週末は時間制限なく使用でき、1日バイエルン内の電車に乗り放題です。最大5人まで使えて、27ユーロです(1人で使っても同じ値段です)。高速の電車など、乗れないものもありますが...かなり、お得です。
私も、このチケットを使って、友達と2人、9月の中旬の日曜日に出かけてきました。
日曜日は、観光のツアー客で込むことが多いので、朝早く行ったほうがいいという、友達のアドバイスの元、ミュンヘンを6時前に出発する電車に乗って、最寄の駅フュッセン(Fussen)へ。電車で約2時間、その間、景色はほとんど果てしなく続く、草原と畑です。で、この駅から、バスに乗り、城の近くのインフォメーションに行きます。確かに、この時間でも人はいました。特に、城の近くに泊まっている団体の観光客や、イタリアからのバスのツアー客です。でも、朝早いと、込むほどではないので、並ばずにチケットを購入できます。ちなみに、チケット売り場は8時半に開くので、この時間に行くと本当にスムーズです。ただし、冬場は時間が変わるので、要注意です!!
このチケット売り場は、インフォメーションから、ちょっと登ったところにあります。まずはそこで、入場券を購入。
城内の見学はツアーでしか行われていないので、チケットを買う際に、ツアーの言葉を選ばなければなりません。私は、英語のツアーに参加しました。チケットを買うと、参加するツアーの時間が印刷されているので、それに間に合うように城に行けば大丈夫です。日本語のオーディオガイドもあります。この場合、丁度いい時間のツアーに入れて、みなさんは、英語やフランス語の説明を聞いている中で、勝手にテープの解説を聞くようになります。
この日、今にも雨が降りそうな空模様で、チケット売り場からは、すぐ先に見えるはずの城が、霧で全く見えませんでした。せっかくの景色を楽しみにしていたので、残念でしたが、歩いて、最初に見学することになるノイシュヴァンシュタイン城の手前の山に建つ城、「ホーエンシュヴァンガウ城」に向かいました。チケット売り場からここまで、歩いて15分ほどでしょうか。城壁の黄色い、かわいらしいお城です(写真1)。
![]() |
![]() |
| 写真1 ホーエンシュヴァンガウ城 | 写真2 アルプ湖 |
これは、ルードヴィッヒ2世の父、マクシミリアン2世の城で、ルードヴィッヒ2世も幼少時代は、ここで過ごしたとか。小さなお城ですが、そんな話を聞きながら、城内を見学することが出来ます。
そこから、山を裏手に抜けるように下ると、とてもきれいな湖「アルプ湖」を見ることが出来ます(写真2)。きっと、夏なら、ドイツ人が泳いでいることでしょう。一旦、チケット売り場のある通りに出てきて、ここからいよいよ、ノイシュバンシュタイン城へ。この通りから、徒歩で約3,40分。馬車に乗ることも出来ます。
私たちは、時間もたっぷりあったので、景色をおいしい空気を楽しみながら、歩いて城に向かいました。この時間、まだ霧が晴れていなくて、見えるはずの城が見えず...本当に、ディズニーのシンデレラ城のモデルになった城がこの先のあるのだろうか、と半信半疑でしたが、目の前に現れたその城は、本当に大きくて、まさにおとぎ話です!!
しかも、この霧が見事な演出をしていて、まるで、ドラキュラのお城のようでした(写真3)。
![]() |
![]() |
| 写真3 霧の演出でまるでドラキュラ城? | 写真4 バルコニーへ |
ツアーまで、少し時間があったので、ここから小さく見える滝を眺めたり、お城のバルコニーに登ったりしました(写真4)。そうこうしているうちに、あんなに濃かった霧が晴れて、お日様が顔を出しました。おかげで、太陽の下でデーンとかまえた城も見ることができ、これはこれで本当に美しかったです。夕方から雪でも降れば、雪の中の城も見れるのに...なんて思いましたが、さすがにそれは実現しませんでした。でもきっと、雪の中に立つ城も格別だと思うので、機会があれば、また来たいです。
そして、いよいよ城内へ。ルードヴィッヒ2世は、この城を完璧に理想のものに仕上げたかったようで、その話は一見わがままでしかないのですが...そんな話を聞いたり。ルードヴィッヒ2世が、心酔ししたワーグナーのために作った部屋などを見学できます。残念なのは、城内が撮影禁止だったこと。すべての部屋が公開されていないこと。でも、本当に素敵な内装を見ることが出来ます。
この後のお勧めスポットは、「マリエン橋」。お城から、15分ほど下って、登ってしたところに、大きな滝が!!
その滝の上にかかっているのが、マリエン橋です(写真5)。
![]() |
![]() |
| 写真5 マリエン橋 | 写真6 ノイシュヴァンシュタイン城の全景 |
この滝の眺めもなかなかのもので、この日、私たちは滝のすぐ下のベンチで持参のお弁当を食べました。夏なら、もう少し下った、川のほとりでピクニックが出来ると思います。腹ごしらえがすんだところで、橋の上へ。この橋に向かう途中、お城をバックに写真を取れるスポットがありますが、順番待ちが大変です...そして、橋の上も。ここから見る、ノイシュヴァンシュタイン城は最高ですが、橋が落ちるのではないかと思うほどの人が、カメラ片手に右往左往しています。お互いに写真を取り合えるという利点もありますが、とにかく人が多くてびっくりです。私も、ばっちりお城を写真に納めました(写真6)。
ここから、私たちは登山道のような道を下って、無事インフォメーションセンターのある辺りへ。
改めて振り返ると、朝は全く姿の見えなかった城が、このときははっきりと見えました。そこからバスで、フッセンに戻り、少々観光を。日曜ですが、観光地のせいか、開いているお店がわりとありました。こじんまりとした街ですが、とてもかわいらしい雰囲気でした。
このフッセンはロマンティック街道の一番南の都市でもあります。まだ、街道沿いのほかの都市には行ったことがないので、暇を見つけて行ってみたいなと思いました。