No. 2006,5,8.発行   編集:吉田優子(H12年度生:ドイツ特派員)

 ドイツ研修レポート No.5


5/8受信

「引っ越し」
 
いつまでも知人宅に居候というのは、申し訳ないというか、気の引ける部分があったので、引っ越しをしました。とはいえ、今回も居候に変わりありません。
 日本では、知り合いの家であっても、居候したり、長期に滞在したりというのは、気を使うし、あまり好まれないというか、一般的ではないように思いますが、こちらでは居候したり、旅行中に友達の友達の家に滞在したりというのは普通のことです。滞在中は、自由に台所なども使って、日本人の私としては、そこは遠慮すべきかなと思うことが多々あるわけですが、これも文化の違いです。そのような中、私は知人とその友達が4人で暮らすフラットに滞在させてもらっていたわけですが、誰も気にしていませんし、「居たいだけ居ていいよ」と言う状況でした。でも、私としては、お金も払わず長期に滞在するのは申し訳ないと思い、住むところを探しました。
 ここミュンヘンは、ドイツ人がドイツの中で1番住みたい都市だそうで、首都のベルリンよりも物価が高いです。そのため、アパートなどを借りることは難しく、学生もたいていは、3,4人でひとつのアパートを借りて、共同生活をしています。そのような中、私が一人でフラットを借りれるはずもなく、いつものように日本食品店に情報収集に行ったわけですが、運よく「部屋が余っているので貸します」という人を発見しました。このような形も、こちらではよくあることで、家族で戸建てに住んでいますが、今は子供が小さくて部屋も余っているので、一部屋貸しますよというものです。ホームスティと大差ないかも知れません。家庭によって条件はまちまちですが、たいていは風呂、台所は共用です。中には、食事をつけてくれる方もいたりします。逆に、電話代などは使った分だけ、ベット料金だったり、でもそのように割り切っている分、互いに干渉することもほとんどなく、最低限のルールを守れば、快適に暮らせます。
 今回、私が住まわせていただくことになったご家庭ですが、日本人の女性と、イタリア人男性の夫婦で、3歳の娘さんがいます。まず、驚いたのは…会話。夫婦は基本的にイタリア語を使用し、たまに英語を使っています。お父さんと娘はドイツ語で会話しますが、娘はまだ発信できないものの、お父さんの話すイタリア語は理解できるそうです。そして、お母さんと娘は日本語を使います。娘さんは3歳にして、3ヶ国語を身につけつつあるわけです。英才教育というより、生活の中で自然に身についているので、見ていてとても自然です。
 これから、ここでどのような生活が待っているのか、全く想像もつきませんが、楽しみです。個人宅ですので、ここでどの程度その様子をお知らせできるかはわかりませんが、楽しいことをレポートできたらと思っています