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2006,2,4.発行 編集:吉田優子(H12年度生:イギリス特派員)
イギリスボランティア研修レポート No.36
2/4受信「「北アイルランド一人旅」
ボランティア生活最後の5連休。その5日後には今の部屋を出なくてはいけないので、この5連休…どう考えても片付けと荷造りに当てるべきだったのですが。イギリス最後の5連休で何をすべきか…いったいどこに行くべきかと考え、北アイルランド行きを決心しました。UKに来て10ヶ月。いろいろなところに行きましたが、北アイルランドには1度も足を踏み入れておらず、このまま帰るのは惜しいと思い、飛行機を予約。往復で、68ポンド(約1万3千円)でした。宿は、北アイルランドの中心地ベルファストに1泊10ポンドで(2000円)取り、飛行機で約1時間、無事空港に降り立ちました。
ベルファストを訪れる3日前から、ロンドンはとても寒くて、こんな寒いときにわざわざ北に上るなんて、気分は「みちのく一人旅」と思っていたのですが、意外にもベルファストはロンドンより暖かく。本当にこちらの気候は不思議でなりません。初日は、お昼過ぎに、ベルファストについたので、そのままベルファストの中を観光することにしました。
「ベルファスト」
まずは、地図が欲しかったのと、情報収集のためにツアリスト インフォメーション センターへ。イギリスは本当に不思議な国で、観光客の多いロンドンの中でさえ、「10月からイースターまでお休み」という、美術館などがあります。日曜日に閉まっているのは、当たり前。事前に調べておかないと、日曜の夕方からバスがなくて、行ったはいいけど、帰れないと言うことも。なので、インフォでバスの時刻などを確認して、5日間の大まかな計画を立てました。ここで、目にしたポスターが「HAPPY BIRTHDAY MOZART」。モーツアルトの誕生日にちなんで、この金、土、日の夕方にコンサートが!!一人旅の大好きな私ですが、やっぱり夜出歩くのは危険ですし…でも、コンサートやミュージカルなら!!と言うことで、早速コンサートのあるホールに行って尋ねたところ、12ポンド(2400円)。でも、学生なら3ポンド(600円)。格安です。当日券は開演直前にしか、売らないということだったので、出直すことにしました。
まずは、ユースホステルに行ってチェックイン。いらない荷物を置いて、身軽になり、いざ観光へ。ベルファスト大聖堂、クイーン大学(写真1)、時計台など、有名なところを回りましたが、とても小さな街なので歩いて回っても、時間が余るくらいです。
インフォでもらった地図を頼りに、「ギャラリー」と名のつく所を回りましたが、こちらもびっくりするほど小さく、見つけるのが大変でした。気づいたら、前を通り過ぎていて…「ああ、これか」というような。展示のためのと言うより、売るためのギャラリーが多いので、エキシビジョンをしているとはいえ、3点しか飾られていなかったり。でも、素敵な絵や写真をたくさん見ることができました。芸術鑑賞の好きな人にとっては、小さな作品をたくさん見れるので、楽しい街だと思います。また、人々が気さくで、ギャラリーのおじさんなど、声をかけてくれて、気に入った絵について尋ねると、いろいろ教えてくれました!一人旅のいいところは、こうしてたくさんの人に出会えるところです!地図を見ながら、小さな道を散策して…夜7時。コンサート会場に戻りました。
無事、3ポンドでチケットを購入!払い戻されたチケットを売ってくれたので、いい席で見ることができました。受付には、誕生日ケーキも用意されていて(写真)、「写真をとってもいいですか?」と尋ねると、「いいけど、食べられないよ」と言われました…私はそんなに食いしん坊に見えるのでしょうか。コンサートは、オーケストラとピアニストによる4曲で、約2時間の演目でしたが、ゆったりと音に酔うことができました。最後に、鳴り止まない拍手に答えて、アンコールと思ったら、モーツアルトのために、「Happy Birthday」を。でも、オーケストラの演奏なので、素晴らしかったです。
こうして、私の一人旅1日目は、素敵な余韻に包まれて、無事終了しました。
「ロンドンデリー」
2日目は、ベルファストからバスで約2時間半、往復11.50ポンドで、少し北にあるロンドンデリーに行きました。その次の日に、更に北の「ジャイアントコーズウェイ」に行くつもりだったので、この日はデリーに滞在しようかとも思い、バスのことをセンターで訪ねましたが、かえって時間とお金がかかるようでした。北アイルランド自体は、福井県と同じ大きさらしく…ベルファストを拠点に日帰りでどこにでも行けます。逆に地図上では近い街通しでも、バスがつながっていないので、行くのに何度も乗り換えて、時間がかかるようです。なので、ベルファストを拠点に観光するほうがお勧めかと思います。荷物も置いていけるので…
バスからの風景は、湖水地方や、スコットランドで見た大自然に似ていて、10ヶ月の中で、見慣れてしまったとはいえ、見納めか…と思うと、寂しい気持ちになりました。
ロンドンデリーの地図は、事前にベルファストのインフォで手に入れていたので、早速観光に!!まずは、昼ご飯を探しました。表通りにカフェなどたくさんありますが、ロンドンと一緒で決して安くはありません。そんな中、うろうろしていると、地元の人が入って行く路地を発見!その中に、日本でいう大衆食堂のようなものがあり、ボリュームのあるサンドイッチや、アイリッシュシチューが安く売られていました!そこで、おなかを満たして…今度こそ、観光スタート。
ロンドンデリーは、町が城壁で囲まれていて、その中に主な見所は集まっています。まずは、城壁内の教会やお店を見て回りました。が、さすが冬…閉まっている教会もあって、大きな教会(写真)しか中は見れませんでした。街の中をくまなく歩いていると、「アンティーク市」を発見。高くて何も買えませんでしたが、面白い品物を発見できました。更に、小さなギャラリーを発見。こちらも展示物は20点ほどでしたが、ゆっくり鑑賞できる穏やかな空間で、すごく気に入りました。何より、おじさんが素敵な方で、日本のことなど、いろいろ語りました!!城壁内を見た後は、城壁に沿ってぐるりと1周歩いてみました。広いように感じていましたが、実際20分くらいで歩けます。とても景色が良く、ベンチもあるので、コーヒーを買って読書をしましたが…さすがに寒くて、30分でギブアップしました。夏なら、もっとゆっくり読書も楽しめただろうなと思いました。とにかく、小さな路地がたくさんあって(写真)、地図に頼るより、自分の足で歩いて回ったほうが、素敵な場所を見つけられる街だと思いました。
そうするうちに、帰りのバスの時間になり、ベルファストの宿に戻りました。今回泊まったユースホステルは、朝食がついていなくて、カフェで買って食べるしくみでした。でも、セルフキッチンがあって自分で調理することはできました。長期でユースに滞在する人は、パスタや米など、本格的に材料を買ってきて料理します。そして、去るときにあまった食材を置いていき…基本的にどこのユースでも「ご自由にお使いください」という状態にしてあります。なので、ケチケチ旅行をしたい方はまず、キッチンをチェックしてから買い物に行くことをお勧めします。私も、誰かの残りのパスタを料理したので、ソースを作るための野菜だけを買いました。イギリスは、外食するととてもお金がかかりますが、スーパーで買い物して自炊すると、とっても安くつきます!なので、パンを買って、お昼のサンドイッチを作って出かけている人も多く、私も旅先でもいつもそうしています。こうして、二日目もゆったりと終了。次の日に備えて、眠りにつきました。