No. 2006,1,28.発行   編集:吉田優子(H12年度生:イギリス特派員)

イギリスボランティア研修レポート No.35


1/26受信Year Of the Volunteer Celebration 2005」
 日曜日にYear Of the Volunteer Celebration 2005と言う式典に参加してきました。12月下旬に、私の所属するボランティア団体から招待状が届き、良く分からないまま、参加に丸をつけて返信。そのときは、私の所属する団体だけのイベントだと思っていたのですが…
 イベントの2日前に改めて、入場券が届き、注意書きにスーツなどフォーマルな服装で来て下さいと。「そんなのイギリスに持ってきてない」と思いましたが、その時点ではまだ、どれほどの規模の式典なのかもわかっていなかったので、それなりの装いで出かけました。
 会場は、セントラルロンドンの「ロイヤル シアター」。日ごろは、「The Producer」というミュージカルがあっているところです。入り口につくと、ドレスアップした方々が入場していて、会場を間違えたのかなと…思いました。が、ロンドンでボランティアをしている友達も来ていて、「ここだよね?」と…私の団体に所属し、ロンドンでボランティアをしている人にだけ招待状がきていたそうで、ラッキーだったと思いました。それ以外には、ほかの団体でボランティアをしている方、またボランティアに支えられて生活しているクライアントさんも式典に招待されていたようです。
私たちゲストの入場にあわせて、式典の30分前から、バンドの演奏があっていました。
そしていよいよ、式典開始。ミュージカル「ガイズ アンド ドールズ」から、ダンサーの方が来て、華やかな歌とダンスのパフォーマンスで、幕開けしました。司会者も、毎日、夕方のテレビのニュースでキャスターを勤めている方で…席が遠くて顔ははっきり見えませんでしたが、声を聞いて、「ああ、すごく有名な人だ!」とびっくりしました。この方自身も若いころにボランティアの経験があるそうで、そんな小話から授賞式に移りました。
 この式典、主催は私の所属する団体ですが、イギリス全域でボランティアとして活躍する人のためのもので、いろいろな部門(5)ごとに表彰がありました。始めに、私たちの団体の会長の挨拶がありましたが、「この賞は、イギリスボランティア界のアカデミー賞です!」といわれていて、でも、後からその通りだなと思いました。
それぞれの賞に、9名の方がノミネートされていて、そのうちの3人がVTRで紹介されます。そして、グランプリの発表、トロフィーの授与という形で式は進んでいきました。
トロフィーの授与をする方も、人気ドラマの女優さんなどで、式が進むにつれて、私はなんて素晴らしい団体に所属し、貴重な経験をさせていただいているのだろうと、実感が沸いてきました。
なかでも、私が感動したのは「Commitment 献身」という部門で、14歳から人生の64年間をボランティアとして生きてこられた方の表彰でした。台状で、ゆっくり、ゆっくりと中央まで歩いてこられて、「今日は本当に特別な日になりました。ありがとう」と穏やかに、ゆっくりとスピーチをされたのですが、なぜか涙が出てしまいました。彼女と、直接かかわって仕事をしたわけではありませんが、こうして同じところで、同じ思いで働いているというだけで、とても誇らしい気持ちになれました。
 式典の途中に、バレーのパフォーマンスもあり、これも素晴らしかったです。その後は、UKのなかでも、イングランド、アイルランド、スコットランド、ウェールズと地域ごとに2005年の振り返りのようなものがあり、式は幕を閉じました。
 2時間の式典でしたが、あっという間で、本当に参加してよかったと思いました。
改めて、私がこのボランティアに参加したときの気持ちを思い出せただけでなく、このような仕事にかかわりたいと強く思っていた大学入学前の気持ちなど…初心を思い出すことができました。改めて、自分を見つめなおす本当にいい機会になりました。

イギリスでのボランティア生活は後2週間ですが、その先の私の生活を考える上でも、本当にいいタイミングで、素晴らしい式典に参加でき、感謝の気持ちでいっぱいになりました。