◇新しい学力観に立った音楽科の学習指導

 1.はじめに

 近年、わが国の教育観は学習者中心の方向へと変容し、子どもの思考力、自己学習力、創造力の重視が強調され、その趣旨に沿った授業が展開されつつある。つまり、授業という現象を、従来の「教える立場」からではなく、「自ら育つ立場」である子どもの学びの姿の側から捉えていくことが求められてきている。音楽科においても、このような新たな発想に立って、授業およびそれを支える授業研究の質的な改善を図っていかなければならない。そこで本論では、「新しい学力観」という言葉をキーワードとして、これからの音楽科において求められる新しい授業および授業研究の在り方と目指すべき方向性について述べていきたい。

 2.今日の学校教育における音楽科

 国際化、高度情報化、価値観の多様化など、社会の各方面において、今日の子どもを取り巻く環境の変化は今後ますます拡大し、加速化することが予想される。学校教育においては、このような社会の急激な変化とそれに伴う子どもの生活や意識の変容に配慮するとともに、生涯学習の基礎を培う観点に立ちながら教育のあり方を考え、新しい授業の創造を推進することが求められている。つまり、これからの社会の変化や子どもたちをめぐる状況を考えるとき、子ども一人一人が生涯にわたって心豊かに、主体的、創造的に生きていくために必要な資質や能力をどのように育成していくのかが学校教育において大きな課題であると考えられる。
 音楽科においても、子どもたちが積極的に活動を進めることによってはじめて授業が成り立つということを前提とし、次に示したような教育改善の基本的な考え方を踏まえ、新しい授業の創造に心がけるようにしなければならない。

(1)心豊かな人間の育成

 音楽科では、子ども一人一人が興味を持って様々なものに進んでかかわり、見たり、感じたり、考えたり、表現したりして、自分のよさや可能性などを十分に発揮することを通して、次第に自分に気づき、さらに自分の考え、夢や希望を持ってよりよく生きようとする意欲や態度を育てていくことが求められている。この資質や能力を子どもたちが身につけていく過程において大切なことは、子ども一人一人が自ら進んで、しかも喜びを持って音楽活動できるようにすることである。
 授業とは、基本的には教師と学習者と教材(音楽作品)との三肢関係の中で、学習指導の過程を通して成立する相即的な営みとしてとらえられる。これは、授業が教師側からの「教える」という一方的な働きかけだけで完結するものではなく、学習者である児童・生徒の積極的な「学ぶ」という活動(すなわち学習)が生起してはじめて有意義な場を形成するということを意味している。教授行為のみが先行し、教師の教材を教え込もうとする姿勢だけが強調されれば、児童・生徒は、教材から何かを感じ取ったり、発展させて考えたりするような心のゆとりを持つことができず、主体的な活動が十分できなくなってしまう。子ども一人一人が集団や社会生活の中で自己を確立し、豊かな心を持って友だちとともに意欲的に生きていこうとする態度を育成することは、学校における今後の教育の方向性を示す重要な視点である。
 そのためにも音楽科では、音楽を聴いて感じ取ったものを大切にし、その感じ方の違いや共通点を互いに認め合ったり、心の中に培ったイメージをもとにし、音や音楽を自分の力で工夫して表現したりすることに喜びを感じられるような心豊かな人間の育成を目指した創造的な授業を推進することが大切である。

(2)基礎・基本の重視と個性を生かす教育の推進

ここでいう基礎・基本とは、子どもたちがそれを自分のよりよい学習や生活に、主体的、創造的に生かしながら、人間らしく心豊かに生きていくことのできる資質や能力のことを意味する。この基礎・基本という言葉の解釈の仕方については、文部省によっても、「これまで学習指導要領に示された各教科の『内容』だけがそれとしてとらえられ、そのため、一定の知識や技能の教え込みにつながりがちな傾向が見られた。これからは、新しい学力観に立って、学習指導要領が育成を目指している、子ども一人一人が主体的、創造的に生きることができる資質や能力のことであると考えることが大切である」と示されているように、従来先行していた「知識・理解・技能」などの、いわゆる評定しやすい見える学力による狭義的な基礎・基本のとらえ方ではなく、学習課題に自ら進んでかかわり、考えたり、判断したり、表現したりする活動の原動力ともなる「興味・関心・意欲・態度」などの情意的領域をも学力に含めた基礎・基本の捉え方が強調されている。このような能力や資質を子ども一人一人が自ら身に付けていくような教育を実現するためには、子どものよさや可能性を生かし伸ばす学習指導を創造し、展開していく必要がある。また、基礎的・基本的な内容が子ども一人一人の自己実現に役立つようなものとして身に付くことは、個性を発揮しつつ生きていく力を育てることにもつながる。そのことから、基礎・基本を重視する教育と個性を生かし伸ばすことは表裏一体のものとしてとらえ、学習指導の工夫を行うことが大切である。

(3)自己教育力の育成

 音楽科は、歌唱、器楽、創作、鑑賞などの、いわゆる音楽活動を学習の主体としている。このような教科としての特質を、その活動の在り方という面から見た場合、音楽科においては、授業を通して経験する音楽的活動が豊かな人間形成の基盤になるという考えに基づき、学習者が自ら進んで音楽を学ぶ意欲を培い、主体的で創造的な学習を進めていく仕方を学ぼうとする態度を育成することが求められる。そのためには、次に示したような豊かな感性に支えられた音楽的な感受力や思考力、判断力、表現力などを高めつつ、意欲的に学習活動を進めることができるように授業を展開していくことが必要である。

感受力−音の刺激に鋭く反応し、音楽表現の媒体、要素、方法などの特質を鮮明に感じ取る力。

思考力−自分の生き方や考え方を持って主体的に生きるための最も基本的な能力。音楽に対する直感を働かせたり、想像を膨らませたりして、音楽に深い思いをめぐらし、より豊かな音楽活動の方向や方法などを明らかにしていく力。 

判断力−課題や意図などに基づいて、旋律を美しく演奏するための工夫をしたり、音を自ら考えてつくったりするなど、色々な観点からの考えを総合して解決したり、創造したりする方向などを判断する力。

表現力−自分が感じ取ったり、考えたり、判断したりしたことに基づいて、自分らしい表現の仕方で歌ったり、自分の演奏を友人たちの演奏の中にとけ込ませたりするなど、自分のよさや可能性などを生かしながら、的確にあるいは創造的に表現する力。

音楽を自ら学ぼうとする意欲や態度を高めながら、音楽とのかかわりを深めていくような学習過程を展開していくことは、これからの音楽科において重要な課題であると考えられる。そのためには、授業で扱う音楽の種類や傾向、また音楽を聴いたり表現したりする環境づくりの工夫などが求められる。このような資質や能力は、すべての創造的な音楽活動の基盤となって働き続けるものであり、生涯にわたって音楽を楽しむことを推進する力となる。 

(4)文化・伝統の尊重と国際理解の推進

 国際化、高度情報化社会を迎えつつある現在、自己の役割と責任を自覚し、それを主体的に果たしていくことができる日本人の育成を目指すことも、これからの教育における一つの基本的な要件として位置づけることができる。音楽科は、授業を通してわが国及び諸外国の音楽に触れ、世界の音楽文化に対する理解や関心を深めることによって国際交流の一躍を担うという意味で、この課題に対して有効な機能を果たす教科であると考えられる。今まで西洋音楽を基盤とした音楽に慣れ親しんできた子どもたちに、日本の伝統音楽や世界の民族音楽の様々な楽器の音色や歌唱法など、それぞれの音楽の持つ独自の美しさに触れさせることは、これまでとは異なる価値観を授業の中に導入することになり、音楽の世界が一段と広がり、音楽的視野が拡大されていくことになる。
 この種の音楽はそれぞれの民族の心に直感的に触れることができるため、国際理解を深めると同時に、美の多様性や価値観の多様性を理解させ、他国の文化理解への精神を育むことにもつながる。その意味からも、これから国際的に幅広く活躍していく子どもたちにとって、わが国の音楽とともに、世界の民族音楽に触れる機会を増やすことは大切なことである。そのために、授業では従来取り扱ってきている西洋の音楽に加え、広く世界の音楽に目を向け、民族音楽なども含むわが国および諸外国の様々な音楽にも理解と関心を一層深めること、生涯にわたり音楽に親しむための幅広く豊かな音楽観を育成することが、今後、ますます重要な課題となってくる。
 題材設定については、どのような曲を組み入れ、それらをどのような観点で焦点化するのか、日本の音楽や西洋音楽などとの関連の中でどのように指導するのかなどによっても、具体的な方法が変わってくる。したがって、教師自身が数多くの伝統音楽や民族音楽に触れた上で、幅広く教材研究をおこなうことなど、学習指導に対して積極的な姿勢を持つことが望まれる。

3.新しい学力観に立つ音楽科の授業

(1)音楽科の授業改善の視点

 1991(平成3)年の指導要録の改訂以来、各教科において新しい学力観に立つ教育への意識が高まり、子ども一人一人のよさや可能性を生かすことを根底に据えた教育の充実改善が進められている。音楽科においても次に示したような資質や能力の育成に配慮しながら、授業および授業研究を推進することが期待されている。

 生きる力の育成− 音楽は、人間らしいものの考え方や感じ方の形成の根源にかかわる重要な要因の一つとして、学校において子どもの健全な生き方の学習を保障する上で、不可欠なものであると考えられる。そこでは、子ども一人一人が音楽の基礎的・基本的な内容を身に付けることはもとより、内発的な学習意欲や主体的態度に支えられた自主的な音楽的活動を求め続ける心情を育てるとともに、個々の子どもの特性を重視し、個に応じた指導を工夫し、音楽活動を活発に行うことを通して、音楽の感動体験を共有できるようにすることが大切である。

 学ぶ力の育成− 音楽科において自己教育力の育成を図ることは、表現や鑑賞の活動を通して、学校で経験した音楽の学び方が、学校から離れてからも一人一人の音楽生活にとって有効であるような、生涯学習に通じる音楽の学習を成立させようとすることに寄与するものである。そのためには、学校の音楽授業の中で、表現と鑑賞双方の側面から、音楽についての総合的な理解と視野の拡大をこれまで以上に重視するとともに、多様な学習を積極的に展開する必要がある。

 変化に対応する力の育成− 今日のような高度情報化の時代にあって、音楽そのものの変化や音楽情報の飛躍的拡大に対応して、主体的で創造的な音楽活動を生活の中にしっかりと位置づけられる人間を育てるためには、感受力、思考力、判断力、表現力を重視した音楽体験を積み重ねる必要がある。「豊かな情操」が持続的な価値感情の形成によって養われるとするならば、変化に対応する力の根源となる「感性の育成」が今ほど求められている時代はないといえる。音楽環境を含め、現代の社会の変化は非常に急速でしかも多様である。音楽科はそのような中で、新しい時代に適合できる教育の方向性を検討することが必要である。

 新しい学力観に立つ学習指導を展開するにあたって、教師は学習者としての子どもが自ら考え、主体的に判断し、表現できる資質や能力を自ら獲得できるように、彼ら一人一人の学習活動における支援のあり方を工夫する必要がある。そのためには、学習の結果だけを問題にするのではなく、結果を導いた原因や過程にも目を向ける広い視野をもった学力観に立ち、子どもの音楽に対する感性の育成に着目しながら、音楽の表現と鑑賞の活動に必要な基礎的・基本的な知識や技能が、個々の子どもの自己実現に生きて働くよう、創意工夫に満ちた学習指導を展開しなければならない。
 音楽に対する豊かな感性の育成を図るためには、音楽学習における「感性」の二つの側面を理解しておくことが大切である。第一は、音楽の様式や表現内容に対して、また、音楽の構成要素であるリズム、旋律、和声、音色、強弱などの感覚に対して、音楽的に反応できる働きであり、同時にこれは音楽に対する感性を、深める働きをもっている。第二は、身の回りにあるすべての<音>や<間>、そして様々な様式の音楽に耳と心を開くことのできる働きであり、これは音楽に対する感性を広げる働きをもっている。この二つの側面があいまって、子ども一人一人の音楽に対する豊かな感性の育成が実現していくのである。
 これからの音楽科において、教師は主体的で創造的な学習活動を活発にするため、子ども一人一人が自分の思いや願いをふくらませ、主体的な表現や鑑賞の活動を進めることができるような学習過程の工夫に努めることが大切である。
 現在、教育界において「新しい学力観」という言葉が流行語のように唱えられ、その言葉だけが独り歩きしてしまって、学校教育が目指そうとする学習指導に対する姿勢と方法の改善に関する本質的な内容の追究が十分になされていない状況が少なからず見られる。
 今一度、教育の現状を把握し、音楽科が学校教育において果すべき役割、授業設計・実践の方法等について慎重に検討しながら、授業およびその土台となる授業研究の改善を図っていく必要があるだろう。

(2)新しい音楽科の授業の創造と展開

 1. 指導目標と学習の展開 

 新しい学力観に立った授業を構成していくためには、まず子どもの発達段階や実情に応じた学習指導の目標を設定することが必要である。その目標に関しては、学校教育において学力保障と成長保障の両全を目指すという考え方に基づいて、ねらいとしての「学び」の目標と、ねがいとしての「育ち」の目標が設定される。
 ねらいとしての「学び」の目標とは、各教科、各単元(題材)または各時間において、そこで実現すべき固有の目標のことである。これには「関心・意欲・態度」や「ものの見方・考え方」、「知識・理解・技能」にかかわる具体的な目標が設定される。またこれに対してねがいとしての目標は、ある程度の期間を通して、このような各教科、各単元(題材)、または各時間における固有の目標を統合することによって見えてくる、それぞれの子どもなりのその方向への向上や高まりを期待する目標のことである。教師としては、達成目標的な「学び」という具体的なねらいを大切にしながらも、向上目標的なねがいという児童・生徒の「育ち」の姿を視野に入れることによって、見通しをもった指導に留意しなければならない。
 子どもたちを積極的に音楽活動に参加させるためには、実際の学習の展開における導入、プロセス、授業後のそれぞれの段階において、だんだん内発的な学習意欲が高まるような指導の工夫が必要である。つまり、教師は導入においては、「おもしろそうだ」、「学習する必要がある」と情的および知的ゆさぶりによって学ぶ構えを作り出し、学習を展開するプロセスの中で、「わかった」、「できた」、「考えが深まった」というような学習の成果を通して、「ますますおもしろくなってきた」、「もっと続けてやりたい」と子どもが実感するようになるような情意の高まりを目指し、授業後の段階では、それを自分なりの生活の中での高まりへと発展させられように、学習活動を支援してくことが求められる。

 2. 教材と学習形態

 音楽科は、鳴り響く音あるいは音楽を対象とし、具体的な活動を通して学習活動を進める教科である。そこでは、表現媒体としての声や楽器をはじめとする様々な音素材、イメージや思いを音響的存在として具現化するための表現方法、音楽を構成している音楽的要素、また音楽との出会いの場としての音楽環境など、音楽との様々なかかわりの状況の中で、次のような視点に立って、有効な教材を吟味して選択したり、開発したりする必要がある。

 ・人間、自然、社会、文化などのよさにかかわりながら、自分のよさや可能性を生かしたり高めたり、心を豊か  にしたりできるもの。

・子どもたちが積極的に学習活動にかかわって、表現あるいは鑑賞ができるもの。

・子どもたちが基礎・基本を身に付けることができるもの。

・地域社会の自然や社会、文化などの素材で教材化できるもの。

・コンピュータやシンセサイザーなどを活用した学習活動ができるもの。

 ところで、学習過程において子どもの主体性や協調性を高めるためには、学習の目的や活動内容によって学習指導の形態を工夫することが一つの有効な方法であると考えられる。音楽科の授業では、斉唱や合唱、斉奏や合奏、また音楽鑑賞などのような同一の音楽的時間を共有することが多く求められるため、個への対応を意識しながらも一斉指導の形態をとる場面が比較的多い。この形態による学習活動は、同時に多くの児童・生徒に同じ内容を指導したり、音楽科の特徴でもある集団によるダイナミックな表現の美しさや豊かなハーモニーの響きなどを味わわせたりする場合に効果がある。しかし、一方では指導の画一化に陥りやすく、子ども一人一人の個性や特質を十分に生かせないという問題点もある。このような問題点を解消するために、他の学習形態を取り入れることも必要である。

 学習形態は大きく分けて、一斉学習、グループ学習、個別学習の三つがある。一斉学習は、教師からの情報を効率的に伝える学習指導の場として有効であるが、グループ学習では(二人で協力しながら学習を行うペア学習も含む)、子どもたちが創意工夫を生かしながら互いに協力して自分たちの音楽を作り上げていったり、その中のメンバー一人一人の個性を生かしながら課題に取り組むことができるし、また個別学習では、個々の子どもの個性や能力に応じた指導ができるという利点がある。学習活動の展開においては、子ども一人一人が関心や意欲、考え方など、様々なよさを生かすことができるように、一斉、グループ、個別のそれぞれの学習形態の中から、最も適切な形態を選び、授業の展開を工夫することが大切である。

 3. 指導と評価の一体化

 新しい学力観に立つ学習指導においては、教科の目標に照らして、子ども一人一人の学習過程や成果を継続的、総合的に把握することが強く求められている。つまり、子どもたちが音楽への思いやイメージを膨らませ、積極的に表現活動に取り組んだり、自分たちの音楽をつくって表現したり、楽しく音楽を鑑賞したりして変容していく姿や学習状況を、「音楽への関心・意欲・態度」、「音楽的な感受や表現の工夫」、「表現の技能」、「鑑賞の能力」といった観点から設定された評価規準にそって明確にし、学習者の目標実現の状況を適切に把握することが期待されているのである。そのためには、日々の学習指導の中で、子どもたちのよさや可能性をできるだけ多く見つけたり認めたりしながら、彼らの積極的な学習を支援し、共感的な評価を与えるよう心がけなければならない。すなわち、子ども一人一人の音楽に対する興味・関心、音楽の感じ方や考え方、音楽表現に対する思いなどを共感的に理解するとともに、子どもたちが音楽的な感受を基にして、自ら考えたり工夫して表現したり、互いの表現のよさに共感し合ったりするような学習活動を通して、よりよい自己実現に向うようにする支援的な指導と、それを確実なものにする評価とが一体となった学習過程を目指すことが音楽科において大切なことである。また、評価に関しては、教師が一方的に子どもを評価するのではなく、学習者自身が自分の学習状況に気づいたり、互いの学習状況を的確に把握したりして、意欲的で深まりのある学習活動を充実していくための自己評価や相互評価ができる力を育てることに配慮することも必要である。

 これからの学習指導においては、子ども一人一人が新しい学力観に立つ学力を身に付けるため、教師の指導観や子どもの学習観の転換を図るとともに、学習活動における教師の支援の在り方を工夫することによって、学習指導の目標、内容や方法、また学習環境などを一層充実させることが望まれる。そのためにも、教師自身が授業研究会や教科の学習会などに積極的に参加することを通して、教育に関する幅広い視野や見識を身に付けると同時に、自分のよさを高めるよう努力しなければならない。

(木村次宏)

参考文献

東 洋・中島章夫 監修 『授業技術講座/基礎技術編/第1巻/授業をつくる』、

            ぎょうせい、1988

塩野勇記 編著 『改訂 中学校学習指導要領の展開』、明治図書、1989

文部省 『高等学校 芸能科 音楽指導資料 指導計画の作成と学習指導の工夫』、                           教育芸術社、1992

文部省 『小学校 教育課程一般 指導資料 新しい学力観に立つ教育課程の創造と展開』、 東洋館出版社、1993

重嶋 博 著  『音楽授業の構造と展開』、音楽之友社、1995

梶田叡一・加藤 明 編著 『新しい学力観に立つ授業づくりの方法』、                                   東京書籍、1995


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