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    <title>こういうの読んでます</title>
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    <title>SFマガジン2010年10月号</title>
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    <published>2010-09-05T16:36:34Z</published>
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    <summary>ハヤカワ文庫SF創刊40周年記念特集(PART・?)。この号では名作SF再録との...</summary>
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        <![CDATA[<p>ハヤカワ文庫SF創刊40周年記念特集(PART・?)。この号では名作SF再録とのことで、アシモフ「夜来る」、ハインライン「輪廻の蛇」、ル・グィン「オメラスから歩み去る人々」、ヴァーリイ「鉢の底」、の４編。いずれも読んでるものばかりだが内容の覚え方に斑があるのが最近の記憶力の欠如どおり。関連記事は編集部による掲載作品解説、冲方丁(ディック「アンドロイド...」)、大森望(ラファティ「九百人の...」)、新城カズマ(アシモフ「ファウンデーション」)、各氏のお薦め作品紹介。渡辺英樹による「ハヤカワ文庫SF40年の歩み(上)」、ハヤカワ文庫SF完全リスト(上)(すべての表紙書影が入っているのは圧巻)。ハヤカワ文庫は当初スぺオペ系が多かったけど自分の好みには結構合ってたんで当初からよく読んでたのがなつかしい。池澤春菜じゃないけど多分８割くらいはもってるんじゃないか。あ、でも海外ＳＦノヴェルズなんかで買ってたやつの文庫化なんかで買ってないのもあるからなあ。連載小説は飛浩隆「零號琴」第９回では女装のシェリューを登場させてワンダ作の假劇台本の姿が徐々に明らかに。コミックは東城和実「完璧な涙」が第７回。読み切りで深堀骨「日本怪談全集」では殺人事件に挑む警部と探偵の前に日本を代表する怪談の主人公たちが次々に現れる。他に文庫との連動で公開（予定）のアニメの紹介が、映画「マルドゥック・スクランブル　圧縮」、と「REDLINE」、といったあたり。</p>]]>
        
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    <title>サマーウォーズ、クライシス・オブ・OZ</title>
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    <published>2010-08-31T17:30:29Z</published>
    <updated>2010-08-31T17:49:10Z</updated>

    <summary>サマーウォーズのスピンオフ小説。８月の事件に遡ること３カ月のゴールデンウィーク。...</summary>
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        <![CDATA[<p>サマーウォーズのスピンオフ小説。８月の事件に遡ること３カ月のゴールデンウィーク。OZのOMC(OZ Martial arts Championship)チャンピオン、キングカズマこと佳主馬は国内大会に備えてネットカフェにいた。偶然隣のブースにいた高校生の真紀が兄から預かったデータを奪われそうになるところを助け出したことから事件に巻き込まれる。真紀の兄・祐司はOZでのアバターの動作・表情制御を司るMAコンポーネントの開発者であり、あずかったデータはOZを揺るがす事件につながっていく。OZの管理バイト【KK】の助けを借りながら長野の大ばあちゃん家にまで逃げた二人は、データを真紀の兄の共同開発者である織田に届けることに成功するが、実は織田こそが【イエヤス】としてキングカズマの戦いの完全記録(フルログ)をとっていた犯人であり、事件の黒幕でもあった。あぶないところで織田の正体を知った佳主馬はデータを【KK】に託し、踏み込んだ警察に対し立てこもった織田が操る黒ウサギ(シャドウラビット)を真紀の協力を得て倒すことに成功する。救出された兄の元に残る真紀と国内大会を制した佳主馬はしばしの別れを惜しむ。<br><br />
(「サマーウォーズ、クライシス・オブ・OZ」、土屋つかさ著、角川スニーカー文庫、2010年8月発行、ISBN978-4-04-474008-5)</p>]]>
        
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    <title>拠点惑星への使節(ペリーローダン380)</title>
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    <published>2010-08-29T17:06:53Z</published>
    <updated>2010-08-29T17:20:26Z</updated>

    <summary>前半の「氷原アラスカ」では、人類の消えた地球でアラスカ地域に残された人々の姿を描...</summary>
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        <![CDATA[<p>前半の「氷原アラスカ」では、人類の消えた地球でアラスカ地域に残された人々の姿を描く。元紡績会社重役のカウク、元技師ティングマー、学生ポラードの３人が、犬たちやK2ロボットの生き残りでより人間に近く変質しているアウグストゥスと共にテラニア・シティを目指す。後半の表題作では、ラール人への対抗策をめぐってアトランと対立するローダンは、GAVOK(銀河系諸種族の尊厳連合)の有力種族を味方につけようとコンタクト拠点となっている各種族の公使がいる拠点惑星に使節を送る。その動きに反応したアトランも最も有力な種族であるアコン人とアンティの拠点惑星に先んじて赴き、ラール人の脅威をあおりたててローダンとのコンタクトを防ぐ。GAVOKの諸種族は、ローダン、アトランの両者に対する立場で分裂の危機を迎え、ローダンとアトランの間の反発も増してしまう。イホ・トロトの変調が描かれるが、最後に仲間のハルト人とコンタクトを取って老化プロセスを防ごうとする試みをしたい、と言っているのが次巻以降にどうつながるのか？<br><br />
(「拠点惑星への使節(ペリーローダン380)」、クルト・マール＆エルンスト・ヴルチェク著、渡辺広佐訳、ハヤカワ文庫SF1763、2010年7月発行、ISBN978-4-15-011763-4)</p>]]>
        
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    <title>失われた深海都市に迫れ</title>
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    <published>2010-08-26T16:46:35Z</published>
    <updated>2010-08-26T17:09:37Z</updated>

    <summary>久々のNUMAファイルシリーズ、といってもオレゴン号のシリーズとかが出てたので後...</summary>
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        <![CDATA[<p>久々のNUMAファイルシリーズ、といってもオレゴン号のシリーズとかが出てたので後書きで4年ぶりとか書いてあってはじめて気づいたようなもの。スイス国境近くのフランスの氷河で大量の水がトンネルに流入し窮地に陥った観測所員たちの救助に成功したオースチンたちは、その後、氷河下で発見された１世紀近く前の飛行士の死体に纏わる謎に巻き込まれる。飛行士の遺体とその兜の調査を行ったソルボンヌ大学の考古学者ラベルは、それが何世紀も続く武器商人一族に関係していることを突き止める。一方、大西洋中央海嶺ではトラウト夫妻が海洋を破滅に導く可能性のある謎の藻の調査に乗り出していた。両方の謎は裏で武器商人一族に結びついており、巨大な陰謀をあばくため、敵の本拠地である城に赴いたオースチンたちは、一族の首領ラシーヌと対決する。長年の研究で不老薬の開発に成功したと信じたラシーヌは100才を超える自らの身でそれを試し、一時的には若い体を取り戻したように見えたが、しばらくの後、再び加速的に加齢してラシーヌが死んだことで、巨大な陰謀はついえ去った。うーん、クライマックスの若返って若い美女の体になった敵が塵になっていく、というのはどこかで見たような場面だなあ、洞窟の女王(炎の女)とか？でもあれは元々不老不死だったか。<br><br />
(「失われた深海都市に迫れ(上・下)」、クライブ・カッスラー＆ポール・ケンプレコス著、土屋晃訳、新潮文庫、2010年8月発行、ISBN978-4-10-217043-4,978-4-10-217044-1)</p>]]>
        
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    <title>ザ・ジャグルIV</title>
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    <published>2010-08-25T17:25:45Z</published>
    <updated>2010-08-25T17:49:37Z</updated>

    <summary>いよいよ佳境の第４巻。第９話「メテオリック・シャワー&quot;Sequel&quot;」では、＜ワ...</summary>
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        <![CDATA[<p>いよいよ佳境の第４巻。第９話「メテオリック・シャワー"Sequel"」では、＜ワルキューレ＞の幹部ジークルーネの動きに対応するためトップ・ステーションに入ったザ・ジャグルの面々。ジークルーネの計画は力場で守られたグレート・ピラーを逆用して、その力場の中を宇宙船をオフィールに落とすというものだった。計画が発動した後にできることは落ちていく宇宙船を可能な限り細かい破片に砕いてしまうことだったが、その過程でフィリップが犠牲になってしまう。第１０話「コンボイ」では、大胆な計画にジークルーネの突出を警戒した＜ワルキューレ＞は幹部候補筆頭のブリュンヒルデを新幹部として地球に送り込み、ジークルーネを牽制させようとした。それを嗅ぎつけたザ・ジャグルは新メンバー＜鷹獅子＞(グリフォン)ことグリゼルダ・ビアンキを加えてブリュンヒルデを排除しようとする。火星生まれで機械化兵になる前の記憶を持たずやけにテンションの高いグリフォンに戸惑いながら、ザ・ジャグルの面々は工事完了まぎわの海底トンネル＜シェモス＞を通ってオフィールに来ようとするブリュンヒルデを迎え撃つ。多くの護衛と固い防備に守られたブリュンヒルデを何とか撃破したザ・ジャグルだが、護衛の中にかつての仇の姿を見出したブリジッドは撤退命令を無視し後を追う。第１１話「復讐者」では、復讐の相手ディルクを追うブリジッドと、連れ戻そうとするザ・ジャグルの面々。ジークルーネの護衛である機械化兵ゲルトルーデもディルクを始末するために追手となっていた。追い詰められたディルクは最後に疲れて死を受け入れようとするが、それでは満足できないブリジッドを残してゲルトルーデがディルクを殺してしまう。復讐心を満足できないままにチームに戻るブリジッド。一方、再び事件現場でジェイドの姿を見たキャロルたちは、ジェイドとザ・ジャグルの関係に疑いを持ち始める。あと１巻を残すのみ、どのようにまとめてくれるのだろうか。<br><br />
(「ザ・ジャグルIV」、榊一郎著、ハヤカワ文庫JA1004、2010年7月発行、ISN978-4-15-031004-2)</p>]]>
        
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    <title>小松左京マガジン第38巻</title>
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    <published>2010-08-24T16:42:02Z</published>
    <updated>2010-08-24T16:59:10Z</updated>

    <summary>前号に続き、挿絵画家・田代光氏インタヴュー2。高斎正のコラムランド「ウェブサイト...</summary>
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        <![CDATA[<p>前号に続き、挿絵画家・田代光氏インタヴュー2。高斎正のコラムランド「ウェブサイトに掲載された話」は地方新聞に書いた記事が無断でウェブサイトに掲載された顛末。発見！は神中『文藝』第３号掲載の小説「鐵路」。11年ぶりに＜みのお山荘風の杜＞で開催されたコマコン2010のレポート。海底火山学者・熊谷英憲は「日本沈没にみる地球科学の進歩35年」。下村健寿による『復活の日』から読み解くバイオロジーの７は「「ペニシリン発見」以後―抗生剤のほんとうの歴史」。小松左京・この一作の５は久美沙織で取り上げたのは「日本沈没」、コミックも含めるといっぱいあるなあ。賢人談話、あるいは小松左京の大口舌の６は「もう一度『未来の思想』を語る、（前篇）汝らは何ものか？」。他の連載は、南山宏「メタサイエンスねたさいえんす」が７回目で人類最古の巨石神殿遺跡発見のニュース。田中光二「ぼくのシネマオデッセイ?」も７回目で著者の好む映画スターの話の１。小松左京研究会のページは36回目で鈴木克太郎「見知らぬ明日の頃」。<br><br />
(「小松左京マガジン第38巻」、発行イオ、発売角川春樹事務所、2010年7月発行、ISBN978-4-7584-1164-6)</p>]]>
        
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    <title>クジラの彼</title>
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    <published>2010-08-23T17:06:16Z</published>
    <updated>2010-08-23T17:34:00Z</updated>

    <summary>「空の中」、「海の底」、の番外編を含む短編集、なのでSFではないが＜その他＞カテ...</summary>
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        <category term="その他" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
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        <![CDATA[<p>「空の中」、「海の底」、の番外編を含む短編集、なのでSFではないが＜その他＞カテゴリで記録しておく。「クジラの彼」は「海の底」でもちょっとだけ触れられていた冬原が結婚するに至る顛末。「ロールアウト」は輸送機設計チームの彼女と隊員の彼のエピソード。「国防レンアイ」は強くあろうとしている女性隊員と同僚の彼の話。「有能な彼女」は「海の底」の夏木と横須賀事件で潜水艦に閉じ込められた望が技官となって付き合いだした話。「脱柵エレジー」は新人訓練の途中で隊から抜け出そうとする(=脱柵)隊員を捕獲する役割の隊員同士を自らの過去と結びつけながら描く。「ファイターパイロットの彼」は「空の中」の青年カップルである春名高巳と光稀の付き合いから結婚して子供ができているところまで。光稀の強力なツンデレぶりがなつかしい。いずれも作者自らが言う通りべたべたの恋愛ものだが、基本的にハッピーエンドで読後が心地よい。これで自衛隊３部作と関係作は文庫になったんだからいいかげん図書館戦争シリーズにとりかかってくれないかなあ。<br><br />
(「クジラの彼」、有川浩著、角川文庫、2010年6月発行、ISBN978-4-04-389804-6)</p>]]>
        
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    <title>スワロウテイル人工少女販売処</title>
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    <published>2010-08-22T16:55:55Z</published>
    <updated>2010-08-22T17:24:32Z</updated>

    <summary>＜種のアポトーシス＞の蔓延により、感染者は関東湾の男女別自治区に隔離され、人を模...</summary>
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        <![CDATA[<p>＜種のアポトーシス＞の蔓延により、感染者は関東湾の男女別自治区に隔離され、人を模して造られた人工妖精(フィギュア)と生活をしている世界。自分を等級外の５等級と思い込んでいる人工妖精の揚羽は、人工妖精の精神構造を生み出す精神原型師である詩籐鏡子の世話をしながら、死んだ人工妖精の心を読む能力を使って、自警団(イエロー)の曽田陽平と共に連続殺人犯"傘持ち"(アンブレラ)を追っていた。揚羽たちのところへ陽平の弟、洋一が壊れかけた妖精、置名草を直せといって来たことから、自治区全体を揺るがす事態へ発展していく。総督の一級妖精である椛子によりかろうじて日本本国の治安介入は避けられたが、自治区人工島は男性側・女性側・共棲区の３分割されることになって決着した。揚羽は椛子によって、人類の希望となる可能性を秘めた第五の精神原型、光気質(アイテール)の妖精として生きていくことになる。前作の「θ 11番ホームの妖精」とは全く関係ないが、人工妖精という人類に寄り添う存在との共生にからめた物語となっている。次はあまり間があかずに出ればいいけど。<br><br />
(「スワロウテイル人工妖精販売処」、籐真千歳著、ハヤカワ文庫JA1001、2010年6月発行、ISBN978-4-15-031001-1)</p>]]>
        
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    <title>天冥の標III</title>
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    <published>2010-08-21T16:35:00Z</published>
    <updated>2010-08-22T12:09:29Z</updated>

    <summary>シリーズ３巻は前巻からちょっと時代が飛んで西暦2310年。小惑星帯を中心に太陽系...</summary>
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        <category term="SF小説" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
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        <![CDATA[<p>シリーズ３巻は前巻からちょっと時代が飛んで西暦2310年。小惑星帯を中心に太陽系内に広がった人類の中で、ノイジーラント大主教国は肉体改造により真空に適応した≪酸素いらず≫(アンチ・オックス)の国であり、そこで海賊狩りの任にあたる強襲砲艦エスレルの艦長サー・アダムズ・アウレーリアを中心にした物語。小惑星エウレカに暮らす救世群(プラクティス)の人々から、奪われた伝説の動力炉ドロテアに繋がる報告書を取り戻すべく海賊の行方を追う依頼を受けたのが国をゆるがず大事件につながっていく。「怒り、溜め、撃ち放せ!(レイジ、チャージ、バラージ=rage,charge,barrage)大気なくとも大地あり(ルッゾツー・ウィース・タン=lose o2,we stand)」を合言葉に敵艦に襲いかかる勇壮な≪酸素いらず≫たちの戦いぶりが、太陽系内の物理的制約を背景に描かれるところはさすがである。木星に大赤斑を創りだすことによって途方もないエネルギーを蓄えたドロテア・ワットを手に入れようとする救世群代表のグレアとそれを狙う海賊たちに対抗し、医師団(リエゾン・ドクター)のセアキとその連れのロボット・フェオドールの協力により何とか事態を納めることに成功したアダムズだが、そこでセアキはロイズ非分極保険社団の調査員であることをあかし、救世群とドロテア・ワットはロイズが引き取ることとなり、セアキの依頼により救世群の後見人をアダムズたちが務めることとなる。断章で語られるダダーのエピソードはいずれ物語の謎をときあかす鍵となるのか？<br><br />
(「天冥の標III アウレーリア一統」、小川一水著、ハヤカワ文庫JA1003、2010年7月発行、ISBN978-4-15-031003-5)</p>]]>
        
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    <title>LIMIT</title>
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    <published>2010-08-19T16:35:11Z</published>
    <updated>2010-08-19T17:07:26Z</updated>

    <summary>シェッツィングのYrrに続く近未来SF大作は全4巻のボリュームで２カ月連続刊行で...</summary>
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        <![CDATA[<p>シェッツィングのYrrに続く近未来SF大作は全4巻のボリュームで２カ月連続刊行で登場。舞台となるのは2025年。世界は宇宙エレベータとヘリウム3核融合炉の実用化によって化石燃料が終焉を迎え、新エネルギー体制に大きく移行しつつある。この宇宙エレベータと核融合炉を共に実用化にこぎつけたのがオルレイ・エンタープライジズCEOのジュリアン・オルレイだった。ジュリアンが投資家たちを招いて宇宙エレベータで月面にオープンするホテル・ガイアに向かうのが１つの物語軸。一方、上海で瑶瑶という若い女性の捜索を依頼されたサイバー探偵ジェリコの話がもう一つの物語軸。瑶瑶はケニー辛という殺し屋に狙われており、執拗に追うケニーとジェリコ＆瑶瑶の壮絶な逃走劇が続く。逃走するうちにケニーの関わる陰謀がオルレイの向かった月面に関係していることが判明し、追跡劇はヨーロッパからオルレイ・エンタープライジズ本社のあるロンドンに移っていく。月面に到着したオルレイはゲストの１人カールの行動に不審を抱くが、その時にはすでに事態は進行しつつあった。カールがテロリストであることが判明しオルレイたちが追跡に出たところでガイアに残ったもう１人のテロリストにより火災が発生。多くの死者を出しながらアメリカ基地に向かった一行はテロリストの仕掛けたミニニューク（小型核爆弾）の爆発が迫っていることを知る。かろうじて爆発前にミニニュークを止めることに成功した一行はシャトルで宇宙エレベータのトップにあるステーションに戻るが、そこにも生き残ったテロリストによるもう一発のミニニュークの爆発が迫っていた。ロンドンではケニーの追跡がオルレイ本社に迫る中、本社内にいた陰謀の黒幕組織＜ヒドラ＞の幹部が正体を現し、ジェリコの捜査の進展で＜ヒドラ＞メンバーの全容が解明される。２発目のミニニュークも無害な宇宙で爆発し、地球に戻ったオルレイとジェリコは＜ヒドラ＞の中心人物を突き止め、事件に幕を引くことに成功する。全4巻のボリュームにも関わらずどんどん読めるのはさすが。途中の瑶瑶を含む中国人たちの心情描写の部分は若干だれるところもあるが、壮絶な追跡劇の中でケニーの不死身っぷりが印象的で、こいつが最後まで生き残ってしまうのが心残りかな。たった15年後に宇宙エレベータが実現しているのは楽観的すぎるようにも思うが本当になったらいいなあ。最もそうなった時に、この小説の黒幕みたいに化石燃料関係者の生き残りをかけたテロが起こったら怖いけども。<br><br />
(「LIMIT」1,2,3,4,フランク・シェッツィング著、北川和代訳、ハヤカワ文庫NV1220,1221,1222,1223、2010年6月?7月発行、ISBN978-4-15-041220-3,978-4-15-041221-0,978-4-15-041222-7,978-4-15-041223-4)</p>]]>
        
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    <title>SFマガジン2010年9月号</title>
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    <published>2010-08-18T16:10:15Z</published>
    <updated>2010-08-18T16:36:31Z</updated>

    <summary>諸々の事情により読書記録をつけるのが滞っていたが、読んでなかったわけではない。と...</summary>
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        <category term="雑誌" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
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        <![CDATA[<p>諸々の事情により読書記録をつけるのが滞っていたが、読んでなかったわけではない。ということで先月中に読んでた雑誌から。特集は東京SF化計画。今年のSF大会がTOKON10であることにちなんでのようだ。小説は3編。高野史緒「アントンと清姫」は異邦人であるロシア人が異界としての東京を彷徨う話。タイトルどおり安珍・清姫伝説を絡める。クリストファー・バルザック「きみよりもリアルに」は父の仕事の関係で日本に住む主人公が刺激を求めて向かった東京で会った不思議な女の子の話。ジェニファー・レネア「トウキョウ＝マガイ」は転位旅行で訪れたトウキョウで霊界に迷い込んでしまった男の顛末。小説以外ではウィリアム・O・ガードナーのエッセイ「「地」と「海」のメタぼリズム」とチャールズ・ストロスの旅行記「日本への旅」。小谷真理による特集解説と東京SF大全と称したリスト。読み切りでは樺山三英「太陽の帝国」は連作の第９回でバラードの作品に材をとる。連載陣は、飛浩隆「零號琴」第８回はヌウラ・ヌウラの演奏の中で死んだはずの菜綵との会話で＜美縟＞の人々の謎を問うトロムボノク。目次にある新城カズマ「≪タリア・ヴァン・ローセン回顧展≫目録より／In Her Shoes」連作シリーズ＜あたらしいもの＞は休載で代わりに載っているのが北野勇作「南の島のハッピーエンド」。小林泰三「アルゴスの目」天獄と地国との狭間第１０話では世界の内側を目指す一行の続き。東城和実「完璧な涙」第６回。他には、友成純一による「インドネシア・ホラー、スプラッタに突入！！」。映画『インセプション』公開記念の渡辺麻紀によるクリストファー・ノーラン・インタヴュウ。小谷真理による「WisCON2010」レポート。北原尚彦による「栗本薫／中島梓展」レポート。≪SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー≫〔全３巻〕の刊行開始を記念して、大森望×山岸真による「テーマ・アンソロジーを編む楽しみ」座談会。同じく刊行記念の≪マラザン斃れし者の書≫の世界。</p>]]>
        
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    <title>MM9</title>
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    <published>2010-07-06T16:33:15Z</published>
    <updated>2010-07-06T17:06:42Z</updated>

    <summary>地震、台風などと同じく自然災害の一種として&quot;怪獣災害&quot;が存在する並行宇宙が舞台。...</summary>
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        <![CDATA[<p>地震、台風などと同じく自然災害の一種として"怪獣災害"が存在する並行宇宙が舞台。有数の怪獣大国である日本で気象庁内に設けられた怪獣対策のスペシャリスト集団"特異生物対策部"、略称"気特対"の活躍を描く連作。太平洋から日本に接近する海獣（シークラウド）に対する"気特対"を描くメンバー紹介編的な第一話「緊急！怪獣警報発令」。巨大化した少女型怪獣を相手にする苦悩と暗躍する謎の組織の片鱗を描く第２話「危険！少女逃亡中」。この怪獣は事件後人間サイズに戻って捕獲されヒメと呼ばれるようになる。謎の飛行怪獣（グロウバット）の発光現象が放射能に関係するとわかって大騒ぎになる書き下ろしの第三話「脅威！飛行怪獣襲来」。マスコミの密着取材が入った中で出現した植物怪獣（メガドレイク）事件を描く第四話「密着！気特対24時」。そして最終第五話「出現！黙示録大怪獣」では、謎の組織の暗躍で巨大な多頭龍が目覚めようとする。組織に攫われたヒメはしかし脱出して多頭龍の目覚めを察知してそちらに向かおうとする。気特対の本部が組織のテロリストに抑えられている間についにMM9(Monster Magnitude 9)に達する多頭龍（クトウリュウ）は目覚めてしまい、ヘリで運ばれたヒメと神戸ポートアイランドの遊園地跡地での黙示録決戦が始まる。ヒメは傷つきながらも決め技の巨大光輪でクトウリュウを倒し事件は終了するが組織のテロリスト（実は人間大の怪獣＝妖怪だった）は逃亡してしまい、続きへの伏線がつながる。何よりも初代ウルトラマンからのTV怪獣番組をリアルタイムで見ていた世代にとっては怪獣小説の部分だけでも感激もの。本作のもう一つのキモは怪獣ものにSFとしての理屈をつけるべく導入された多重人間原理。一見我々の宇宙（ビッグバン宇宙）の物理法則に反しているように見える怪獣たちは実は別の物理法則の支配する宇宙（神話宇宙：ミス・ユニヴァースとのしゃれ）の存在で、我々の宇宙に紛れ込んできているとする複数の人間原理に基づく宇宙の交雑を怪獣の説明に使っているものだ。いかにもSFにこだわる作者らしいが何よりも怪獣への愛に満ちた傑作。やっと文庫化で読めてよかった。帯によれば連続TVシリーズになって放映されるそうだが、地上波ではほとんどの地区でみれないじゃないか。後でDVDででも見るしかないか。<br><br />
(「MM9」、山本弘著、創元SF文庫、2010年6月発行、ISBN978-4-488-73701-6)</p>]]>
        
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    <title>人類なき世界(ペリーローダン379)</title>
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    <published>2010-07-05T17:51:25Z</published>
    <updated>2010-07-05T18:08:13Z</updated>

    <summary>前半の表題作では、時間の井戸を通って惑星デログヴァニエンから地球に戻ったシェデレ...</summary>
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        <![CDATA[<p>前半の表題作では、時間の井戸を通って惑星デログヴァニエンから地球に戻ったシェデレーアだが、到着した町には人っ子ひとり見当たらず、子犬と馬を見つけて移動を開始しても人が見つからないのは変わらなかった。一方、ヴァティカンでは小さなアルロと称する知的障害の男が古文書を納める図書館でやはり１人になったことに不安を感じていた。そこに着陸した異星の探査船にはテルムの女帝の命令でさまざまな星系を調査している"研究者"ドウク・ラングルが乗っていた。彼もまた母船であるモジュールに遭遇し損ねていたのだ。不幸な出会いからアルロを転落死させてしまったラングルは後悔しながら、テラニアシティに向かい、別方向からはシェーデレーアもグライダーを見つけてテラニアシティに向かっていた。後半の「テラの孤独者」では、テラニアシティの療養所で目覚めた発明家のカヌベはシティから人が消えておりすべての機器が停止していることに気づく。同じく療養所にいた女マルボオと他の人を探し始めたカヌベはプロボクサーのシュペイデックと出会い、３人で他に人がいないか無線で探そうとする。地球は"喉"におちた時に他のすべての人類が消えネーサンも動作を止めたことで全ての機器が止まり、それから４か月ほどの時がたってしまったようだった。そこに現れた異星の探査船から出てきたラングルに、あわてたシュペイデックがブラスターを放ってしまう。その後、３人に合流したシェーデレーアは、不幸な出来事を聞いて、何とかラングルとコンタクトをとることに成功する。テルムの女帝の名前が出てきて、新たな展開にあんりそうだ。<br><br />
(「人類なく世界(ペリーローダン379)」、ウィリアム・フォルツ著、赤坂桃子訳、ハヤカワ文庫SF1760、2010年6月発行、ISBN978-4-15-011760-3)</p>]]>
        
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    <title>SFマガジン2010年8月号</title>
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    <published>2010-07-04T16:11:00Z</published>
    <updated>2010-07-04T16:35:29Z</updated>

    <summary>浅倉久志追悼号。名訳短編再録として５編。あこがれていた信号手になった少年が単身任...</summary>
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        <![CDATA[<p>浅倉久志追悼号。名訳短編再録として５編。あこがれていた信号手になった少年が単身任務についた信号塔近くで山猫に襲われて死の間際に訪れた情景をファンタジックに描くキース・ロバーツ「信号手」。ローカル鉄道網が発達した平和な世界ではみ出し者扱いされる車を描くＲ．Ａ．ラファティ「田園の女王」。うららかな秋の日の列車の旅の中で失われた方程式に関して考察する青年を描くリチャード・グラント「ドローデの方程式」。星々を渡る旅中の冷凍睡眠で孤独になった男が若い植民星の女性市長とやっと平穏な日々を迎えられるかという時に訪れた未曽有の嵐に翻弄され悲劇の結末を迎えるロジャー・ゼラズニイ「このあらしの瞬間」。知ったかぶりの知人に自転車を弄られる悲劇を描くジェローム・Ｋ．ジェロームのユーモア掌編「自転車の修理」。ゼラズニイは絶対に読んでいるのにやっぱり内容は忘れている。追悼エッセイが伊藤典夫、森優（南山宏）、鏡明、高橋良平、大森望、中村融、山岸真（後の３人は掲載作の解説も）。巻末には膨大な全翻訳作品リスト。連載陣は、パウルの長子ヨハネスも現れ、いよいよ零號鐘の試奏が間近に迫る飛浩隆「零號琴」（第七回）。恒星船ノアズ・アークに出没する謎の怪物の顛末を描く梶尾真治の連作「ノアズ・アークの怪物」（怨讐星域・第十五話）。コミックの東城和実「完璧な涙」（第５回）。声優・池澤春菜の新連載エッセイ「SFのSは、ステキのS」はCOCOのイラストで。JAで新作の出た籐真千歳インタヴュー。５月の連休に行われた「SFセミナー」レポート。新作映画の紹介が、「宇宙ショーへようこそ」、「ザ・ロード」、「ぼくのエリ　２００歳の少女」。「LIMIT」刊行開始に合わせての紹介。椎名誠、友成純一のコラムも。</p>]]>
        
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    <title>パラオ攻略戦</title>
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    <published>2010-07-02T17:18:01Z</published>
    <updated>2010-07-02T17:34:05Z</updated>

    <summary>資源衛星＜パラオ＞は反政府組織ネオ・ジオンの拠点であり、宇宙移民政策の歪みが生み...</summary>
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        <![CDATA[<p>資源衛星＜パラオ＞は反政府組織ネオ・ジオンの拠点であり、宇宙移民政策の歪みが生み出した「虐げられた民」の住むところでもあった。＜パラオ＞に囚われたバナージはそうした民の生活を見て現実の別の側面に気付きはじめる。一方、『ラプラスの箱』の奪還を目論む連邦政府は傷ついた≪ネエル・アーガマ≫に無謀ともいえる＜パラオ＞攻略戦の命令を下した。ハイパーメガ粒子砲の攻撃と共に＜パラオ＞に突入するエコーズだが、フル・フロンタルはそれを読んで待ち受けていた。攻撃に乗じて≪ユニコーンガンダム≫にバナージが乗るように仕向け、NT-Dシステムを発動させて『ラプラスの箱』への道を開こうというのだ。そうとは知らず、連邦軍の劣勢に≪ユニコーンガンダム≫で向かうバナージ。それに対し、≪ユニコーンガンダム≫に真の能力を発揮させるために出撃したマリーダの駆る≪クシャトリア≫。両者の激突の際、マリーダの過去を感じ取ったバナージはかろうじて踏みとどまり、破壊された≪クシャトリア≫と≪ユニコーンガンダム≫は共に≪ネエル・アーガマ≫に収納された。この戦いの混乱に乗じて地球に向かったリディの駆る≪デルタプラス≫にはリディにより≪ネエル・アーガマ≫から連れ出されたミネバがいた。<br><br />
(「パラオ攻略戦」、福井晴敏著、角川文庫、2010年5月発行、ISBN978-4-04-394360-9)<br />
</p>]]>
        
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