SFマガジン2010年8月号

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浅倉久志追悼号。名訳短編再録として5編。あこがれていた信号手になった少年が単身任務についた信号塔近くで山猫に襲われて死の間際に訪れた情景をファンタジックに描くキース・ロバーツ「信号手」。ローカル鉄道網が発達した平和な世界ではみ出し者扱いされる車を描くR.A.ラファティ「田園の女王」。うららかな秋の日の列車の旅の中で失われた方程式に関して考察する青年を描くリチャード・グラント「ドローデの方程式」。星々を渡る旅中の冷凍睡眠で孤独になった男が若い植民星の女性市長とやっと平穏な日々を迎えられるかという時に訪れた未曽有の嵐に翻弄され悲劇の結末を迎えるロジャー・ゼラズニイ「このあらしの瞬間」。知ったかぶりの知人に自転車を弄られる悲劇を描くジェローム・K.ジェロームのユーモア掌編「自転車の修理」。ゼラズニイは絶対に読んでいるのにやっぱり内容は忘れている。追悼エッセイが伊藤典夫、森優(南山宏)、鏡明、高橋良平、大森望、中村融、山岸真(後の3人は掲載作の解説も)。巻末には膨大な全翻訳作品リスト。連載陣は、パウルの長子ヨハネスも現れ、いよいよ零號鐘の試奏が間近に迫る飛浩隆「零號琴」(第七回)。恒星船ノアズ・アークに出没する謎の怪物の顛末を描く梶尾真治の連作「ノアズ・アークの怪物」(怨讐星域・第十五話)。コミックの東城和実「完璧な涙」(第5回)。声優・池澤春菜の新連載エッセイ「SFのSは、ステキのS」はCOCOのイラストで。JAで新作の出た籐真千歳インタヴュー。5月の連休に行われた「SFセミナー」レポート。新作映画の紹介が、「宇宙ショーへようこそ」、「ザ・ロード」、「ぼくのエリ 200歳の少女」。「LIMIT」刊行開始に合わせての紹介。椎名誠、友成純一のコラムも。

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