パラオ攻略戦

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資源衛星<パラオ>は反政府組織ネオ・ジオンの拠点であり、宇宙移民政策の歪みが生み出した「虐げられた民」の住むところでもあった。<パラオ>に囚われたバナージはそうした民の生活を見て現実の別の側面に気付きはじめる。一方、『ラプラスの箱』の奪還を目論む連邦政府は傷ついた≪ネエル・アーガマ≫に無謀ともいえる<パラオ>攻略戦の命令を下した。ハイパーメガ粒子砲の攻撃と共に<パラオ>に突入するエコーズだが、フル・フロンタルはそれを読んで待ち受けていた。攻撃に乗じて≪ユニコーンガンダム≫にバナージが乗るように仕向け、NT-Dシステムを発動させて『ラプラスの箱』への道を開こうというのだ。そうとは知らず、連邦軍の劣勢に≪ユニコーンガンダム≫で向かうバナージ。それに対し、≪ユニコーンガンダム≫に真の能力を発揮させるために出撃したマリーダの駆る≪クシャトリア≫。両者の激突の際、マリーダの過去を感じ取ったバナージはかろうじて踏みとどまり、破壊された≪クシャトリア≫と≪ユニコーンガンダム≫は共に≪ネエル・アーガマ≫に収納された。この戦いの混乱に乗じて地球に向かったリディの駆る≪デルタプラス≫にはリディにより≪ネエル・アーガマ≫から連れ出されたミネバがいた。

(「パラオ攻略戦」、福井晴敏著、角川文庫、2010年5月発行、ISBN978-4-04-394360-9)

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