特集はクトゥルー新世紀。チャイナ・ミエヴィル「細部に宿るもの」では毎週訪れていたミセス・ミラーはどこにでも線のかたまりに見えるパターンから恐ろしい捕食性のものが近づいてくるのが見えるのだった。ベンジャミン・アダムズ「リッキー・ペレスの最後の誘惑」では婆さんの家に忍び込んだリッキーは<古きものたち>にしるしをつけられていたのだった。F.グウィンプレイン・マッキンタイア「イグザム修道院の冒険」ではホームズと私が来客に従って訪れた修道院ではモリアーティが<旧き神々>と不浄な取引をしていたのだった。エリザベス・ベア「ショゴス開花」では有史前より存在する不死の生物を調査するために波止場を訪れたハーディング教授の話。小説の他は竹岡啓によるクトゥルー新世紀概説と中村融の特集解説。第5回日本SF評論賞の最終選考会採録と受賞作の岡和田晃「「世界内戦」とわずかな希望-伊藤計劃『虐殺機関』へ向き合うために」。連載陣は、梶尾真治「怨讐星域」第14話はノアズ・アークで結婚しようとしているカップルが娘の父から示される約束の地で生存するための条件。新城カズマ「どちらか一方」連作≪あたらしいもの≫は銭湯でのできごとと東京都のある条例の話。飛浩隆「零號琴」第4回はワンダと峨鳳丸夫妻のゲストハウスを訪れたシェリュバンと美鷺に対し班団との会合から帰ったトロムボノクは死んだはずの菜絆を見、首を切られたはずのフェアフーフェンの首のスカーフに思い当たる。コミック、東城和実「完璧な涙」第2回。他にはハヤカワ文庫JA1000番達成小特集として、JAの歴史と現在、JAフェアと新刊案内、JA1000番リスト。≪想像力の文学≫創刊1周年記念の津原泰水×円城塔×豊崎由美トークイベント採録。第30回日本SF大賞、第5回日本SF評論賞贈賞式レポート。劇場アニメ「マルドゥック・スクランブル The First Compression 圧縮」始動の紹介、バロットのキャラはいい感じ。
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このページは、okが2010年4月 7日 01:56に書いたブログ記事です。
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