ドッペルゲンガーの陰謀(ペリーローダン370)

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前半の表題作では、ラール人は人類の隠れ家NEIの場所を突き止めるため、補給惑星エンジョックに潜入したNEI工作員を捜索すると共に、ローダンのドッペルゲンガーと偽マルコポーロを使ってローダンの帰還を演じようとした。ラス・ツバイはエンジョックに潜入し、共にローダンとマルコポーロが偽者であることを発見し、NEI工作員と共に、アトランとコンタクトを取る決心をする。ラス・ツバイが深刻な体調不良に陥り、細胞活性化装置が干渉して病気に対する治療効果が逆に悪作用していたとわかるエピソードも含まれるが、後で何か意味が出てくるんだろうか。後半の「オルクシィの制御主任」では、NEIから銀河系諸種族の尊厳連合に連絡員が送られる。その1人のカルメクはいまだ尊厳連合に対し距離を置くハルト人への連絡役だったが、乗り込んだハルト船は偽マルコポーロに興味を引かれコンタクトを取ってマルコポーロに繋留される。カルメクはローダンに対し、かすかな疑念が晴れず、プロヴコンファウストの位置を教える代わりに、アトランが用心のために造った偽造NEIのあるヨルショル霧状星雲へ案内しようとする。ヨルショル霧状星雲に到着したマルコポーロの先導によりラール人艦隊が襲撃し、制御惑星オルクシィは壊滅するが、それはアトランの偽造にラール人がひっかかったということでもあった。ローダンたちが偽者と知ったカルメクは死に、ハルト人2名は偽マルコポーロに捕らえられた。

(「ドッペルゲンガーの陰謀(ペリーローダン370)、H.G.フランシス&ウィリアム・フォルツ著、渡辺広佐訳、ハヤカワ文庫SF1744、2010年2月発行、ISBN978-4-15-011744-3)

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