副題に穂瑞沙羅華の課外活動とあるように「神様のパズル」の続編。その後、大学を卒業して就職した綿貫基一に届いたメールは”ネオ・ピグマリオン”という会社から接触を求めるもので、資産家子息の失踪事件の捜査を天才美少女・沙羅華にして欲しいというものだった。沙羅華を説得して調査に乗り出したが事態は沙羅華の出生の秘密にも関係する方向に進んでいく。一見あやしい宗教団体に見えた<ノアスの園>の調査のため、セミナーにもぐりこんだ2人だが、そこでは粒子加速器を用いて脳の一部に粒子線を当て、人格改変と救済を目指すものだった。敵のいうなりになっていると見せかけて、加速器に細工するという沙羅華の計画が綿さんの暴走で露呈し、あわや沙羅華がノアス化されるという時、沙羅華の兄たちの突入により、施設は火事になり、沙羅華たちは無事脱出することができた。あとがきにあるとおり、今作はホームズとワトソンのコンビへのオマージュがよりはっきりと打ち出され、続きができそうな結末になっている。
(「パズルの軌跡」、機本伸司著、ハルキ文庫、2009年10月発行、ISBN978-4-7584-3436-2)
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