テスタメントシュピーゲル1

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シュピーゲルシリーズの最終シリーズの開幕。スニーカー文庫で完結させるということのようだ。国際都市ミリオポリスのMPB(憲兵大隊)に属する<特甲児童>涼月、陽炎、夕霧は、自らの過去につながる断片が事件の奥から見えてきたことに対応し、独自の調査に乗り出す。陽炎は調査の過程で愛する中隊長ミハイルが過去の事件にかかわったことを知り衝撃を受ける。夕霧は<特甲猟兵>の白露との再会を願いながら接続官の吹雪と共に電子の世界に没入し電子戦による突破口を開く。敵の仕掛けにより次々に爆発するAP爆弾。涼月が事件のカギを握るアダー神父と共に地下道にいる時にAP爆弾が爆発し、吹雪は植物状態に陥ってしまう。吹雪を殺して自分も死のうとする涼月だが、冬真から吹雪の回復の可能性を聞き、戦いを続ける決心をする。夕霧たちは敵に乗っ取られてレベル3になり暴走する鳳に相対し危機に陥るが、姿を現した蛍と皇の助けて対抗し、涼月の到着を待つ。この巻ではMPB側からの描写が主なので、次はひょっとしたらMSS側から鳳が堕ちていく姿を描くのか?いずれにせよ、最終シリーズにふさわしい、ずしりと重い話になりそうだ。

(「テスタメントシュピーゲル1」、冲方丁著、角川スニーカー文庫、2009年12月発行、ISBN978-4-04-472909-7)

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