SFマガジン2009年12月

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秋のファンタジー特集号。特集の小説は、イアン・R・マクラウド「最後の粉挽き職人の物語」は蒸気に押され消え行く風車による粉挽き職人の男を描く。シオドラ・ゴス「アボラ山の歌」は大学助手のサブラが恋人のマイケルに教えてもらったコールリッジの詩の世界での雲の龍と結ばれる娘の話をからめる。エレン・クレイギス「図書館と七人の司書」は新図書館建設で忘れられた古い図書館を舞台に七人の司書が捨て子の赤ん坊を育てる話。M・リッカート「王国への旅」は行きつけのカフェで油絵の連作と解説が書かれたバインダーを読んだ男が現実と非現実の混乱にはまっていく。一番面白かった(後味が良かった)のはゴスの作品かな。他にはカバーギャラリー、特集解説、三村美衣によるエッセイ「本棚のうしろの国」、FT文庫おすすめタイトル30選、文庫FTの現在とこれから。特集以外では連作短編が、菅浩江「鎧と薔薇」<コスメディック・ビッキー>は自然派を標榜する化粧品会社<ロージスト>の販売員・紗都子が抱える悩みを描く。樺山三英「すばらしい新世界」はハックスリーのタイトルを題材にアメリカ文明の20世紀をQ&A式で綴る。エッセイで<椎名誠のニュートラルコーナー>は「中古車にはなぜ風船が飾られているか」。9月4日に青山ブックセンターで行われた「神林長平+新世代作家トークショー」(円城塔、桜坂洋、辻村深月)の採録。林譲治「ファントマは哭く」刊行記念の<AADD>シリーズ・ストーリーガイド。「曲れ!スプーン」刊行記念の上田誠×森見登美彦の対談。WONDERWOKZ文庫1000点突破記念の岩郷重力×大森望の特別対談。といったところ。

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このページは、okが2009年11月 4日 02:15に書いたブログ記事です。

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