夜の殺戮者 ダイノコンチネント

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シェアード・ワールド・ノベルズ<ダイノコンチネント>の2冊目。山本弘による開幕編が長編だったのに対し、3人の作家による競作となっている。現代のコロラド州のガニソン国立公園のキャンプ場で研修訓練中だった<IVDS>(International Volunteer Dispatch Society=国際緊急派遣機構)の高校生たちが、1巻で099便が飛ばされた時代の500年後にタイムスリップした設定は共通で、それぞれ高校生グループのタイムスリップ後を描いている。友野詳「夜の殺戮者」は、時吹丈流と立花恭輔がミラと名乗る少女と出会い、手負いのケツァルコアトルスを助けようとするが、ナイトキラーと恐れられる恐竜に襲われる。最後に恭輔が見せたギフトは時空を結ぶ能力を暗示して今後の伏線のようだ。田辺あひる「Best Friend」は、二谷あやめと戸枝楓のコンビがあるコロニーに迎えられるが、いつのまにかぎくしゃくしだした二人の関係が海賊の襲撃を二人の力を合わせたギフトで撃退したことにより関係が修復し、他のIVDSの仲間を捜すためにローグとなって旅立つ。番棚葵「少女は進み、少年は護る」は、いとこ同士である矢島仄香と滝沢祐介がIVDSの仲間を捜すうち、謎の火を吐く恐竜に襲われていたディノマンのクシェルを助ける。クシェルに案内されてディノマンのコロニーを訪ねた二人だがディノマンの長老は火を吐く恐竜は人間が現れたせいだとして二人を拒否する。しかしコロニーを襲った恐竜を二人が撃退したことで一時的な和解となり、あやめと楓の二人とも出会うことができた。次は山本弘の長編が予定されているそうで、ちゃんと謎が回収されるまで順調に出て欲しいものである。

(「夜の殺戮者 ダイノコンチネント」、友野詳/田辺あひる/番棚葵著、徳間デュアル文庫、2009年8月発行、ISBN978-4-19-905197-5)

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このページは、okが2009年11月 6日 02:50に書いたブログ記事です。

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