前半の「《ソル》での戦い」では、ハイパーインポトロニクスのセネカの裏切りにより《ソル》の乗員は麻痺させられてしまう。一方巡洋艦《ブレシア》もケロスカーに奪われてしまう。ケロスカーはテラナーの艦船を使って自分達の貴重な機器を移動させ”大いなる黒いゼロ”から守ろうとしているのだ。麻痺から回復したパラディンのシガ星人たちによってセネカの中枢セクターに爆弾をしかけて交渉しイホ・トロトたちは何とか《ソル》外に脱出しローダンたちと合流するが他の乗員は麻痺したままで、ケロスカーとの交渉をするジョスカン・ヘルムートはケロスカーの機器の中枢部であるセタンマルクトを運ぶために《ブレシア》を使うよう要請される。後半の表題作では、ボルガール星系に到着した《ブレシア》はデイトンたちがタクレボタンに収容されていることを突き止める。さらにボルガール星系の端にある機器がケロスカーの言うセタンマルクトであることが判明する。セタンマルクトに潜入したローダンたちだが、ローダンとグッキーは謎の防御フィールドにつかまりグッキーの超能力も無効化されてしまう。残るヘルムートはセタンマルクトがケロスカーの7次元数学の精華であることを知り、それを守ることが自分達にとっても重要だと思い、ローダンの意向に逆らってセタンマルクトを《ソル》まで曳航して運ぶ計画に従ってしまう。デイトンたちを救出した《ブレシア》はケロスカーを追ってラスト・ストップに戻るが、ボルガール星系では次元振動が起こりつつあり、それを察知したラール人のSVE艦もバラインダガル銀河に現れる。ついに《ソル》にセタンマルクトが搬入されてしまうが、デイトンたちは中にローダンたちがいるためにをれを見守るしかない。
(「異次元からの災厄(ペリーローダン358)」、H.G.エーヴェルス&クラーク・ダールトン著、天沼春樹訳、ハヤカワ文庫SF1701、2009年3月発行、ISBN978-4-15-011701-6)

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