予知夢

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天才物理学者の湯川が事件の裏に潜む謎に鋭い観察力と科学知識で挑むガリレオシリーズの連作短編集第2弾。16才の少女の部屋に侵入した男が17年前から少女と結ばれる夢を見たと主張する謎を扱う「夢想る(ゆめみる)」。女性の殺害事件が起こるが同時刻に容疑者の男のマンションで留守番していた友人が見たのは殺された女性に見える人影だったという謎に挑む「霊視る(みえる)」。老人宅を訪ねたまま行方不明になった男を捜す草薙たちの前にはだかるのは毎日同じ時刻に謎のポルターガイスト現象を起こす家だったという「騒霊ぐ(さわぐ)」。町工場の社長がビジネスホテルで死んでいるのを発見されるがその首に残る奇妙な絞殺跡の理由は何か、果たして他殺なのか、を扱う「絞殺る(しめる)」。マンションで女性が首をつるが、その姿を数日前に視たと主張する少女がいた。果たして予知なのか?という「予知る(しる)」。この作品は一応科学的に謎が解明されるが、最後の一節で少女の予知が本物の可能性がちらっと示唆される。

(「予知夢」、東野圭吾著、文春文庫、2003年8月発行、ISBN4-16-711008-3)

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