SFマガジン2008年3月号

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2007年度英米SF受賞作特集。といってもワールドコンNIPPON2007に合わせてヒューゴー賞候補のショートストーリーとノヴェレットは昨年の7,8月号で訳載されているのでそれ以外の作品になっている。ヒューゴー賞ノヴェラ部門受賞作のロバート・リード「十億のイブたち」では、<リッパー>と呼ばれる並行世界への転移装置を用いて女子寮とその住人がある男の道連れに転移させられた。時間がたち、そこでも<リッパー>による並行世界への転移が、祝福されたり半ば誘拐もどきだったりで実行される世界で、少女カーラが遭遇する事件を描く。ネヴュラ賞ショートストーリー部門受賞のエリザベス・ハンド「エコー」は、犬と共に孤島に住む女性の姿を通して間接的に壊れていく世界を描く。ローカス賞ノヴェレット部門受賞のコリイ・ドクトロウ「シスアドが世界を支配するとき」は、深夜のメールで呼び出されたシスアドたちがデータセンターに篭るが、システムダウンの原因は世界で同時多発的に起こったテロであり、壊滅した世界で何とかネットワークを維持しようとするシスアドたちの姿を描く。主人公の妻や子があっさりと死んでしまい、どんでん返しでもあるかと思ったが悲惨な現実は変わらず結末に至るのは現代的な破滅ものらしいかも。細井威男氏による特集解説とリストつき。関連してSFスキャナー特別版として受賞長編レヴュー、英米SF注目作カレンダー2006も。連載は朝松健「魔京」<第11回>、山田正紀「イリュミナシオン」<第13回>。読みきりで平山瑞穂「十月二十一日の海」は曖昧な関係にある男と人妻の女友達が地図にカッコつきで記載された曖昧な湖を訪れる旅を描く。「バトルスター・ギャラクティカ」の公開記念の特集が中ページにあるが、スカパー!は入ってないから見えないんだよなあ、見たいけど。

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このページは、okが2008年2月11日 02:55に書いたブログ記事です。

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