ひとにぎりの異形

| コメント(0)

異形コレクションの39巻目であると同時にショートショート生誕50周年記念アンソロジーだそうだ。これは星新一が宝石誌に「セキストラ」でデビューし実質的に現代で言うところのショートショートが始まった時点を起点としている。編者の井上雅彦が書いているとおり様々な意味で星新一の影響なくして生まれなかったとも言え、ちょうど星新一没後10年の区切りに編まれた。ショートショートとはいえ、総勢81名もの作品を集めているので500ページを優に超えるボリュームになっている。異形コレクションらしくマンガ家の作品も収録されているが、これもヒトコマの異形と称してヒトコママンガで揃えてある。内容はいくつかのセクションに分かれており、<デラックスな発明>、<謎と秘密と犯罪>、<闇の種族あれこれ>、<未来からのノック>、<つねならぬ日常>、<妖夢のような>、<ひとにぎりの人生>、となっている。中ではやはり<未来からのノック>にSF風の作品が多いようだ。ここしばらく異形コレクションを読みとおしてなかったが、これはショートショートということもあり読み通すことができた。

(「ひとにぎりの異形」井上雅彦編、光文社文庫・異形コレクションXXXIX、2007年12月発行、ISBN978-4-334-74355-0)

コメントする

2010年3月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

このブログ記事について

このページは、okが2008年2月12日 02:50に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「SFマガジン2008年3月号」です。

次のブログ記事は「SFが読みたい!2008年版」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。