SFマガジン2007年1月号

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ドラッグSF特集。特集の小説はジョナサン・レサム「ライトと受難者」はクラックの売人の弟にとりつく”受難者”(エイリアン?)の話、ダリル・グレゴリイ「二人称現在形」はドラッグ”ゼン”によって人格をなくしたテレーゼだが、現在のテレーゼは以前のテレーゼをどうしても自分と思えないという話、ポール・ディ・フィリポ「デイドリーム・ネーション」はブルートゥースによってプレゼンテーションを交し合う男と女の姿を描く話、わりとすぐにでも実現しそうな結末がちょっといい小話、ジェイムズ・パトリック・ケリー「熱力学第一法則」はドラッグ”ブルーマジック”に酔う男女の姿を1970年代のエピソードを交えて描く。関連してデジタル・ロトスコープを使った映画「スキャナーダークリー」の記事とドラッグ小説の小川隆の評論とドラッグ映画の柳下毅一郎の評論。連載は神林長平「雪風帰還せず」<後編>はジャム機の捕獲を狙って基地に誘導する雪風だが帰還寸前に不可知戦域に移行させられ雪風の姿は消えてしまう。次作は来年春だそうだが早く続きが読みたい。朝松健「魔京」<第4回>は平清盛の下にあった「ミヤコミタマ」が奪われてしまうエピソードの始まり。田中啓文「罪火大戦ジャン・ゴーレ」<第24回>はログロ人の拷問されるピンクの話。谷甲州「異聞天誅組」(霊峰の門・第八話)は1863年に飛んで倒幕運動を展開する天誅組に影として加わらされる娘・楓の話。他は映画監督の石井聰亙、今敏のインタヴュー、新たなアニメ化が進む「ジャイアント・ロボ」と「ぼくらの小松崎茂展」のレポート、新連載エッセイとして大森望の「大森望のSF観光局」と米田裕「家・街・人の科学技術」が始まっている。

(「SFマガジン2007年1月号」ハヤカワ書房、2006年11月発行、第48卷第1号(通巻609号))

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このページは、okが2006年12月 8日 20:11に書いたブログ記事です。

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