グリムのような物語・スノウホワイト

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朝日ソノラマから出ているものと同系列かと思ったが(どちらも「グリムのような物語」だし)、別物のようだ。グリムを題材にしたという点では同じだが基本的にミステリーズ誌に掲載したものを集めた作品集。創元から出ているせいかもしれないが、こちらの方がモロSFっぽいものが混じっている。特に「ラプンツェル」は介護ロボがいつしか自らを人間と思い込み、という話だし、「とりかえっ子の話」は子どものかわりに出現した小人がいつまでも笑わないうちに人間の世界がどんどん変わりついには最終戦争や災害で人間が滅びて、という話で、自作解題でも書いているとおり最近の作者にしてはめずらしくかなりベタなSFになっている。他の作品は「七匹の子やぎ」、「奇妙なおよばれ」、「猟師とおかみさんの話」、「スノウホワイト」、「小ねずみと小鳥と焼きソーセージ」、「コルベス様」、「めんどりはなぜ死んだか」、「カラバ侯爵」、「藁と炭とそら豆」、「金の鍵」(これだけは書きおろし)。

(「グリムのような物語・スノウホワイト」諸星大二郎著、東京創元社、2006年11月発行、ISBN4-488-02391-6)

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このページは、okが2006年12月 9日 23:57に書いたブログ記事です。

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